
評価:★★★[3/5]
トイレタリー2大企業のガチンコ諜報合戦
◇
CEOハワード率いるトイレタリー業界最大手のB&R社に
激しいライバル心を燃やす新興企業エクイクロム社の
CEOディックは、強力なスパイ・チームを組織し
B&R社の機密を収集することに躍起になっていた。
新しくチームに加わったレイは英国の諜報機関MI6の
元エージェント。早速、ハワードが世界を牛耳る
新製品の発表を控えているという情報を、
潜入スパイで元CIAエージェントのクレアから入手する。
<goo映画>
◇
ワタシの好きな映画ジャンルのひとつに
このスパイ映画というものがある。当然そこには
情報収拾するためのガジェットが必然的に登場するのだが
それらを身に付けていることを相手に悟られないために
見た目にはまったく分からないような小型の物や
あるいは、別のものに偽装させたものまで千差万別である。
ところが本作に限っては、そういった
ワタシが期待してやまない、それらが殆んど役に立っていない。
しかし、これが本当の諜報活動なのかもしれないが
映画のためにはもう少しインテリジェンスに決めてほしかった^^
元CIAの諜報員クレア(ジュリア・ロバーツ)と
元MI6の諜報員レイ(クライヴ・オーエン)との
プライドを賭けた諜報活動が展開するものだろうと
勝手に想像していたら、なんとまあ・・
そこにはクレアに惚れてしまったへタレなレイが・・・。
その他の諜報活動は、そこそこ大人な展開で
スリリングな展開になってはいたけれど、
クレアとレイの関係がにわかにホットな関係に移行して行く部分で
スリリングな展開が部分的にスポイルされていた感じだ。
その辺りはトニー・ギルロイ監督も計算内だとは思うが
中盤のテンポが悪いので、途中でダレてしまうのが惜しい。
同じようなスパイカップルのコメディ映画として
『Mr.&Mrs.スミス』のような劇画タッチの作品の方が
エンタメ系としては楽しかった。
それでも終盤20分辺りからの緊張感に満ちた展開は
なかなかの見所だったかもしれない。
ラストもチョットしたオチが用意されてますしね^^
おまけ)
・スパイガジェットではないが、スパイチームに居た
パム叔母さんの眼鏡は凄い!あんなの初めて見た。
ある意味、トランスフォームか(爆)
・本篇前に「ラックス」のCMのロングバージョンが流れたが
その内容がかなり良く出来ており、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの
新作映画かと間違えてしまうほどだった。
--------------------------------------------------------
監督:トニー・ギルロイ
脚本:トニー・ギルロイ
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ジュリア・ロバーツ/クライヴ・オーウェン/トム・ウィルキンソン/
ポール・ジアマッティ/キャスリーン・チャルファント/
『デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~』
トイレタリー2大企業のガチンコ諜報合戦
◇
CEOハワード率いるトイレタリー業界最大手のB&R社に
激しいライバル心を燃やす新興企業エクイクロム社の
CEOディックは、強力なスパイ・チームを組織し
B&R社の機密を収集することに躍起になっていた。
新しくチームに加わったレイは英国の諜報機関MI6の
元エージェント。早速、ハワードが世界を牛耳る
新製品の発表を控えているという情報を、
潜入スパイで元CIAエージェントのクレアから入手する。
<goo映画>
◇
ワタシの好きな映画ジャンルのひとつに
このスパイ映画というものがある。当然そこには
情報収拾するためのガジェットが必然的に登場するのだが
それらを身に付けていることを相手に悟られないために
見た目にはまったく分からないような小型の物や
あるいは、別のものに偽装させたものまで千差万別である。
ところが本作に限っては、そういった
ワタシが期待してやまない、それらが殆んど役に立っていない。
しかし、これが本当の諜報活動なのかもしれないが
映画のためにはもう少しインテリジェンスに決めてほしかった^^
元CIAの諜報員クレア(ジュリア・ロバーツ)と
元MI6の諜報員レイ(クライヴ・オーエン)との
プライドを賭けた諜報活動が展開するものだろうと
