るろうに剣心 京都大火編

評価:★★★★【４点】



ハリウッド映画並みのスケール・スピードに圧倒されてしまった。


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幕末に“人斬り抜刀斎”として恐れられた伝説の男、緋村剣心。
新時代を迎えた今は、女師範の神谷薫ら大切な仲間たちとともに
穏やかな日々を送っていた。
そんなある日、新政府の大久保利通に呼び出され、
剣心の後釜として“影の人斬り役”を務めた志々雄真実の暗殺を依頼される。
維新後、口封じのために新政府によって焼き殺されたはずの志々雄。
しかし奇跡的に甦り、京都で恐るべき戦闘集団を作り上げると、
日本転覆を目論み暗躍を始めていた。
送り込まれた政府の討伐隊はあえなく返り討ちに遭い、
もはや剣心しかその使命を託せる者はいなかった。
やがて、大切な人を守るために
自らの運命に立ち向かいことを決意した剣心は、
薫の必死の制止を振り切り、ついに京都へと旅立つのだったが…。
＜allcinema＞

◇

意外と言っては申し訳ないが、これ非常に面白かった。
善悪はハッキリしてるがどちらにも感情移入することができる。
だが、次第に“悪”の行動が卑劣極まりない方向に進み
“善”の象徴である剣心が耐えに耐え抜いた後にみせる怒りの爆発がすごい。

ドラマがしっかりしているので、後はアクション系がどうなるかだが
現時点での日本のVFX技術を余すことなく見せられ存分に楽しめた。

登場人物それぞれのキャラクターがはっきり描かれ
しっかりとした個性がこれでもかと怒涛のごとく訴えかける。
要はキャラが立つということなんだね（笑）

今や日本トップの座を凌ぎ合う若手俳優陣総出演ってことで
出てくる役者を眺めるだけでも女性たちは満足だったろう＾＾



【今週のツッコミ】
・この映画を観たくなった理由は、ずばり藤原竜也演じる志々雄真実の
　その異様な風貌と彼が日本転覆させようとするネライが知りたくて。

・志々雄真実の10本刀のひとりである瀬田宗次郎（神木隆之介）の剣術に
　まさか彼がここまでの剣士だと思わずに驚いた（笑）
　

・その神木隆之介だが不敵の笑いが妙に怖かったのは
　彼のそれまでの幼さからくるイメージとのギャップだろうか。
　『大日本人』以降出演映画を見てないからね＾＾；

・この映画に登場した主要、準主要人物演じられた俳優さんらそれぞれに
　見せ場がしっかりあって家に帰っても自慢話のネタになるだろう。
　（って、それ何目線だよ）

・『３００』もビックリのあんなでかい戦艦をいつのまに用意してたんだろう。

・“10本刀”志々雄の配下の中でも選りすぐりの精鋭10人なんだけど
　神木くんと明治のヤンキー三浦くん（沢下条張）意外はよくわからない＾＾；
　バルカン砲のオっちゃんもそうなのか？（笑）

・京都に向かう剣心と出会う少女・巻町操のカンフーの切れ味最高！

・ラストでまさかの大物登場に驚いたのはワタシだけなのか＾＾；
　劇場のみなさん普通に見てましたから。
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監督：大友啓史
脚本：藤井清美/大友啓史
音楽：佐藤直紀


出演：佐藤健/武井咲/伊勢谷友介/青木崇高/蒼井優/江口洋介/藤原竜也/
　　　　神木隆之介/土屋太鳳/田中泯


『るろうに剣心 京都大火編』