
満足度★★【2点】
18世紀、ヴェルサイユ宮殿を席巻した絶世の美女がコレかい?
◆
貧しい家庭に生まれ、娼婦同然の生活を送っていたジャンヌだったが、
その美貌と知性を武器に次第に社交界にもその名を轟かせ、
ついにヴェルサイユ宮殿に足を踏み入れる。
そして、国王ルイ15世をも虜にし、
その公式の愛人の地位を手にするジャンヌだったが…。
<allcinema>
◆
大変申し訳ないけど、絶世の美女に釣られての鑑賞だったので
さすがにジャンヌ演じる人物がこれだと序盤からの落胆は隠せない。
なんで監督自ら演じようと思ったのか。少なくともエキストラの中に
もっと綺麗な人物がいたように思えたんだけどココ不思議でした。
監督名がただのマイウェンだったので当然元スーパーモデルだと先入観。
ジャンヌの少女時代までは綺麗な女優さんで問題なかったのに
修道院から出て貴族の侍女となり、そこから成長していき
娼婦もどきの生活を送っていたところからイッキにブチャの登場だ!
美貌とはお世辞にも言えない監督自らジャンヌを演じちゃいましたよ。
(なんでそうなる?20代のジャンヌを四十路のオバはんが)←おい
もうそこから自分なりに頑張って少しでも歩み寄る努力はしたけど
残念ながらドラマもルイ15世の愛人から公妾へと格上げされた過程が
殆ど描写されず、妙に老いたジョニー・デップと戯れるだけって。
本当は政治にも参加しルイ15世を手助けしているはずだし
当のルイ15世がまったく仕事をするシーンがなくて単なる特権階級の贅を
これでもかと観客にみせてるだけですよ。はぁ~
さらにフランス革命によって凄惨な最期を迎えたはずのジャンヌなのに、
そこのところは簡単なテロップだけでハイ終わりってアッサリ過ぎる。
結局、この監督さんの作品に対する意図がまったく見えないし
見てるこちら側にも何も伝わらないということで。。。
でも、こんな映画ですけど一点だけ感情移入できる人物がいました。
その人はルイ15世の側近でジャンヌを社交界に出すために手助けしたひと。
ワタシ的には彼の忠誠心とジャンヌへの気配りなど心優しい雰囲気が
とても心地よかったですね。
◆
【今週のひと言】
・ジャンヌ・デュ・バリーといえば18世紀の絶世の美女
最期のギロチン処刑で世に物議をかもした行動があったはずなのに
そこは普通にスルーしてるしドラマが中途半端で本当にもったいない。
・っていうか本作は端からフランス革命を描く気なかった感じですね。
・ちなみにチラシの画像は本作で最もキレイに撮れたジャンヌでした。
・公妾とは社交界にも堂々と出席でき愛人より格上という立ち位置。
・公妾ジャンヌとルイ15世の娘軍団との確執はもっと陰湿にしてください。
フランス王歴代で最も端正な顔立ちのルイ15世から福笑いチームみたいな
娘たちが生まれるって王妃の顔がよほど酷いのかって話。
・ジャンヌ演じた監督より酷い娘の風貌で本作はコメディ路線へ?
・晩年役とはいえジョニー・デップは動かないしジャンヌはイマイチだし
これ本当にフランスで大ヒットしたんでしょうか?
-----------------------------------------------------------------------------------------
監督:マイウェン
脚本:マイウェン、テディ・ルッシ=モデスト、ニコラ・リヴェッキ
音楽:スティーヴン・ウォーベック
出演:マイウェン、ジョニー・デップ、バンジャマン・ラヴェルネ
『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』
18世紀、ヴェルサイユ宮殿を席巻した絶世の美女がコレかい?
◆
貧しい家庭に生まれ、娼婦同然の生活を送っていたジャンヌだったが、
その美貌と知性を武器に次第に社交界にもその名を轟かせ、
ついにヴェルサイユ宮殿に足を踏み入れる。
そして、国王ルイ15世をも虜にし、
その公式の愛人の地位を手にするジャンヌだったが…。
<allcinema>
◆
大変申し訳ないけど、絶世の美女に釣られての鑑賞だったので
さすがにジャンヌ演じる人物がこれだと序盤からの落胆は隠せない。
なんで監督自ら演じようと思ったのか。少なくともエキストラの中に
もっと綺麗な人物がいたように思えたんだけどココ不思議でした。
監督名がただのマイウェンだったので当然元スーパーモデルだと先入観。
ジャンヌの少女時代までは綺麗な女優さんで問題なかったのに
修道院から出て貴族の侍女となり、そこから成長していき
娼婦もどきの生活を送っていたところからイッキにブチャの登場だ!
