「神との対話」という本には、普通の人間が宇宙の創造主にさまざまな疑問
に思うことをダイレクトに尋ねた記録が書いてあります。
その中から、人間の常識は宇宙の非常識となっていそうなものを一つ一つ
を紹介してみたいと思います。
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(1)
人間 「わたしはさまざまな人を失望させてきました」
創造主 「自分を批判するのは、よしなさい。自分がいちばんしたいことは何か、
問題はそれだけだ。
人生のすべては、あなたが(そして、あなたにかかわるすべての魂が)
あなたにとって必要な方向へ、そして望む方向へ成長するために起こ
っている」
「人間の唯一の敵は、罪悪感と不安だよ」
人間 「罪悪感は必要です」
創造主 「”悪いこと”というものはないよ。ただ、自分のためにならないこと
があるだけだ。自分の真実、こうあろうとするほんとうの自分を語ら
ない行いがあるだけだ。
罪悪感をおぼえていると、自分らしくない自分から抜け出せない」
人間 「罪悪感は、道をはずれたと教えてくれます」
創造主 「それは、気づきであって、罪悪感ではない。いいかね、罪悪感は畑を
枯らす病気だ。罪悪感をいだいても成長はしない。ただ、しなびて死
ぬだけだ。
あなたが求めているのは、気づくことだ。気づくことと罪悪感は違う。
愛と気づき、これが真の友だ。混同してはいけない。
片方はあなたを殺し、片方は生命をあたえる」
人間 「それじゃあ、何も不安に思わなくていいんですか?」
創造主 「不安や恐れと、警戒を怠らないこととは別ものだ。警戒しなさい。
意識的でありなさい。だが、恐れてはいけない。
恐れているとすくんで動けなくなる。意識していれば動き出す。
すくんでいないで動きなさい」
人間 「悪魔はいるんですか?」
創造主 「悪魔なんか、いないよ」
--------------------------(続く)---------------------------