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スマホと過ごす余生

島根に出張

羽田発8時15分のJALで出雲空港に向かった。
その飛行機の窓から移した富士山である。
こんなにはっきり美しい姿を見るのはごく稀なことである。
僕は窓側であったが、その隣に中年よりちょっと年配の御婦人が座っていた。
山陰へ旅行の御夫婦であったと思う。
御婦人は飛行機の利用回数が多くないらしく、外の景色に興味がありそうだったので、
奥さん席を変わりましょうか?と云いたかったが、旦那が気分を悪くされてはと思い遠慮した。
富士山が下に見えたときは、座席を倒して御婦人が窓を見やすいように気を使った、御婦人も夢中で写真を撮っていた。
この写真は、その時後ろの窓から撮ったものである。
多分、御婦人は僕が後ろの窓から写真撮りたくて、座席を倒したと思ってい居るだろう。
それでいいのだ。

松江駅について時間が少しあったので、百貨店によってシャーペンシルの芯を求めたが、文房具売り場が小さく求めるものは無かった。
そして、そこの高齢の店員さんは一生懸命探した上で、求めるものが無いのに「長い時間待たせた」と丁重に詫びられた。
まだ、こんな売り場があるのだなー とその気持ちに嬉しくなった。

翌日、島根県庁に行ったついでに知事室に名刺挨拶に行った。
知事になられる前に何回か会合で会っていたし、そのときと僕の仕事と変わっているので、「最近こんなことをしています」程度の考えで、秘書室を訪問し受付の女性にその事を伝えて欲しいと名刺を手渡した。
女性は、在室であるのか、ちょっとぐらいという気持ちだったのだろ。
若い男性の職員に要件を伝えた。とその男性職員、うやうやしく「不在です」といいに来た。
最初から名刺挨拶と言っているのだから、「承知しました伝えておきます」と言えば良いのに、「不在です」は無いでしょう。
官庁営業を何年もやってきたのだから、在室のランプぐらいは確認しているし、女性の雰囲気から在室は察しが着く、下手な嘘をつくな!と 疑心暗鬼な気持ちになって、一変に不愉快になってしまった。

その後、時間があったので徒歩で駅まで歩いた。
途中、いつもの「彩雲堂」で生菓子を買い、松江テルサの喫茶で空港行きのバスを待った。
その喫茶には、喫煙と禁煙の区別が無く、中央でタバコを吹かす臭いがもろに来て、時間が来る前に喫茶を後にした。
しばらく待っていて折角買った生菓子を喫茶に忘れたことに気付き、急ぎ閉店中の喫茶にいったら、男性の店員さんが「すぐ後を追っかけたのですが・・・・・空港行きバス乗り場でしたか・・・」と、店員さんが忘れ物に気付かなかったことを詫びられた。

今回出会った松江駅の近くの店員さんはみんな親切だ。

生まれ故郷の土地の親切さに出会って誇らしさすら感じる。

その点、秘書課の職員さんは少し見習って欲しい気がする。

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