山 名 中央アルプス
越百山(2613.2m)~南駒ヶ岳(2841m)~空木岳(2863.7m)
所 在 長野県木曽郡大桑村大字須原字八丁
日 時 平成25年7月1日(月)~3日(水)
人 員 新潟楽山会の山行 14名
(男6名、女8名)
中央アルプス 空木岳(2863.7m)山頂
コースタイム
7月1日(月)曇~雨
伊奈川登山口発10:40~(0:48)福栃平~(0:48)下のコル~(0:48)六合目~(0:12)展望台~(0:24)上の水場~(0:56)越百小屋着15:35
7月2日(火)ガス時々晴れ
越百小屋発5:53~(0:52)越百山~(1:11)仙涯嶺~(1:40)南駒ヶ岳~(0:22)摺鉢窪避難小屋分岐点~(0:18)赤梛岳~(0:57)空木岳~(0:33)第一ピーク~(0:35)木曽殿山荘着15:09
7月3日(水)曇時々雨
木曽殿山荘発5:44~(0:11)木曽義仲の力水~(0:22)御嶽見晴場~(0:20)八合目~(0:28)仙人の泉~(0:08)七合目~(0:28)六合目(北沢吊り橋)~(0:46)八丁のぞき~(0:17)うさぎ平~(1:29)伊奈川ダム登山口着10:38
【注】 カッコ内は所要時間で休憩時間は含まない。山の所在は入山口の建設物(伊奈川ダム)の字名をとった。
山の会の山行で、中央アルプス南部の越百山(2623.2m)~南駒ヶ岳(2841m)~空木岳(2863.7m)へ行って来た。中央アルプスメインの木曽駒ヶ岳や宝剣岳にもまだ行っていないが、ちょっとマイナーな今回のコース計画もそんなに無いと思い申し込みをした。
初日の越百小屋までは、1時間の林道歩きと樹林帯の尾根登りだった。途中から小雨が断続し蒸し暑い中の登りは疲れた。途中、地元の人らしき登山者1名が下りて来たのみで、他の登山者には逢わなかった。
二日目は、越百小屋から越百山までも樹林帯の登りで、頂上付近で視界が開けた。ガスも上がり気味で、越百山山頂からは御嶽山も確認できたが、今日の縦走路の南駒ヶ岳・空木岳はガスの中だった。
越百山から仙涯嶺の取付きまではなだらかな尾根筋だったが、仙涯嶺からは岩場の登り降りが続いた。仙涯嶺を抜けると危険個所はなくなったが、岩と砂礫と這い松の登りが南駒ヶ岳へと続いていた。
南駒ヶ岳からは、一旦鞍部へ下り赤梛岳(2798m)を越え空木岳へと続く。ここまで他の登山者との遭遇なし・・・本当にマイナーなのかな。空木岳直下で男性単独行者が下りて来た。
空木岳の下りは急な岩場の連続で、鎖やステップが何箇所かに設置されていた。途中、登って来る男性単独行者とスライド。第一ピークを過ぎると岩場も終わり、木曽殿山荘が見えてきた。
三日目は、木曽殿山荘からの下りで樹林帯の下りが長々と続く。六合目の北沢を吊り橋で渡り、少し登り返してからうさぎ平の登山口へ下りた。ここから林道約1時間30分で、一昨日入山した伊奈川ダム登山口に着いた。この日も他の登山者には逢わなかった。
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伊奈川ダム先の登山口
少し先へ行くと、越百山と空木岳への分岐点がある。
下のコル上部の尾根道
越百小屋
左が避難小屋で、荷物を置く場所と中二階の部屋がある。右が食堂と階下が寝室だ。
階下の寝場所。まあ、床下ですね。
越百小屋前から南駒ヶ岳と越百山
ガスが上がりだした。
越百山頂上付近から越百小屋
越百山山頂
向こうの方が縦走路だが、南駒ヶ岳・空木岳はガスで見えない。
越百山山頂から御嶽山
越百山から縦走路に入る。最初は穏やかな尾根だったが・・・
今が盛りのイワウメ
縦走路にたくさん咲いていた。
仙涯嶺の岩峰が近づいてきた。
イワヒゲ(仙涯嶺付近)
ハクサンイチゲ(仙涯嶺付近)
ツガザクラ(仙涯嶺付近)
仙涯嶺の岩場
仙涯嶺の岩場
仙涯嶺の岩場のヘツリ。左側がスッパリ切れ落ちている。
仙涯嶺の岩場を通過し、もうすぐ南駒ヶ岳だ。
アオノツガザクラ(南駒ヶ岳付近)
ミネズオウ(南駒ヶ岳付近)
南駒ヶ岳山頂
南駒ヶ岳山頂から越百山方面
南駒ヶ岳山頂から空木岳方面。空木岳はガスで見えないが、越えて行かなければならない赤梛岳が大きく立ちはだかっている。
赤梛岳を越え南駒ヶ岳方面を振り返る。
赤梛岳と空木岳の鞍部
空木岳への登り
空木岳山頂。ガスが晴れ出した。
空木岳山頂から駒峰ヒュッテ。小屋のメンテナンス中のようで作業音が聞こえた。
空木岳山頂から通って来た縦走路
空木岳山頂から下山。第一ピーク付近までは、急な岩場の下降が連続する。
鎖場やステップの設置が数か所あった。
第一ピークを過ぎると今日の宿泊地、木曽殿山荘が見えてきた。
木曽殿山荘付近から空木岳山頂方面を振り返る。
木曽殿山荘到着。近年建て替えしたようできれいな小屋だった。他の宿泊者は1名!
木曽殿山荘から今日縦走してきた南駒ヶ岳
シナノキンバイ(木曽殿山荘付近)
ハクサンチドリ(木曽殿山荘付近)
六合目の北沢の吊り橋を渡る。
空木岳の登山口うさぎ平。ここからは林道歩きで、一昨日入山した伊奈川ダム先登山口へ戻る。
二回目は、1996.08.10.05:00駒ケ根市山家(実家)を出立、12:30空木小屋、空木岳経由、19:00摺鉢窪小屋(野宿)、08.11.04:30出立、05:00南駒ヶ岳登頂、09:00越百山、中小川小屋13:00下山、迎え車で松川町経由駒ケ根市山家に戻る。
もう一度ぐらいは登ってみたいですね。
この年、全国の駒ヶ岳の呼称について「駒ヶ岳ファンクラブ」として意見交換する。
2013.07.09.青梅にて、北村健治
追、「駒ケ岳ファンクラブ」のブログが開かれています。ご覧ください。