心に傷を負ったシングルマザーのアデルと13歳の息子ヘンリーはある日、偶然出会った逃亡犯のフランクに強要され、彼を自宅に匿うことになる。決して危害は加えないと約束したフランクは、家や車を修理し、料理をふるまい、ヘンリーに野球を教える。やがてヘンリーはフランクを父のように慕い、アデルとフランクも互いに惹かれ合っていくが……。
とらわれて夏 2014年/アメリカ/ジェイソン・ライトマン
脱獄…というのは説得力がないような気もしましたが、偶然出会って、脱獄犯ではあっても、お互いがお互いに満たされる存在であった…ということもあるのかなーと感じるところもありました。
なので、ハッピーエンドはとてもよかったと思いました。
ヘンリーに教えてもらった野球とかパンクの修理とか、実父との交わす男同士にしかできない話とか、かなり、父親と息子を意識しているところがありました。
アデルの辛い経験を一緒に乗り越えることができなかった実父の告白は、少し大人になった息子への言い訳であり、ここはもう少し丁寧に描いてほしかったと思いました。
トビー・マグワイアのナレーションの声に気付かず、ラストに出てきて、声もそうだったんだ!と気付きました(笑)。
J・K・シモンズも1シーンだけだし、なんとも贅沢でした。
ケイトさん、こういう役がとってもお似合いです。