夏場に依頼の増えるメッシュベルトのカットです。
メッシュベルトは使っているうちに伸びてしまうので、最初ちょうどよくても、気づくと長くなっています。
細切りの革なので、汗や皮脂の影響もあって伸びやすいのです。
また、伸びてくるころには革も馴染んで柔らかくなっていますから、剣先がだらしなく垂れ下がってしまいます。
編み込みが締まって伸びるという要素も全くないわけではないですが、ほとんどは革の伸びです。
革は伸びる方向と伸びない方向があるので、まともなベルトであれば、伸びない方向で裁断しているはずですが、
あまりにもコストカットされたベルトは裁断方向よりも歩留まりを優先しているかもしれません。
ベルトになってしまうとわからないので、メーカーを信頼するしかありませんが、いずれにしても耐久性の差はあれ、結果的に両者とも伸びてきます。
作業依頼いただいたベルトは、J&M Davidsonというブランドのメッシュベルトです。
縫製を解いて中間パーツからベルトをはずします。
結構お高いベルトですので、バックルも真鍮のまともなものを使っています。
これ見よがしにSOLID BRASSと刻印されていますが、本来バックルとはこのくらいの品質のものが当然で、世のほとんどのバックルはコストカットしすぎなので折れたりするのです。
カットして再縫製しました。
バラバラにならないように、カットする近辺をまず革用のゴム糊でまとめてから作業してます。
裏面の針穴はミシンで縫うと見えないので、ずれる可能性があります。
今回は割と均一に整いました。
他のお客様からのご依頼です。
WHITEHOUSE COXのベルトです。
こちらも同じ要領で分解します。
同じようにベルトの隠れる部分をゴム糊で固めて取り付けます。
裏面の仕上がりです。
作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトなのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。
値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理
こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。
東京都のコロナウイルス感染者数増加に伴い、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。
LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。
伊東金属製作所
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東京都足立区足立2-34-2
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