プラハに暮らす貧しいチェロ奏者のロウカは、 車を買う金を手に入れたいがためにチェコ国籍を欲しがる子持ちのロシア女性と偽装結婚をする。ところが、 彼女は息子・コーリャを残したまま恋人が待つ西ドイツへ亡命してしまう。言葉も通じない5歳のコーリャを抱え悪戦苦闘するロウカだったが、 やがて2人の間に親子の絆のようなものが芽生え始める…。
1996年/チェコ・英・仏/ヤン・スヴィエラーク
テーマ的に重そうだけど、全然、そんな事ないの!
単なるスケベジジィのロウカと、人見知りでありながら物怖じしないコーリャのキャラクターが、とっても爽やかで好感が持てるんだよね~。
勝手な母親であったり、唯一の親類であるおばあちゃんが急逝したり、おまけに貧乏だったり、更に更に、政治がからんできちゃって、「お~~、困ったぞ!!」って思うんだけど、うん、コーリャがめんこい!!コーリャの存在で全てオッケー!!って感じになっちゃう。ホント、あのお目目で見つめられちゃ~、イチコロだわ。
それと、コーリャの目線で描かれるものが全て綺麗。時に幻想的であったり、時に現実的だったりと、コーリャ目線の映像にかなり癒されるかも!!
なかなか良かったです。