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セブンティーン・アゲイン

2009年05月17日 22時35分15秒 | 映画 さ行
評価:★★★★[4/5]


これはまさに、
中年オヤジの願望そのまま映画にしてくれた感じ。

人生こんなはずじゃなかった・・・。
どこで選択を間違えたのかと過去を振り返った場合
主人公のマイク(マシュー・ペリー)同様
最も輝いていた17歳のその頃に帰って
もういちど、そこから人生をリスタートさせたいと
誰もが思うこの願望。

更に、今持ってる知識をそのまま
身に付けたまま17歳になったら、どんなに楽しいだろうとか
そんな中年オヤジの願望を本作はみごとに再現してくれた。



1989年、
17歳の高校生マイク・オドネルは、
バスケットボールの花形選手。
将来を期待されていた彼だったが、大事な試合の当日、
恋人スカーレットの妊娠を知り、
バスケを諦め彼女との人生を選択する。

それから20年、
出世にも見放され、結婚生活も破綻、
2人の子供たちからもバカにされる日々。
そんなある時、彼は不思議な現象に遭遇し、
肉体だけ17歳に戻ってしまう。

そこでマイクは、親友ネッドの助けを借りて、
栄光の青春を取り戻すべく再び高校に転入するが…。
<allcinema>



これは主人公が過去に飛ぶのではなく
現代のなかで彼だけが肉体だけ若返るというもの。
しかし、そうなってくると
通常の中年マイクは居なくなり行方不明扱いにするしかなく
その辺りの展開も辻褄が合うように構成されていたので
観てる分には違和感なく映画に没頭できる。

もちろん、若返ってしまったことは
高校時代からの、たったひとりの親友には
すべて打ち明けているので、そのまま居候し
その親友を父親に仕立て上げ、娘らの通う高校へ
転入手続もすんなりと出来てしまうのである。

当然、妻には、昔のマイクに瓜二つだと言われるが
そこのところは「へ~、そうなんですか」程度で
軽く流しているので、テンポはスムーズである。

娘や息子と同じ高校に通うことで見えてきたもの。

それは今まで知ることの出来なかった意外なものだった。
不良と付き合う娘は、地元の短大を出たら
すぐ結婚する話やら、その不良グループから
いじめをずっと受けていた息子の姿などを知る。

若返ってバスケの花形だった運動神経や
イケ面だった容姿に変貌したことで
二人の子供に関わっている不良・筋肉バカを
巧みな話術で切って落とすところは見ものだった。
息子にも得意のバスケを伝授しクラブ入団テストに
合格させることができた。

そして妻のスカーレットのことも
愛し続けているが故、マイク本人不在の離婚調停の場で
マイクから預かって来たという手紙を熱く朗読するザック。
そして、調停場から出て行ったザック・エフロンが残した手紙を
手にしたスカーレットは唖然とした。
その手紙には、裁判所の住所しか書かれてなかったことに。

ザック・エフロンとスカーレットの演技に
油断しているとウルウルとなってしまうかも^^

終盤ではバスケの試合を見に来てた妻のスカーレットは
試合直前のコート内で20年前のマイクと同じ仕草をする
ザック・エフロンを見て、大きく動揺するのだった。

そう!遂に確信したのだった。
彼は、マイク本人だと・・・。



これは、単なる学園コメディとは違う。
軸は、壊れかけた家族をもういちど再生させるという
ハートフルドラマである。

仕事で疲れ切った心身を抱えながら
『天使と悪魔』を観るにはチョットばかりキツイ。
それなら、もう少し軽めの映画にしようということで
本作を選択したわけですが
意外と見応え感もあるということで、これはお奨めですね。


おまけ)
・17歳に戻ったマイクが乗る車は、な~んとまぁ
 シルバーのアウディR8じゃないですか~!欲しい!
 で、親友ネッドの乗る車がランボルギーニ・ガヤルド(笑)
 高校時代からの超ヲタクが嵩じてソフト開発をして
 大金持ちになったということで、2台とも彼のものでした。

・別にザック・エフロンのファンでもないんだが
 『ヘアスプレー』『ハイスクール・ミュージカル』と
 そして本作と観て来たわけですが、どれも意外と
 楽しく観賞することが出来てるのでお得感を感じる^^

------------------------------------------------------------
監督:バー・スティアーズ
脚本:ジェイソン・フィラルディ
撮影:ティム・サーステッド
音楽:ロルフ・ケント



出演:ザック・エフロン/レスリー・マン/マシュー・ペリー/
   メロラ・ハーディン/


『セブンティーン・アゲイン』

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6 コメント

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☆ノーラ・エフロンの息子?☆ (TiM3 ずっと雨が降ってたり? ←それは『セヴン』)
2009-05-19 02:27:30
ばんはです。

出張の旅の空です、、

>そして、調停場から出て行ったザック・エフロンが残した手紙を
>手にしたスカーレットは唖然とした。
>その手紙には、裁判所の住所しか書かれてなかったことに。

ここを読んでて「うお!」となりました。
行きたくなって来ました。

タモリ氏的に言う「勧進帳」なんですねー! すごい!
返信する
脚本家一家のエフロン邸 (ituka)
2009-05-19 11:00:56
TiM3さん こんにちは。

二泊三日でしたっけ?
出張も大変ですよね。
例のインフルエンザには十分注意してくださいませ~^^

エフロン繋がりで「もしや?」と思いましたが
残念ながら他人でした^^;

>タモリ氏的に言う「勧進帳」なんですねー! すごい!

まさに、そんな感じでしたね。
タモリ氏のは、後になって物議を醸した名弔辞ってところでしょうね^^
返信する
見た (笛吹働爺)
2009-05-20 19:22:08
勧進帳ね、なるほど。

しかしザックくんカッコ良すぎ。役柄はそうでもないけれど。
僕も体だけ若返りたーーーーい!
返信する
イオンシネマで (ituka)
2009-05-21 10:39:10
笛吹働爺さん こんにちは。

観賞お疲れ様です^^

>しかしザックくんカッコ良すぎ。役柄はそうでもないけれど。

唄って踊れてバスケが上手い^^
誰かが昔のGOひろみだとかなんとか言ってましたが
それはチョット・・・という感じです^^;

ワタクシ、今の知識を持って小学生から始めたいです(笑)
返信する
こんにちは (まりっぺ)
2009-05-28 16:28:03
学食でのバスケボール片手の演説は痛快でしたね。
返信する
まりっぺさん こんばんは。 (ituka)
2009-05-28 22:06:39
TB&コメ、ありがとうございます。

>学食でのバスケボール片手の演説は痛快でしたね。

そうなんですよね^^
あの筋肉バカくんは、グーの根も出なかったですよね。
そしてあのボールの片手指回転(?)は実際にやっていたと思いました。
CGではないと思っています^^
返信する

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