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貞子DX

2022年10月29日 14時00分08秒 | 映画 さ行
評価★★【2点】(12)



貞子の呪いを完全否定するIQ200の天才現る。



“呪いのビデオ”を見た人が24時間後に突然死する
怪事件が続発する中、IQ200の天才大学院生・一条文華は
人気霊媒師のKenshinとテレビ番組で共演し、
ビデオがSNSで拡散すれば
人類滅亡の危機と煽るKenshinに対し、
“呪いなんてあり得ない”と断言してみせる。
そんな矢先、興味本位でビデオを見てしまったという
妹の双葉から助けを求める電話が入る。
そこで、“すべては科学で説明できる”と自ら
<呪いの方程式>の解明に乗り出す文華だったが…。
<allcinema>



貞子シリーズのなかでも異色の映画という位置づけで
かなり食指を動かされた作品だったのです。

IQ200を掲げ、科学の力でどれだけ解明していくのか
天才の前には貞子もなすすべがないのかとか
どんどん期待が膨らんでいったものだ。

ところが、ふたを開ければ「なんだこれ?」である。
IQが高い割に、考えた末の解答が一般論と変わらない。
その変な両手の動作に惑わされながらもワクワクした分の
回収がまったくされてないことに落胆しまくりだ。

本当に怖かったのはオリジナル『リング』だけなのか。
そもそも『貞子VS伽椰子』辺りから扱いがおかしくなり
徐々にホラーコメディテイストにシフトしたように思う。

こんな脚本じゃ、主演の小芝風花さんの魅力が生きない。
っていうか、ヒロインが売れてる女優じゃなかったら
集客も見込めないかもしれない危機感が伝わり
製作者側への憤りのまえに同情したくなるそんな映画。



【今週のツッコミ】

・今どきのSNSによるビデオ拡散の恐怖が伝わってこない。

・今の女子高生はビデオデッキを知らないらしい。

・ヒロインの妹がまさかの呪いビデオ鑑賞で
 必死に考えた解決法に椅子から落ちそうになった。

・まさかこの映画が渡辺裕之氏の遺作なんですか。

・貞子のホフク前進ならぬホフク後退で井戸に戻るの
 初めて見たわ。

・今や、貞子は日本が誇る国民的アイドルにまで成長。

・登場人物の大半が貞子になるって、、、
 ゾンビ映画のようなカオスな世界感に引きまくり。
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監督:木村ひさし
脚本:高橋悠也
音楽:遠藤浩二
出演:小芝風花、川村壱馬、黒羽麻璃央

『貞子DX』




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