
評価:★★★☆【3.5点】
上質なホラー映画だが、ラストの詰めが若干甘い。
◇
シカゴからカリフォルニア州郊外に引っ越し、
新生活をスタートさせた夫婦サイモンとロビン。
夫の仕事も順調で幸せいっぱいの2人はある日、
サイモンの高校時代の同級生だというゴードと出会う。
すっかり忘れていたサイモンだったが、
ゴードは旧友との25年ぶりの再会を喜び、
さっそく2人にワインのプレゼントを贈る。
その後もゴードからの贈り物が次々と届くようになり、
次第に彼の真意を測りかねて困惑していくサイモンと
ロビンだったが…。
<allcinema>
◇
ミステリータッチのホラー映画ときたらワタシの中では
極上メニューであり、俄然食い付いてしまうのだ(笑)
ストーリーも日常の中に潜む異常性をテーマにしており
案外こういった迷惑行為も体験している方もいるはず。
社会的に勝ち組夫婦を付け狙う変質者という構図であったものが
物語が進むにつれ、ホラー要素から人間的要素に変わり
いつしか登場人物への感情移入が別人へと移行していくのだ。
これって、今も尚どの社会においても実際に起こっている問題。
会社の中に於いてもコンプライアンス研修など盛んだし。。。
ということで、ある意味、新感覚のホラー映画なんだけど
キャスティングの妙で怖さは伝わってくる。
ただし、最後に高校時代に実際に起きた事件の詳細を
きっちり説明してほしかった。そこ残念^^;
【今週のツッコミ】
・ナタリー・ポートマン主演西部劇『ジェーン』で
ヒロインの元恋人で正義の役を演じたジョエル・エドガートンが
本作では夫婦に付きまとう変質者役なんだが、無表情な感じが
怖さを倍増させている。
・そのジョエル・エドガートンなんだけど、この映画の
監督、脚本、出演とその才能は第二のクリント・イーストウッドか。
・夫婦に何度も贈り物をしている行為は、しっかり理由があった。
そこを汲み取れなかった夫婦、いや夫に責任があるらしい。
・贈り物をしてくる相手にさりげなく、しかもすっぱり断る方法など
ハウツー本に載っているのだろうか。
・無の状態から大きな事件にでっちあげる才能を他で生かそうよ。
なら、作家になりなさい(笑)
・出産したばかりのあの赤ん坊ってアニマトロニクス(ロボット)?
それとも本物。。。いやそれはないでしょ。
・で、意味深な動画なんだけども、結局誰の子なの?
ワタシ的に変質者の心の傷の深さに関わってくるから微妙に
分からないし、そこは観客の捉え方次第ってやつですね。
・折れてないのに折れてるふりをした腕の意味は何なの(笑)
・『地獄の黙示録』の劇中、「ワルキューレの駒行」をバックに
ヘリの出撃シーンのサラウンド効果が凄いらしいが
ワタシ的に初期のホームシアターのサラウンドといえば
『クリフハンガー』のヘリコのシーンの方が印象深い(笑)
-------------------------------------------------------
監督:ジョエル・エドガートン
脚本:ジョエル・エドガートン
音楽:ダニー・ベンジー/ソーンダー・ジュリアーンズ
出演:ジェイソン・ベイトマン/レベッカ・ホール/ジョエル・エドガートン
『ザ・ギフト』
上質なホラー映画だが、ラストの詰めが若干甘い。
◇
シカゴからカリフォルニア州郊外に引っ越し、
新生活をスタートさせた夫婦サイモンとロビン。
夫の仕事も順調で幸せいっぱいの2人はある日、
サイモンの高校時代の同級生だというゴードと出会う。
すっかり忘れていたサイモンだったが、
ゴードは旧友との25年ぶりの再会を喜び、
さっそく2人にワインのプレゼントを贈る。
その後もゴードからの贈り物が次々と届くようになり、
次第に彼の真意を測りかねて困惑していくサイモンと
ロビンだったが…。
<allcinema>
◇
ミステリータッチのホラー映画ときたらワタシの中では
極上メニューであり、俄然食い付いてしまうのだ(笑)
ストーリーも日常の中に潜む異常性をテーマにしており
案外こういった迷惑行為も体験している方もいるはず。
社会的に勝ち組夫婦を付け狙う変質者という構図であったものが
物語が進むにつれ、ホラー要素から人間的要素に変わり
いつしか登場人物への感情移入が別人へと移行していくのだ。
これって、今も尚どの社会においても実際に起こっている問題。
会社の中に於いてもコンプライアンス研修など盛んだし。。。
ということで、ある意味、新感覚のホラー映画なんだけど
キャスティングの妙で怖さは伝わってくる。
ただし、最後に高校時代に実際に起きた事件の詳細を
きっちり説明してほしかった。そこ残念^^;
【今週のツッコミ】
・ナタリー・ポートマン主演西部劇『ジェーン』で
ヒロインの元恋人で正義の役を演じたジョエル・エドガートンが
本作では夫婦に付きまとう変質者役なんだが、無表情な感じが
怖さを倍増させている。
・そのジョエル・エドガートンなんだけど、この映画の
監督、脚本、出演とその才能は第二のクリント・イーストウッドか。
・夫婦に何度も贈り物をしている行為は、しっかり理由があった。
そこを汲み取れなかった夫婦、いや夫に責任があるらしい。
・贈り物をしてくる相手にさりげなく、しかもすっぱり断る方法など
ハウツー本に載っているのだろうか。
・無の状態から大きな事件にでっちあげる才能を他で生かそうよ。
なら、作家になりなさい(笑)
・出産したばかりのあの赤ん坊ってアニマトロニクス(ロボット)?
それとも本物。。。いやそれはないでしょ。
・で、意味深な動画なんだけども、結局誰の子なの?
ワタシ的に変質者の心の傷の深さに関わってくるから微妙に
分からないし、そこは観客の捉え方次第ってやつですね。
・折れてないのに折れてるふりをした腕の意味は何なの(笑)
・『地獄の黙示録』の劇中、「ワルキューレの駒行」をバックに
ヘリの出撃シーンのサラウンド効果が凄いらしいが
ワタシ的に初期のホームシアターのサラウンドといえば
『クリフハンガー』のヘリコのシーンの方が印象深い(笑)
-------------------------------------------------------
監督:ジョエル・エドガートン
脚本:ジョエル・エドガートン
音楽:ダニー・ベンジー/ソーンダー・ジュリアーンズ
出演:ジェイソン・ベイトマン/レベッカ・ホール/ジョエル・エドガートン
『ザ・ギフト』
ねちねちとしつこいゴードと最後の贈り物?は
なんか気持ち悪いラストでしたわ。
こういうのって普段の生活の中であり得るので
ゴードのような人間と知り合いにはなりたくないです(笑)
最後の贈り物「生首」だったら衝撃的ですよね(おい)