美貌とはお世辞にも言えない監督自らジャンヌを演じちゃいましたよ。
(なんでそうなる?20代のジャンヌを四十路のオバはんが)←おい
もうそこから自分なりに頑張って少しでも歩み寄る努力はしたけど
残念ながらドラマもルイ15世の愛人から公妾へと格上げされた過程が
殆ど描写されず、妙に老いたジョニー・デップと戯れるだけって。
本当は政治にも参加しルイ15世を手助けしているはずだし
当のルイ15世がまったく仕事をするシーンがなくて単なる特権階級の贅を
これでもかと観客にみせてるだけですよ。はぁ~
さらにフランス革命によって凄惨な最期を迎えたはずのジャンヌなのに、
そこのところは簡単なテロップだけでハイ終わりってアッサリ過ぎる。
結局、この監督さんの作品に対する意図がまったく見えないし
見てるこちら側にも何も伝わらないということで。。。
でも、こんな映画ですけど一点だけ感情移入できる人物がいました。
その人はルイ15世の側近でジャンヌを社交界に出すために手助けしたひと。
ワタシ的には彼の忠誠心とジャンヌへの気配りなど心優しい雰囲気が
とても心地よかったですね。
◆
【今週のひと言】
・ジャンヌ・デュ・バリーといえば18世紀の絶世の美女
最期のギロチン処刑で世に物議をかもした行動があったはずなのに
そこは普通にスルーしてるしドラマが中途半端で本当にもったいない。
・っていうか本作は端からフランス革命を描く気なかった感じですね。
・ちなみにチラシの画像は本作で最もキレイに撮れたジャンヌでした。
・公妾とは社交界にも堂々と出席でき愛人より格上という立ち位置。
・公妾ジャンヌとルイ15世の娘軍団との確執はもっと陰湿にしてください。
フランス王歴代で最も端正な顔立ちのルイ15世から福笑いチームみたいな
娘たちが生まれるって王妃の顔がよほど酷いのかって話。
・ジャンヌ演じた監督より酷い娘の風貌で本作はコメディ路線へ?
・晩年役とはいえジョニー・デップは動かないしジャンヌはイマイチだし
これ本当にフランスで大ヒットしたんでしょうか?
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監督:マイウェン
脚本:マイウェン、テディ・ルッシ=モデスト、ニコラ・リヴェッキ
音楽:スティーヴン・ウォーベック
出演:マイウェン、ジョニー・デップ、バンジャマン・ラヴェルネ
『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』
そうなんですよ…
監督・脚本で留めておけばよかったのにね?
>この監督さんの作品に対する意図がまったく見えないし、見てるこちら側にも何も伝わらない
ハッキリ言って下さってありがとうございますw
あれだけ可愛がった黒人のザモルに何故糾弾されたのかも、分からないままでした。
二番目のティーンエイジャーのころの綺麗な女優さんをそのまま最後まで使えばよかったのにって思ってましたよ。
>黒人のザモルに何故糾弾されたのかも、分からないままでした。
そうなんですよね!
要はフランス革命によってジャンヌに可愛がってもらっていたのに
革命裁判か何かで保身のために不利な証言をしてしまったようです。
そういうとこを描くまでの力量がなかったか、端から自分の美だけで満足したかのどちらかですね。
どこかで、ジャンヌ・デュ・バリーは自分が演じるしかなかった...のような記事を読みました。納得いくジャンヌ役の俳優が見つからなかったのかも?
S・コッポラの「マリー・アントワネット」でジャンヌを演じた俳優も美女というより、やり手おばさんのイメージでしたね。
ジャンヌは国王よりうーんと若いにも関わらず、中年の俳優が演じるのは彼女のイメージからきているのかも知れません?
>ジョニー・デップは動かないし...固まるデップが可笑しかったです。
側近役のバンジャマン・ラヴェルネはコメディフランセーズの有名な俳優でトレビアンでした。
亡くなる前のルイの「mon ami」の一言がナイス!
本作のジャンヌの初見がジーナ・デイヴィスかよ!でしたからイメージが崩れましたよ。
>ジャンヌ・デュ・バリーは自分が演じるしかなかった...のような記事を読みました。
それは知らなかったです。
もしそうなら酷いレポートはあまりに残酷でした。反省
>側近役のバンジャマン・ラヴェルネはコメディフランセーズの有名な俳優
なるほど!だからなんというかキャラクターに味が出ていたんですね。
本作で唯一感情移入できた貴重な存在でしたもの(笑)
やっぱり、ジャンヌ役のマイウェンに対する違和感…半端ないっすよね~。
あの肉食感はなんなのでしょうか…。少女時代が美しかっただけに残念でした。
私は女子なので、美しい宮廷絵巻だけで結構満足しちゃいましたが。
ジャンヌが絶世の美女なら昔のリン・チーリンかモニカ・ベルッチに負けない女優を起用してほしい。
言われるように少女時代のあの女優さんをそのまま使わなかった理由こそが最大の謎ですね。