ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

ワイルド・アパッチ

2017-10-12 | 映画 ワ行


1880年。アリゾナのインディアン保留地から、アパッチ族の凶暴な戦士ウルザナが、息子や部下と共に脱走。急を聞いて、ローウェル砦からデブリン中尉率いる小隊が討伐に向かった。若く経験の浅い中尉を補佐するのは、ベテラン・スカウトのマッキントッシュ。アパッチ族を熟知する彼は、誰よりも戦士ウルザナの恐ろしさを知っていた。そのカン通り、神出鬼没の動きで開拓民を殺しまくるウルザナ一味。アリゾナの灼熱の太陽が照りつける騎兵隊の追跡行の行方は。

ワイルド・アパッチ 1972年/アメリカ/ロバート・アルドリッチ





今まで観た西部劇でこんなに残忍なアパッチを見たことがありません。
皮膚を剥ぐ…とは聞いたことはありますが、お腹を切り裂いて内臓を引っ張り出したり、飼い犬の尻尾を口に突っ込んだり、気分が悪くなりました。
謎ですねー、どうして、そこまでやるんだろう?っていうか、よくそんなことができるなーというのが先でした。
アパッチ族の古い伝統とでもいうのか、魂とか力とか、そういうもののやり取りがあるようですが、それにしても、残虐過ぎです。

保留地から脱走したアパッチ族のリーダーを、半年前に士官学校を卒業したばかりの若い中尉たちが追跡することになりましたが、さすがに経験がないということで、ベテランのマッキントッシュと助手のアパッチ族も同行します。
この二人のお陰で、脱走したアパッチ族の後を追うことができるのですが、その途中では、そのアパッチ族が襲撃した白人の惨状を目の当たりにします。

経験の浅い中尉は徐々に自分の考えを通そうとし、アパッチ族の先手を行こうとするマッキントッシュと意見がぶつかるようになりました。
そのせいで、マッキントッシュたちはアパッチ族に襲撃され、みんな撃たれてしまいます。
アパッチ族との戦いは経験ありきの頭脳戦なのに、士官学校を出たばかりの若造に命を委ねなければならないなんて、アパッチ族より恐ろしいことだと思いました。

バート・ランカスターが渋かったです。
タバコを巻くところで終わるラストシーン…、なるほどー、このシーンを撮りたかったために、馬車に乗らなかったんだな?と思わずバレバレでにやけてしまいました。

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