パブディランおやじの Men's Rest room

石川県金沢市新天地(片町2丁目)にある、ディランのおやじの徒然なるままにです。

2021/8

2021年08月31日 | Weblog

まだまだお店が開けられず、長い夏休み中のオヤジでございます。

今月は前半梅雨のような長雨が続き、山の家に居ても外仕事も出来ず、読書ばかりしていました。
元々本は大好きで、30~50歳の頃は月に4~5冊は読んでいたかな?
そんな訳で中宮には山ほど本が有り、時間があるので何冊も再読しました。

中でも半村良氏の「妖星伝」は全6巻の大作ですが、あまりに面白くて一気に読みました。
時は江戸、田沼意次が出世街道を駆け巡った時代、この頃は地震や飢饉が続き人民が生きていくのが大変な頃。
作者は全く違った視点で、生物が存続するには他の命を奪うことによって成り立つ、植物も動物も全ての生き物は命の食らい合いだと。
食物連鎖と言えばそれまでですが、地球以外の星には生命体が少なく命の奪い合いなど無く地球が稀有な醜い星だと。
僕らが美しいと讃える花なども、他の命を奪って咲き誇ると。
他にも時間の観念や、宗教とか色々な要素を上手に組み入れ、SFファンタジーなのですが考えさせられる問題が多く、とても心動かされました。
結局半村良は他にも10冊ぐらい読んだかな?!?

他では何といってもオリンピック・パラリンピックですかね。
オリンピックは色々面白かったですが、中でも新競技のスケートボードは苦しい練習を耐え抜いた厳しさを前面に押し出したこれまでのスポーツと違い、選手同士が笑顔に溢れお互いを讃え合い新しいものを感じました。
女子決勝で世界ランク1位の選手が転倒した時に、他の選手達がその選手を皆で担ぎ上げ、貴方は素晴らしい演技にトライした!最高よ!みたいな感じで讃え合っていたのには本当に感動し、これからのスポーツ像というか未来を感じました。
パラリンピックに関しては知らない競技が多かったですが、健常者と変わらない或いは更に優れているようなプレーも多く、真に懸命に生きる姿勢に感動させていただきました。

熱いスポーツの祭典も終わり、夏も終わりに近づき、恵みの秋がすぐそこまで来ている感じですが、何が有ろうと今を真摯に生き続けることが大事ですね!
楽しくいきましょう!!!

コメント
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