かんだ

かんだは、なんだの続き。
話を広げたり、掘り下げたり・・・。

雨が降っても楽しい

2010-04-16 17:57:21 | Weblog
 岩崎語録に、「雨が降っても楽しい」がある。皆さんに良く知られていて、
「雨に降られちゃ嫌よね」と、まぜっかえされている。言葉というのは、
大抵の場合、対になっている。「よく遊べ、よく学べ」とか、「帯に短し、
タスキに長し」とか。

 好きな言葉に、「柔よく剛を制す」がある。子供の頃、三四郎だったか
柔道漫画を読んでいて覚えた言葉だ。自分はチビ(柔)だから、技を習得
して大(剛) を制す、という考え方は共鳴感大であった。

 30歳過ぎて心がブレた時、少林寺拳法を学んだ。そこで、「柔よく…」に
対の言葉があることを知った。それは、「剛よく、柔を断つ」である。目から
ウロコが落ちた。

「雨が降っても楽しい」も、これで終わりではない。「青空だったら100倍
楽しい」、と続くのだ。天気が良ければ、楽しいに決まっている。しかし、
いつも天気がいいという保証はない。天気が悪いからとやる気をなくして
しまうと、魔が射す。山は非日常の世界、スキを作っていけないのだ。
状況の悪い時こそ、明るく愉しげに振る舞うことで、状況の悪さを乗り切る。
それが危機管理というものだ。「雨が降っても楽しい」、である。

 4月4日(日)、遠足倶楽部の丹沢・大山集中登山の日。ヤビツ峠でバス
を降りたら、雨が降ってきた。雨に降られると、なかば冗談なのだが責任
のなすりあいがある。アイツが雨男だ。アノヒトが雨女だから。岩崎に
とばっちりが及ぶ場合もある。岩崎が雨男にされてしまうのだ。しかし、
岩崎はどっちかといえば晴れ男である。3月の星取り表をご覧あれ。

 1日は、兵庫県須磨アルプス。山を下って町に出てからの雨なので、
降られなかったことにする。2日は、兵庫県諭鶴羽山。雨の予報だったが、
天気の崩れが早く前の晩に降って当日は晴れた。

 4日は、塩山・小倉山、下山してタクシーに乗ったら降ってきた。一応、
晴れ。12日、栃木・仙人ヶ岳。晴れ。14日、丹沢・表尾根。晴れ。16日
~17日、下諏訪宿&和田宿と美ヶ原。晴れ。20日、ユース、奥武蔵・
伊豆ヶ岳。晴れ。23日~4月2日、26日の午後、宿舎、エル・ペリカーノ
に入っての午後、ひとしきり雨が降ったが、それ以外は全て晴れ。

どうだ、なあんちゃって!


岩崎登山新聞 http://www.iwasaki-motoo.com/home.html
岩崎日記なんだ http://blog.goo.ne.jp/iwasaki-motoo/