いつも暑い時期に咲く花で気になっていた。
先日やっと名前が分かった。
小海老草。
小海老のような花に見立てたのか。
頭をもたげて、大きく口を開き、中から目を覗かせる爬虫類的な印象を持っていた。
お祭りの夜店で売っていた、竹製の関節をつないであったアレにも似ているな、と。
尻尾を手で持って地面に平行に動かせば、地を這う蛇のようにゆらゆらと揺れた、あれ。
尾。調べてみると、竹蛇という郷土玩具らしい。
仙台市の佐藤研さんの資料によると神奈川県の郷土玩具ということだ。
竹蛇は大山寺(伊勢原市)の参道で売られるもので、
細かく輪切りにした竹を針金で組み合わせて作られている。
尾を持って水平にすると本物そっくりに体をくねらせて動く。
残念なことに東日本大震災で、貴重なコレクションは破損したらしい。
@ふるさとの玩具
http://www.ne.jp/asahi/narumi/clinic/gang/gang/gang_kanagawa.html
@竹のへび
http://www3.ocn.ne.jp/~t3dim/3D11/Snake/Snake.html
東日本大震災では文化が失われたことを危惧する声も少なくない。
祭りは、そのためにもやめてはいけないと強く思っている。
標本を展示する博物館関係も貴重な資料が流出したり泥をかぶった。
国立博物館ではレスキューをし支援を続けている。
現在「東日本大震災の被災標本レスキュー活動展」開催中。
@国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/event/2011/06rescue/index.html
@「東日本大震災被災標本レスキュー活動」 - 藻類標本の救出
http://www.kahaku.go.jp/userguide/hotnews/theme.php?id=0001311305304351
コエビソウの別名はベロペロネ。
beーroーpeーroーne
どこまでも風変わりな。。。。
ベロペロネとはギリシアとのベロス(矢)とペロネ(帯)の2語から成り、
雄しべの先端に付く2つの葯が帯状の幕でつながれて矢のようなかたちになることに由来します。
@http://yasashi.info/he_00005.htm
お国が変わると、注目する部分が変わることがある。
命名は、お国柄と環境、時代を表して面白い。
確かにこうして見せられれば、これは、鏃をつけた矢だ。
@コエビソウ 花と緑の図鑑
http://garden-vision.net/flower/kagyo/justicia.html
@コエビソウ 花と観葉植物
http://www9.plala.or.jp/mosimosi/flower/k/koebisou.htm
この花を見て面白さにほおを緩めたり、じっと見つめる心は同じ。
今日は被災地に花火が上がっている。
同じ瞬間を共有して、私たちは生きている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます