MEMORY メモリー

評価★★★☆【３．５点】（12）


銃の分解掃除したらパーツ一点仕込み忘れ←大丈夫？

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完璧な仕事ぶりで名を馳せてきた凄腕の殺し屋アレックスだったが、
アルツハイマー病を発症し引退を決意する。
ところが最後と決めた仕事でターゲットが少女と分かり、
子どもは殺さないという自らの信念に反すると、
この依頼を取り消そうとする。
しかし結局少女の殺害は別の殺し屋によって実行され、
自らにも危険が迫っていると悟ったアレックスは、
依頼の背後関係を自ら探り始めるのだったが…。
<allcinema>

◆

『96時間』シリーズ以降、タフなオッちゃんを数多く演じてきて
もうネタがないんじゃ？という心配をよそに
遂にアルツハイマーを発症しながら任務を遂行する殺し屋ですか。

今回、殺しのターゲットが少女であったことから
引き金を引く寸前に任務を断念する。
だが、別の殺し屋によって少女は殺されてしまったところから
リーアムの怒りは依頼した組織へと向けられる。

よくある話といえばそうなんでしょうけど
そこに人身売買、富裕層と警察との癒着による不正行為と
さらにはアルツハイマー病による物忘れがネックとなり
ドラマにハラハラ感が追加されたことが目新しい。

この身近な病を演じるに相応しいリーアムならではのリアル感。
一見、ポンコツそうではあるけどそう思わせないバランス感覚。

どんなに凄腕だろうと病には勝てない人間の弱さを実感させられ
もう、こういう特殊な役回りはリーアム・ニーソンしかできないし
ここまできたら俳優として、また、ひとりの人間として
老兵役になりきるリアル感をどんどん追求していってほしい。

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【今週のツッコミ】

・まさかのモニカ・ベルッチ登場に正直驚いた！
　58歳とは思えぬ美貌にワタシ的にはまだまだストライクゾーン。

・人身売買の闇に及び腰なFBI上層部に怒りをぶつける捜査官。
　正義ある捜査官が最低3人いたことがドラマを広げた。
　ガイ・ピアースの安定した演技に拍手。

・熱血捜査官に情報を与え、また正義の本質を問う殺し屋。

・このドラマ、油断していたら涙腺決壊もありますね。
　証人として保護されたメキシコ系少女が可憐なだけに。
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監督：マーティン・キャンベル
脚本：ダリオ・スカーダペイン
音楽：ルパート・パークス
出演：リーアム・ニーソン、ガイ・ピアース、モニカ・ベルッチ

『MEMORY メモリー』