北上F.C.Jr.のクラブハウス

京都のサッカー大好きGIRLSの集まり北上F.C.Jr.のサポーターです☆

むらさきちきぶ970

2022-10-08 | むらさきちきぶ

こんばんはKEDちちです。

今日は北摂リーグ。U12は3試合。U10は合同トレマを何本か。

U10に関していえば、特に4年生はこの先、成長が停滞する時期がくるかもなと思って見ています。3KをU12のトレーニングに出しているのは、その時期に備えてのものであり、今日はINORIに個別課題を授けたのも同じ理由です。がんばって。

他にもいろいろ備えておかなければならないのですが、今日のKANは積極的に相手DFラインを突破しようとしていたので「そう、それ」と心の中で思いながら見ていました。

U12はESBに完敗ということでいいでしょう。あきらめの悪さ、というものに不足を感じているといった話をしています。

例えば運動会のダンスとか、学芸会。これらは練習してきたものを披露するステージです。だけどサッカーの場合、そんなステージは一生やってこない。例えば大きな大会に出場できたとしても、初めてのチームとの対戦や、自分達より強いチームとの対戦で、多少は混乱しながらもチームの力をつなぎ合わせて、相手のスタイルを理解し洞察し、もがき苦しみながらも得点をあげて勝利を得る。そういう経験の繰り返しが、選手としての成長につながる。つまり、全ては自己成長の為の経験の場なのだ。ここがゴール、みたいな場所は無いのです。

だから、今日は声の調子が悪いなとか、衣装がいまいちフィットしていないな、といったような話は一切関係ない。いろいろもたつきながらも、やはり今日もまた、全力で取り組み、経験を取り込んでいくべきなのです。

今度は具体的に。ESBとの比較で。(あくまで私見ですが)

その1 1対1で相手のボールをストップさせたとしても、球際をスピードとパワーで押し切られ、結局抜かれるシーンが多い。ウチは少しひっかかるとすぐにあきらめる。多分だけど相手は「ひっかかるかもしれない」というのも考えながらやっているように思う。うちは「え?ひっかかった!失敗だ!」のように見える

その2 抜かれても「ただでは抜かせない」「ほんの少しだけでも、相手が行きたいと思っているコースにはドリブルさせない」と、あきらめが悪い。このあきらめの悪さとは、味方のフォローを信じているから成立している。少しでもライフ削っておこうというやつだ。ウチはやられたら「やられた~」という感じに近い(本当のところは知らないが、そう見える。味方のフォローもあまり期待していないようだ)

その3 球離れが異様に速い。なぜなら、味方の選手がすぐに声をかけてくるから。ボールを持つ選手は、自分で周囲をスキャンする必要がない。(もちろん、する時もあるが)ウチはせっかく奪ったボールでも、いわゆる「ナイスパス!とベンチから声がかかるやつ」を選んで選んでしているうちに、ボールを奪い返される。つまり、攻撃が始まる前に終了している。そんなんなら、近くにつないで、またもらえばいいのに。と思いながら見ていたし、周囲からの声かけの重要性については初戦の段階で説明したつもり。

「声は出してるもん」というのならそれはそれで尊重するが、足りているのか足りていないのかについてはどうだろう。

その4 相手の身体や自分の身体に当たって転がり出たボールへの反応が速い。あれはおそらく「ここにこぼれてきたらいいな」「ルーズボールになったら先に触らなければ」という予測というか、心の準備ができているから。球際の選手も「なんでもいいからあのスペースへ。そうすれば味方がフォローしてくれる」と、目的を持って競り合うから、その通りにこぼれていくのかもしれない。少なくとも私にはそう見える。ウチは全員が平均的な反応しかしない。「自分が欲しいところにボールは運ばれてくるものだ。これは想定外だ仕方ない」といったところでしょうか。

つまりスキルとかテクニックの部分ではないところで、大きな差が出ているという事。ただしこれらは、センスといったもので片付けるべきものでもない。ブラッシュアップする事はできる。

関西大会を目指している、ちょうどそのタイミングでこういう整理ができたことはラッキー以外のなにものでもない。その気になれば12月には十分間に合う。問題は6年生全員が心のレベルを高める事ができるかどうか。つまり明日からチャレンジするかどうか、だ。

選手らには昨年度チームの話をしました。あんな生まれたての小鹿のようなやつだったけど、スピードも無く、フィジカル弱めでただただヒョロ長いDFだったけど、どんなに強いFW相手でもあきらめるような事は決して無かった。そして、そんなヒトだからこそ、勝つための心の準備はいつもしていた。それはキックオフからタイムアップまでの間、少しもとぎれることなく。だからこそ、最終的にはあらゆるシーンにも対応できるグレートな選手に成長したし、ピッチ全体までをも統率できるプレーヤーになれたのです。

ここ10年の記憶からですが、北上は、多少実力は劣るものの勝負は制する。といったゲームができるチームなのです。「もう1回やったら絶対負けるね。てへ」みたいなゲームは少なからず毎年あった。

そしてまた「良き敗者(グッドルーザー)」とチーム関係者以外の方から評価を受けた事も1度や2度ではない。チームの力をつなぎ合わせて、もがき苦しみながらも得点を挙げてきたからだ。結果、相手の得点の方が多かったからルール上は負けになったけど。

おそらく、今年度もそんなゲームを見る事はできるはずだと思っていて、でもまだ見てないからきっとこれからだな、と楽しみにしています。

今日の経験が良いきっかけになりますよう。あなたがそれを拾いあげるかどうかで、きっかけにもなるし、ただの敗戦にもなる。

 

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