
評価★★★☆【3.5点】
10分早く起き、時間に余裕を持って行動しよう!
◆
美容師のレイチェルは息子のカイルを乗せて学校へ向かう途中、
渋滞に捕まり苛立ちを募らせる。
ちょうどその時、信号が青に変わっても前の車が動き出さず、
思わず強めにクラクションを鳴らしてしまう。
すると男は車を横付けし、
クラクションの鳴らし方に文句をつけ謝罪を要求。
しかし不運続きでイライラMAXのレイチェルは
猛然と言い返してそのまま車を走らせる。
その後カイルを学校に送り届けたレイチェルは、
さっきの男がなおも後を尾けてきていることに気づくのだったが…。
<allcinema>
◆
いつ自分に起こっても不思議でない題材なので
こういう映画でシミュレーションしておけば今後に役立つはず。
(↑って本ブログのサブタイトルまんまだわ)
そんなわけで、原因について探ってみようと思う。
まず、クラクションを鳴らしたヒロインがそもそもの発端となっているが
映画の序盤からヒロインは軽いボディブローを頻繁に受けていた。
それが、離婚調停中の夫であり、居候の弟の思いやりのない言葉だったり
そして、何より自分が寝坊をしたせいで子供が学校に間に合わず
遅刻の常習犯として居残りさせられることが心苦しく
自身の客も待たせ、その客からの苦情の電話でかなり追い詰められていた。
道路にでたら、今度は朝の通勤ラッシュで当然のように渋滞で焦りがさらに。
悩んだ末、一か八かのフリーウェイで1分でも早く着こうと向かってみるが
ここでもまさかの大渋滞で、遂には天を仰ぐ状態に。。。
とどめは、交差点で青になっても一向に発進しないピックアップ。
そりゃあ、ヒロインでなくてもクラクションの連続発砲したくなるわ。
そのピックアップのドライバーも最初は冷静な対応で和解に持ち込もうと
車の窓ごしからいろいろ言ってくるが、焦りからまともに相手にせず
むしろ逆ギレして男に噛みつく始末。
実はこの映画の冒頭で、男のとんでもない行動が描かれている。
ワタシはてっきり、ドラマの最終形を見せているんだな~と
そして、そこからそこに至るまでの経緯を見せる回想方式だとばかり。
違いましたね~。
男が例の交差点で、なぜスムーズな発進ができなかったのか。
ヒロインを追い回していくなかで理由がハッキリしていき
若干ではあるが同情できる部分もあるが、やはり自己チューなのである。
そんな運の尽きた二人が偶然出くわせば、こういう結果になるという
ある意味、お手本のようなハウツー映画ではないだろうか。
結局、時間にさえ追われなければ、心にゆとりが生まれ
車の運転にしてもゆとりがあるからこそルールが守れるし
周りへの配慮も自然にできるようになり、それが安全運転につながる。
だから、目覚まし時計が鳴らなかったというなら
最低、2~3個のタイマーセットは当然行わなければいけないね。
◆
【今週のツッコミ】
・オープニングロールでYouTube上のドラレコ映像がたくさん使われていた。
・煽られる方にも、その直前になにかしら引っかかる行動をしている。
・この世はストレス社会、いつどこで不満が爆発してもおかしくない。
運転中にそれがもっとも表れるらしい。
・にしても、ダイナーでの男の行動に、ちょっとあり得ない!だった。
これくらいしないと盛り上がらないというスタッフの判断?
・サイドウインドウが時々閉まらない車は、早く買い替えた方がいい。
・ローズおばさんって誰だっけ?なんで車奪われたんだ(見逃したかな)^^;
・ヒロインは綺麗な人なんだけど、ここまでガサツで時間にルーズだと
夫も大変だったんだろうな~と、関係ないところが気になった。
・男の言うクラクションの鳴らし方に作法があった事になるほど!だった。
パッ、パパ…←これってピックアップの音色がいいから上品だけど
大衆車のクラクションだと、ビッビビ!となって、なんだかイマイチ。
・『フォーリング・ダウン』(1993)マイケル・ダグラス主演の
映画とセットで見るのもアリかもね。
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監督:デリック・ボルテ
脚本:カール・エルスワース
音楽:デヴィッド・バックリー
出演:ラッセル・クロウ、カレン・ピストリアス、ガブリエル・ベイトマン
『アオラレ』
10分早く起き、時間に余裕を持って行動しよう!
