先生！ 、、、好きになってもいいですか？

評価：★★★【３点】



いい歳したオヤジが女子高生恋愛映画を観る気まずさはないが
本作と続けて『ナラタージュ』のチケットを買う勇気はなかった。

◇

弓道部に所属する高校２年生の響。
内気でまだ本当の恋を知らない彼女だったが、
ボサボサ頭で愛想のない世界史教師・伊藤貢作に
いつしか恋心を抱くように。
そして根がまっすぐゆえに、伊藤への素直な気持ちを
ためらいなく伝える響。
しかし教師が生徒の想いに応えられるわけもなく、
最初はつれない態度をとっていた伊藤。
それでも一途で不器用な響のアプローチが、
次第に伊藤の心を動かしていくのだったが…。
＜allcinema＞

◇

こんな時代にもういちど帰ってみたいものだな～。

純粋な響の様な女子高生は今の時代まだ居るのだろうか。

生徒が先生に抱く恋心というものは
自我に目覚めた子が異性に抱く最初の感情というデータからすると
憧れに近い感覚が多くを占め、ほとんどの場合
支配欲というものは存在しないらしい。
ときに例外もあるらしいが。

大人目線から言えば純粋な女子高生から
あのような告白をされたら、一応一人の人間として当然嬉しいはずだ。
ただ、その嬉しさを正直に表現するのをためらってしまうのが
ダメなんだよね～＾＾；
告白された瞬間に脳内に道徳観がめぐりまわってしまい
一瞬のうちにリスクやらを思い浮かべ躊躇してしまうだろう。

教師やめますか？恋愛やめますか？

な～んて、どこかで聞いたようなセリフしかイメージできないワタシは
冷静なふりをして序盤の伊藤先生と同じ態度を取るだろう。

ということで男子生徒に殴られる羽目になりそうだ＾＾；


【今週のツッコミ】

・歌手の森昌子がサプライズ登場するのかと思ったらなかったですね＾＾；

・自分の悩みを素直に相談できる仲間がいるって
　高校生までの話だろうとも。大人になったら周りは敵だらけ。
　自分の弱みを見せたら、そこからイッキに奈落の底に。。。
　（↑って、どんな環境に居るんだよ）

・リーダーに推薦されたら出来そうになくても出来るふりをして
　周りを安心させなければならない。
　（↑どうせＳＦ映画の話だろ）

・この映画が面白かったら『ナラタージュ』と比較するのも
　チョット楽しいかな～だったが、チケット売り場のお姉さんに
　ロリコン変態ジジイと気味悪がられるんじゃないかと思い
　ヘタレなワタシは続けて観ることが出来なかったわ＾＾；
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監督：三木孝浩
脚本：岡田麿里
音楽：mio-sotido
出演：生田斗真/広瀬すず/竜星涼

『先生！ 、、、好きになってもいいですか？』