売れない小説家ドン・バーナムは、ひどいアルコール依存症。兄や恋人の協力も無駄に終わった。酒の金欲しさに他人の鞄に手を出したり、商売道具のタイプライターさえ質に入れようとした。やがて病院に収容され、そこを脱走すると今度は幻覚に悩まされるようになる。ついにはピストルで自殺をはかろうとするのだが・・・。
失われた週末 1945年/米/ビリー・ワイルダー
なんて言いますか、正直に言ってしまうと・・・、イヤ~~~なモノを見る目で観てしまったので(すみません・・)、見終わった後の今も嫌な気持ちのままです。
アルコール依存症を理解していない私には想像すらできない世界なので、何か少しでも理解できそうな小さな糸口くらい見つけようと一生懸命に観ていたつもりなのですが、どーもイマイチでして・・・。
ヘレンの献身的というか、楽天的というか、現実的じゃないような愛も理解できず、更に、立ち直りのアッサリとした感じにも現実離れを感じてしまいました。
ただ、ドンの変貌やその都度の表情などに、鬼気迫るものがあり尋常じゃない雰囲気に圧倒されました。