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岩国市の井原勝介市長リコールを視野に活動している市民団体「岩国の明るい未来を創る会」は19日夜、同市民会館大ホールで市長解職請求の準備段階として展開する「井原市長の辞職をもとめる6万人署名」を目指す集いを開いた。ステージに「岩国市民の誇りと品格あるまちづくりを!」「岩国市のために大同団結を!」のキャッチフレーズが掲げられた会場には、ほぼ満員の約1200人(主催者発表)が詰めかけ「1月末には解職請求を立ち上げよう」と気勢をあげた。
集いでは、創る会の7人の世話人代表の1人、柏原伸二・元岩国商工会議所会頭が主催者あいさつで「市長は政治能力に欠陥がある。今の市政はまるで独裁政治のようで、自分の主義主張だけが真実で、あとは全部間違いだという手法を取っている」と井原市長を批判。
原田俊一代表世話人が集会の趣旨説明し「きょうから6万人署名のスタートを切る。1月20日ごろに5万人程度の署名が集まりリコール請求成立の見通しがつけば正式に解職請求に踏み切るが、解職請求の署名を集める受任者は約3000人を目標にしているので協力を」と呼び掛けた。
最後に県議や市議らがステージに上がり「ガンバローコール」で集いを終えた。
岩国市の今月2日現在の有権者数は12万3131人。市長解職請求の成立には有権者の3分の1以上の有効署名が必要で、4万1043人以上となる。