勝手に想像していたら、なんとまあ・・
そこにはクレアに惚れてしまったへタレなレイが・・・。
その他の諜報活動は、そこそこ大人な展開で
スリリングな展開になってはいたけれど、
クレアとレイの関係がにわかにホットな関係に移行して行く部分で
スリリングな展開が部分的にスポイルされていた感じだ。
その辺りはトニー・ギルロイ監督も計算内だとは思うが
中盤のテンポが悪いので、途中でダレてしまうのが惜しい。
同じようなスパイカップルのコメディ映画として
『Mr.&Mrs.スミス』のような劇画タッチの作品の方が
エンタメ系としては楽しかった。
それでも終盤20分辺りからの緊張感に満ちた展開は
なかなかの見所だったかもしれない。
ラストもチョットしたオチが用意されてますしね^^
おまけ)
・スパイガジェットではないが、スパイチームに居た
パム叔母さんの眼鏡は凄い!あんなの初めて見た。
ある意味、トランスフォームか(爆)
・本篇前に「ラックス」のCMのロングバージョンが流れたが
その内容がかなり良く出来ており、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの
新作映画かと間違えてしまうほどだった。
--------------------------------------------------------
監督:トニー・ギルロイ
脚本:トニー・ギルロイ
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ジュリア・ロバーツ/クライヴ・オーウェン/トム・ウィルキンソン/
ポール・ジアマッティ/キャスリーン・チャルファント/
『デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~』
その辺りは挽回されてるんでしょうかね(・ω・)
クライヴ君には「ザ・バンク」の続編とかを頑張って欲しいのす。
何だかどうにも食指の動かない感じだなぁ、、
お薦めしません^^;
ジュリア姐さんも微妙にふっくらしちゃってて
あれでスパイは、チョイとキツかろうと思ってしまう部分でした。
>クライヴ君には「ザ・バンク」の続編とかを頑張って欲しいのす。
そうです^^続編希望!
このひとの裸体を見ましたが、意外とキャシャでびっくりしました。
もうちょっと筋肉つけないとヤバいと思います^^;
あー、それは「惚れてしまった」のがいつだったか映画は説明していなかったと思いますよ。最初から恋愛関係にあった可能性もあるんです。公然の場所でクレアとレイは口論しますね。この口論は、お芝居だったというところに注目してください。スパイだという自覚があるから、二人は口論によって偽装工作しているわけです。そこが見所だったんです。徹底的に偽装工作して、「敵」会社の情報を盗もうとしていたのに敵には勝てなかった。それはどうしてでしょう?
ボケッと見る人にとっては非常に難解ですが、集中して観る人には知的興奮が味わえる、これまであまりみられなかった映画の一つだと思いました。スパイとして偽装工作するために口論の演技までしてみせた。このあたりが一番の見所だったと思います。
もう一つの見所は討論劇になっていたこと。日本語字幕ではわからないかもしれませんが、当意即妙・丁々発止の受け答えはすごいものがありました。テンポが速い連発する受け答えは、普通の映画ならばそのうちいくつかを選んで爆笑シーンに仕立てるわけですが、爆笑する暇も与えず連続していた。頭の回転が遅い人にはとうてい理解できないセリフの連発・連続。明らかに知的興奮を煽っているんです。
ハリウッド映画としてはヒットしない映画だとわかっていながら、敢えてこの映画に出演したジュリア・ロバーツの意図はどういうものなんだろう、と思いながら観ました。当然ながら。すでに小金持ちの何倍もの生涯賃金を稼いでしまったジュリア・ロバーツですから、これから出演する映画は気に入った脚本と演出家の作品に限る、と宣言した映画だと思いましたね。
>スパイとして偽装工作するために口論の演技までしてみせた。
なるほど~!まったく気が付きませんでした。
>爆笑する暇も与えず連続していた。頭の回転が遅い人にはとうてい理解できないセリフの連発・連続。明らかに知的興奮を煽っているんです。
なるほど、字幕スーパーでは到底追えない掛け合いがそこにはあったんですね。
ではDVDが発売されたら、もういちどチェックしようかと思います。
熱く語っていただきありがとうございました。