ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

【陽のあたる場所】

2006-01-24 | 映画 ハ行


貧しい家庭で育った青年ジョージ・イーストマン。出世欲の強い彼はある時、工場を経営する叔父のもとで働くことに。やがて、彼は社交界で令嬢アンジェラと出会い、惹かれ始める。また一方で、同僚のアリスと親密になるジョージ。そして、彼女はジョージの子を身籠もるのだった。だが、ジョージはパーティーでアンジェラと再会すると、互いに強く惹かれ合い関係を深めていく。こうして対照的にアリスの存在が煩わしくなってきたジョージは・・・。

『陽のあたる場所』
 1951年/米/ジョージ・スティーヴンス


ふ~ん、こういう映画だったんですね~~。
モンゴメリー・クリフトさん、初めて見ました。
裁判まではテンポも良くて、ジョージの表情にもドキドキでした。
もちろんジョージに同情はできないし、男っつーのはよぉ~~って感じだけど、ある意味、これが人間の一面でもあるのかな・・・と。

でもね、アンジェラに一目惚れをしたのはいいんだけど、アンジェラってどうなの?
ジョージの母親が倒れて・・・のシーンで、真っ先にジョージの母親を心配する言葉を言うのかと思ったら、「はやく帰ってきて・・・」だったのが彼女の人柄だと思いませんか? それは、もしかしたら嘘だと直感していたということも言えるかもしれないけど、やっぱり、自分の気持ち(寂しい)を真っ先に考えるような女なんだぞ!と言いたかった。

『陽のあたる場所』とは、アンジェラと結婚して富と権力を手に生きる場所のことなのかもしれないけど、私は、ジョージが最後に行き着いた彼の心の場所だと思いました。それは、神父さんの言葉により、事故とはいえ、アリスに対して殺意があったことを認め、心の曇りが晴れ、厳しい罰を受ける気持ちになれたことをいうんじゃないかな~と。

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4 コメント

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52年前の私には痺れる映画でした。 (アスカパパ)
2006-01-24 21:03:03
あれから半世紀も経った今、観ると感想は変化しているかもしれません。『浮雲』がそうでしたから。



TBさせていただいた文は、当時の観賞ノートをまるごとコピーしたものです。



例によりまして、芳紀17才のエリザベス・テイラーにぞっこん惚れた独身貴族の私でした。(笑)
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Unknown (にゃんちゅう)
2006-01-26 00:58:54
「陽のあたる場所」と聞くと

私は浜田省吾の曲を思い出します。

浜省もけっこう好きなので♪



映画の方は見たことないのにコメントしてしまいましたm(_ _)m





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アスカパパさんへ (izumi)
2006-01-26 14:05:51
こんにちは~。

うふふ~、痺れましたか~?

実は映画を観ながら、アスカパパさんはきっとご覧になっていると思ったので、エリザベス・テイラーにメロメロになっただろうな~~~~って、思ってましたよ~(笑)。

やっぱり、でしたね?

TBありがとうございます~。

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にゃんちゅうさんへ (izumi)
2006-01-26 14:45:33
こんにちは~~~。

あ、浜省!!私、昔聴きましたよ~。やっぱり、誰もが通りますよね、特に『片思い』の世界とか・・・。

アップテンポの曲の方が好きだった記憶があります~。

『陽のあたる場所』、どんな曲でしたっけ?うむ、聴けば思い出すかな~?



うふふ~、映画に関係なくたって大丈夫ですよん♪

コメント頂けて嬉しいです。ありがとう~。
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