「靴業界 動向」というキーワードがここのところ増えてきています。
もともとこのブログは皮革製品業界動向としていたのですが、
当初は、良くなったり悪くなったりといった、業界内のシグナルを伝えようなんて思ってましたが・・・
あまりにもずっと下降線なので、いつの間にか弊社の製品やサービス、
日々徒然などになってしまったので、ブログの名前も改名しました。
弊社のお得意様は、靴業界、カバン業界、ベルトや革小物などの雑貨屋さん、帽子、アパレル業界のメーカーや問屋さんなど、
営業の私はあちこち出入りしているので、結構お得意さんからも他はどうなの?なんて良く聞かれます。
なので業界の動きには敏感なほうだと思うので当初は皮革製品業界動向としていました。
しばらくそんなことは忘れていたのですが、最近増えてきているのが、掲題の「靴業界 動向」というキーワードでのヒットです。
東日本大震災の後から徐々に増えてきてますので、靴業界の方が気になることであり、
不安や心配をされているのだと思います。
じゃあどうなのか?というと、残念ですが、靴業界が一番冷え込んでます。
ベルトやカバンなどのほうがまだましな感じかもしれません。
弊社も靴メーカーさんや、副資材問屋さんと多く取引しているので、
売上の何割かは靴業界に依存しています。
でも靴業界の落ち込みは、ちょっと他からの売上ではカバーしきれないほどです。
秋冬物に向けては、ファーストサンプルや各色サンプルなど、動いてはいますが、
原発の影響で展示会をやっても関東じゃ人が集まらないなんて声も聞きますし、
この先もまだまだ厳しい状況は続きそうです。
私個人的には、電力不足の夏に向けては消費は上向かないと思っていますが、
もし回復するとすれば、夏を乗り切って、涼しくなってきたころから徐々に回復するんじゃないかと希望的観測も含めて考えています。もちろん、原発が落ち着けばですが。
なのでメーカーさんも、いくら今売れないといっても、秋冬物を作らないわけには売るものが無くなってしまいますから、GW開けたあたりから秋冬物の生産を始めるんじゃないかなんて今までの経験から思っています。
例年この時期は仕事が甘いので、忙しい年なんかはちょうどよい息抜きの季節なのですが、
これだけ悪いと息が抜けすぎちゃって、窒息してしまいそうです。
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くるみバックルの伊東金属
もともとこのブログは皮革製品業界動向としていたのですが、
当初は、良くなったり悪くなったりといった、業界内のシグナルを伝えようなんて思ってましたが・・・
あまりにもずっと下降線なので、いつの間にか弊社の製品やサービス、
日々徒然などになってしまったので、ブログの名前も改名しました。
弊社のお得意様は、靴業界、カバン業界、ベルトや革小物などの雑貨屋さん、帽子、アパレル業界のメーカーや問屋さんなど、
営業の私はあちこち出入りしているので、結構お得意さんからも他はどうなの?なんて良く聞かれます。
なので業界の動きには敏感なほうだと思うので当初は皮革製品業界動向としていました。
しばらくそんなことは忘れていたのですが、最近増えてきているのが、掲題の「靴業界 動向」というキーワードでのヒットです。
東日本大震災の後から徐々に増えてきてますので、靴業界の方が気になることであり、
不安や心配をされているのだと思います。
じゃあどうなのか?というと、残念ですが、靴業界が一番冷え込んでます。
ベルトやカバンなどのほうがまだましな感じかもしれません。
弊社も靴メーカーさんや、副資材問屋さんと多く取引しているので、
売上の何割かは靴業界に依存しています。
でも靴業界の落ち込みは、ちょっと他からの売上ではカバーしきれないほどです。
秋冬物に向けては、ファーストサンプルや各色サンプルなど、動いてはいますが、
原発の影響で展示会をやっても関東じゃ人が集まらないなんて声も聞きますし、
この先もまだまだ厳しい状況は続きそうです。
私個人的には、電力不足の夏に向けては消費は上向かないと思っていますが、
もし回復するとすれば、夏を乗り切って、涼しくなってきたころから徐々に回復するんじゃないかと希望的観測も含めて考えています。もちろん、原発が落ち着けばですが。
なのでメーカーさんも、いくら今売れないといっても、秋冬物を作らないわけには売るものが無くなってしまいますから、GW開けたあたりから秋冬物の生産を始めるんじゃないかなんて今までの経験から思っています。
例年この時期は仕事が甘いので、忙しい年なんかはちょうどよい息抜きの季節なのですが、
これだけ悪いと息が抜けすぎちゃって、窒息してしまいそうです。
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在庫であったり、貯金であったり。
これまでに、それぞれの業界が貯金を使い果たして、現在はタンナーの在庫と貯金に頼っている状況です。
となれば、品質よりも値段優先の品物が流通しがちになりますし、品質を優先すれば納期が遅れますし、その流通も貯金が無くなれば、滞ってしまいます。
小売店やメーカーが、仕入先と何の打ち合わせもなく決めた納期や品質や値段のものを手に入れて来れたのも、貯金でどうにか埋め合わせてきたからです。
しかしながら、今年は、その限界が来てしまった様です。
革業界も、相当大きな転換期に来たみたいですね。
納期のしわ寄せは最後に製品を作る側に来ることになります。
でも寝ないで仕事するのなんて、仕事が無いより、はるかに楽です。
そうなってくると、短納期の実力、実績がある会社ほど、いくらでも仕事が取れる状態になりますね。
それはなめし屋さんでも同じでしょうけど。
今はどのタンナーも、売れる宛のない原皮の仕込みなんてやっていませんから。
恐らく、近々、秋冬物の注文が出始める時期になるかと思いますが、タンナーは原料の在庫を極限まで減らしているので、メーカーサイドが欲しい品質の革は、手に入りにくくなるでしょう。革を発注かけても、入荷する納期もわからないという事になるでしょう。