◆
美容師のレイチェルは息子のカイルを乗せて学校へ向かう途中、
渋滞に捕まり苛立ちを募らせる。
ちょうどその時、信号が青に変わっても前の車が動き出さず、
思わず強めにクラクションを鳴らしてしまう。
すると男は車を横付けし、
クラクションの鳴らし方に文句をつけ謝罪を要求。
しかし不運続きでイライラMAXのレイチェルは
猛然と言い返してそのまま車を走らせる。
その後カイルを学校に送り届けたレイチェルは、
さっきの男がなおも後を尾けてきていることに気づくのだったが…。
<allcinema>
◆
いつ自分に起こっても不思議でない題材なので
こういう映画でシミュレーションしておけば今後に役立つはず。
(↑って本ブログのサブタイトルまんまだわ)
そんなわけで、原因について探ってみようと思う。
まず、クラクションを鳴らしたヒロインがそもそもの発端となっているが
映画の序盤からヒロインは軽いボディブローを頻繁に受けていた。
それが、離婚調停中の夫であり、居候の弟の思いやりのない言葉だったり
そして、何より自分が寝坊をしたせいで子供が学校に間に合わず
遅刻の常習犯として居残りさせられることが心苦しく
自身の客も待たせ、その客からの苦情の電話でかなり追い詰められていた。
道路にでたら、今度は朝の通勤ラッシュで当然のように渋滞で焦りがさらに。
悩んだ末、一か八かのフリーウェイで1分でも早く着こうと向かってみるが
ここでもまさかの大渋滞で、遂には天を仰ぐ状態に。。。
とどめは、交差点で青になっても一向に発進しないピックアップ。
そりゃあ、ヒロインでなくてもクラクションの連続発砲したくなるわ。
そのピックアップのドライバーも最初は冷静な対応で和解に持ち込もうと
車の窓ごしからいろいろ言ってくるが、焦りからまともに相手にせず
むしろ逆ギレして男に噛みつく始末。
実はこの映画の冒頭で、男のとんでもない行動が描かれている。
ワタシはてっきり、ドラマの最終形を見せているんだな~と
そして、そこからそこに至るまでの経緯を見せる回想方式だとばかり。
違いましたね~。
男が例の交差点で、なぜスムーズな発進ができなかったのか。
ヒロインを追い回していくなかで理由がハッキリしていき
若干ではあるが同情できる部分もあるが、やはり自己チューなのである。
そんな運の尽きた二人が偶然出くわせば、こういう結果になるという
ある意味、お手本のようなハウツー映画ではないだろうか。
結局、時間にさえ追われなければ、心にゆとりが生まれ
車の運転にしてもゆとりがあるからこそルールが守れるし
周りへの配慮も自然にできるようになり、それが安全運転につながる。
だから、目覚まし時計が鳴らなかったというなら
最低、2~3個のタイマーセットは当然行わなければいけないね。
◆
【今週のツッコミ】
・オープニングロールでYouTube上のドラレコ映像がたくさん使われていた。
・煽られる方にも、その直前になにかしら引っかかる行動をしている。
・この世はストレス社会、いつどこで不満が爆発してもおかしくない。
運転中にそれがもっとも表れるらしい。
・にしても、ダイナーでの男の行動に、ちょっとあり得ない!だった。
これくらいしないと盛り上がらないというスタッフの判断?
・サイドウインドウが時々閉まらない車は、早く買い替えた方がいい。
・ローズおばさんって誰だっけ?なんで車奪われたんだ(見逃したかな)^^;
・ヒロインは綺麗な人なんだけど、ここまでガサツで時間にルーズだと
夫も大変だったんだろうな~と、関係ないところが気になった。
・男の言うクラクションの鳴らし方に作法があった事になるほど!だった。
パッ、パパ…←これってピックアップの音色がいいから上品だけど
大衆車のクラクションだと、ビッビビ!となって、なんだかイマイチ。
・『フォーリング・ダウン』(1993)マイケル・ダグラス主演の
映画とセットで見るのもアリかもね。
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監督:デリック・ボルテ
脚本:カール・エルスワース
音楽:デヴィッド・バックリー
出演:ラッセル・クロウ、カレン・ピストリアス、ガブリエル・ベイトマン
『アオラレ』
究極、時間にルーズなのって駄目よ、という話がすっごいオオゴトになってしまったという感じ。
でもそりゃあ、ラッセル・クロウには太刀打ちできませんよねぇ。
普段から、モノは壊れるまえに代替えを用意しておくワタシにとって
彼女の行動すべてにイラつきました。
にしても、ラッセル・クロウの主演映画って段々と小粒になっていきますよね。