東日本大震災で甚大な被害を受けた鉄道の復旧が進められるいっぽうで線路や駅舎など鉄道施設の損傷が激しく、復旧の見通しが立っていない区間も残されています。地域の産業振興や活性化をはじめ、地域の生活の足として鉄道に寄せる期待は大きく、被災地にとって一日も早い鉄道など交通の整備が望まれています。
こうした中、宮城県の前谷地と気仙沼を結ぶJR気仙沼線は、東日本大震災の津波等の影響により柳津~気仙沼間(55.3Km)が不通となり、路線バスによる代替輸送が行われています。JRと地元自治体や沿線住民との協議で、将来的に鉄路の復旧を目指しますが、暫定的に軌道区間を舗装し、専用バスを運行するBRT(バス高速輸送システム)方式で復旧することが決まり、その整備が進められています。
JR東日本仙台支社によると、一部区間で専用道が完成する見通しがついたため、沿線の高校等の二学期開始に合わせて8月20日から暫定的なサービスが開始されることになりました。運行本数は区間により異なりますが、上下それぞれ15本から25本の運行本数が予定されています。年内の本格的なBRT方式による運行開始時には、増発とハイブリット車両導入や駅舎整備なども行われることになっています。一方、JR常磐線相馬~亘理間は、一部区間の線路移設を含め、「まちづくりと一体となった復旧」を進めることになっていますが、JR東日本仙台支社は7月の定例記者会見で、宮城県内の浜吉田~亘理間(5km)を先行し現在位置で復旧工事に着手すると発表、浜吉田駅の折返し設備、軌道、電車線、信号保安装置等の工事が行われ、2013年春には運転が再開される見通しです。
かつて仙台・気仙沼間を結んでいた
気仙沼線 快速南三陸号
JR亘理駅ホーム
JR亘理駅から浜吉田方面を臨む
こうした中、宮城県の前谷地と気仙沼を結ぶJR気仙沼線は、東日本大震災の津波等の影響により柳津~気仙沼間(55.3Km)が不通となり、路線バスによる代替輸送が行われています。JRと地元自治体や沿線住民との協議で、将来的に鉄路の復旧を目指しますが、暫定的に軌道区間を舗装し、専用バスを運行するBRT(バス高速輸送システム)方式で復旧することが決まり、その整備が進められています。
JR東日本仙台支社によると、一部区間で専用道が完成する見通しがついたため、沿線の高校等の二学期開始に合わせて8月20日から暫定的なサービスが開始されることになりました。運行本数は区間により異なりますが、上下それぞれ15本から25本の運行本数が予定されています。年内の本格的なBRT方式による運行開始時には、増発とハイブリット車両導入や駅舎整備なども行われることになっています。一方、JR常磐線相馬~亘理間は、一部区間の線路移設を含め、「まちづくりと一体となった復旧」を進めることになっていますが、JR東日本仙台支社は7月の定例記者会見で、宮城県内の浜吉田~亘理間(5km)を先行し現在位置で復旧工事に着手すると発表、浜吉田駅の折返し設備、軌道、電車線、信号保安装置等の工事が行われ、2013年春には運転が再開される見通しです。
かつて仙台・気仙沼間を結んでいた
気仙沼線 快速南三陸号
JR亘理駅ホーム
JR亘理駅から浜吉田方面を臨む