４月初日の今日は晴れときどき曇りのち雨。昨夜は遅く帰ってきて、寝たのも今日の午前だったこともあって、目が覚めたのは昼前の11時である。慌ててカーテンを開けて窓の外を見ると、上空には薄く霞のかかったような青空が広がっていて日射しが燦々と降り注いでいる。東よりの風が吹いていて、団地の前庭の木々の枝についた葉が揺れていた。
日中は晴れて、上空には青空が広がっているものの、次第に西の方から雲が広がってきた。昼間の最高気温は23℃で湿度が低く、東よりの風が吹いている。日射しがたっぷりと降り注いでいて、空気が温く感じられた。風が爽やかで、春本番の過ごしやすい陽気である。午後になって、太陽が雲に隠れると、日射しが弱くなってきた。
４月に入ったこともあり、また昼間の気温も高くなってきたので、冬物の衣料を順次クリーニングに出すことにした。今日は冬物のスーツ上下をクリーニングに出すことにして、スーツを持って外出した。
電車に乗って立川駅に着くと、さっそく店に行き、冬物のスーツ上下をクリーニングに出す。その後、糖分補給と休憩を兼ねてお茶をすることにした。
ルミネ立川１階にあるドーナツ屋「クリスピークリームドーナツ 立川ルミネ店」に向かう。
店内は週末ということも手伝って、かなり混んでいたが、ちょうど運良く奥のソファ席が空いていたので、荷物を置いて席を確保した。店を出て、店頭のショーケースの前でドーナツを見渡す。ショーケースの中には先月22日から発売になったキャンペーン「Happy Easter」の２種類の期間限定ドーナツが並んでいる。
注文したのはこの期間限定ドーナツ「イースター ひよこ」と「チョコレート イースター エッグ」の２種類のドーナツである。ドリンクは散々迷った末、結局「アイスコーヒー」のトールサイズを注文する。
スマホでアプリを起動させるとクーポンを表示させ、レジで代金を払う。レジでドーナツとドリンク、紙おしぼりの載ったトレーを受け取り、奥のカウンターで紙ナプキンとストロー、ミルク、ガムシロップを１つずつトレーの上に載せて、確保したテーブル席に運んだ。
紙おしぼりで手を拭くと、最初に「アイスコーヒー」にストローを挿して飲むことにした。
まずは「アイスコーヒー」をブラックのまま飲む。久しぶりに飲む「アイスコーヒー」はスッキリとした飲み心地で、冷たくて美味しい。強い苦みが胃袋に染み渡るように美味しい。アイスコーヒーをしばらく楽しんだ後、さっそくドーナツを食べることにした。
最初に食べることにしたドーナツは「イースター ひよこ」である。「イースター ひよこ」はイースターの象徴「卵」の殻を破って生まれた「ひよこ」をイメージしたドーナツである。
カスタードクリームを詰めたドーナツの表面をプリンチョコで黄色くコーティングし、ボディの中央にホワイトチョコでギザギザを描き、下半分には半分に薄く焼いたフィアンティーヌを砕いてトッピングし、上半分には目とくちばしをチョコとオレンジソースで描いたドーナツである。砕いたファンティーヌがレースのような卵の殻をイメージしていて、卵から生まれたプリンチョコのひよこの表情がかわいらしく見える。
ドーナツを持ち上げると、そのままかぶりつく。ドーナツ生地の中からは北海道産のミルクを使用した舌触り滑らかなカスタードクリームが口の中に溢れ出してきた。表面のプリンチョコの優しい甘さにカスタードクリームの優しいミルキーな甘さが合わさって、食べ応えのあるドーナツである。ビターチョコのソースのビターな甘さとオレンジソースの柑橘系の甘さに加えて、白いファンティーヌのサクサクとした食感がアクセントになって美味しい。
ドーナツを１個食べると、少し「アイスコーヒー」を飲んだ。続いて「チョコレート イースター エッグ」を食べることにする。「チョコレート イースター エッグ」はチョコクリームを詰めた卵形のドーナツの表面をホワイトチョコで白くコーティングし、プリンチョコとストロベリーチョコでイースター模様を描き、春らしいカラフルなイースターエッグを表現したドーナツである。
さっそくドーナツを親指と人差し指で挟んで持ち上げ、ドーナツにかぶりついた。ドーナツ生地の中からはトロリとしたチョコクリームが口の中に溢れ出してくる。舌触り滑らかなチョコクリームはちょっとトロトロとしていて、気を抜くと下に垂れてしまう。注意しながらドーナツを食べた。
ドーナツ生地表面をコーティングしているホワイトチョコのミルキーな甘さにビターな甘さのチョコクリームの組み合わせが美味しい。優しい甘さのプリンチョコと甘酸っぱいストロベリーチョコがアクセントになっている。ドーナツを食べてしまうと、ドーナツの甘さの余韻を楽しみながら「アイスコーヒー」を飲んだ。
ドーナツの甘さの余韻が口の中から一掃されたところで、「アイスコーヒー」にミルクとガムシロップを入れて、ストローでかき混ぜながら「アイスコーヒー」を飲む。甘い「アイスコーヒー」を楽しみながら飲んでいると、少し活字が読みたくなった。デイパックの中から文庫本を取り出すと、「アイスコーヒー」を飲みながら本を読み始める。
カップの中の「アイスコーヒー」が無くなったところで、カップの中に氷を口に含み、舌の上で氷を転がしながら本を読んだ。やがて、本を読み終える頃には、カップの中の氷が無くなってしまったので、ここで席を立つと、帰り支度をして店を出た。
ルミネ立川の中を通って、立川駅のコンコースに出ると、改札に入って中央線下りホームに降りる。目の前の豊田駅行きの電車に乗って、隣駅の日野駅に到着する。
日が傾いてくると、南よりの風が吹いてきて、気温が少し下がってきた。雲がゆっくりと南から北に流れていくのが見える。日が沈むと、風が冷たく感じられた。
夜になって、にわかに雨が降り出してきた。一時は強い雨が降り、雷鳴が轟いた。雨は深夜に止んだようである。
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