ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

ニューオーリンズ

2020-08-27 | 映画 ナ行
バーボン・ストリートで賭博場を経営するニックは、黒人ミュージシャンたちの心の拠り所であった。オペラ・シンガーのミラリーと恋に落ちた彼はニューオリンズを追われるが、賭博から足を洗い黒人音楽を世間に認めさせるためにキャンペーンに乗り出すのだった。

「皆さんご注目あれ、サッチモとバンドの演奏をお聴きあれ、聴くことを悪だという人々もいる。だがブルースはここで生まれた。ブルースを聴くと足でリズムを取りたくなる。ドアを開けて入ると金管楽器の音がする。他でこの音楽は聴けない。ディキシーの調べに乗って足でリズムを取れ、体を揺すれ、演奏を楽しめば何も失うものはない。胸が熱くなるブルースの演奏でベースが響くのを耳をすまして聴け、ブルースが生まれたニューオリンズで…。」

ニューオリンズ 1947年/アメリカ/アーサー・ルービン




わーお!これは楽しかったです。
ルイ・アームストロングにビリー・ホリデイ、ドキュメンタリー映画みたいでした。
ブルースが生まれる瞬間を目撃したような、その後、シカゴでジャズが生まれる瞬間も目撃したような、なんとも言えないワクワク感がたまりませんでした。
ラスト、オーケストラの後ろにジャズバンドが登場した時は、思わず拍手でした。
その後、着飾ってクラシックを聴きに来ていた観客が、ジャズのリズムに身を揺らす姿はブラボーでした(笑)。

クラシックもジャズもビートルズも、間違いなく残ってきた、これからも残る音楽なのは間違いなくて、いまこの時代の音楽が果たして残るのか?と疑問に思う程、残り繋がる音楽との違いを見せつけられました。
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