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スイート・マイホーム

2023年09月01日 15時49分18秒 | 映画 さ行
評価★★★【3点】(13)



兄弟愛、家族愛と異様なマイホーム。



長野で妻子とアパート暮らしをしているスポーツインストラクターの
清沢賢二は、冬の寒さに耐えかね、一軒家の購入を決意する。
そして、地下に作られた巨大な暖房設備で
家全体を暖めるという“まほうの家”へ引っ越した賢二たち。
理想のマイホームで快適な新居生活が始まると思ったのも束の間、
妻が誰かに見張られていると怯え始め、
その後も賢二の周りで
次々と不可解な出来事が起こるようになっていくのだったが…。
<allcinema>



心霊系ホラーと思いきや、正統派ミステリー映画でしたね。

序盤から不穏な空気に包まれる音響や画の色合いに期待して
念願のマイホームを手に入れた直後から起こる妻の異変。

ミステリー映画では鉄板なミスリードへと繋げるトラップが
この映画もしっかり挿入されていたのは嬉しいこと。
そこはしっかり製作者サイドの思惑に引っかかってしまった。
ただ、総合的に見てせっかくミスリードさせた割に
最後のオチが弱いとなればブーイングが起こるのも仕方ない。

これはおそらく、間の取り方や構図が平面的で淡々とし
主要キャストにも満足できなかった個人的嗜好からくるところ。

マイホームという題材自体にものすごく期待値上げられるが
登場人物の背景がしっかりあったにもかかわらず
そこが描き切れてないため誰にも感情移入できないまま。
これでは、ただストーリーを追うだけの鑑賞となってしまう。

題材から人物設定とどこも悪くなかったからね
ちょっともったいないな~と思ってしまいましたよ。

『パラサイト 半地下の家族』っぽい映画を期待するとコケます。



【今週のツッコミ】

・住宅展示場にて妻が「しつこく勧誘されたらどうする?」
 夫は「平均的な嘘を言うさ」に対する妻のひと言が怖すぎ。
 ワタシ的にこの映画でもっとも怖く反省したシーン。

・最新住宅の設備案内におもわず見とれてしまう。

・監視カメラ4台のはずが、実はその倍のカメラが仕組まれていた。

・屋根裏と地下倉庫を行き来する隠し通路があったのかも。

・屋根裏で過ごす映像がまったくなかったのが残念過ぎる。

・予告編で床下の暖房設備がクリーチャー化し人を襲うとか
 そんなの予想してたから、まだよかったわ。
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監督:齊藤工
脚本:倉持裕
音楽:千田耕平
出演:窪田正孝、蓮佛美沙子、奈緒

『スイート・マイホーム』






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