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トランスフォーマー小劇場

*12月24日の覚え書き

2008年12月24日 | 覚え書き
マイピクのいない僕にはあんまり関係ない話ですけど、pixiv年賀状を開始ですって?

公式企画pixivクリスマスは26日まで開催されますが現実世界では、今年もクリスマスが中止になったりと何かと騒がしい世の中です。
そこでクリスマスの代わりに年賀状サービスを開始します。その名も“pixiv年賀状”。
pixiv開発者ブログ(12/24)

いやいやいや中止になってないですって。それに、「そこでクリスマスの代わりに年賀状」ってのもちょっと無理矢理すぎですって。中の人たちの立ち位置が微妙にわからん。

そういえば、クリスマス粉砕デモなんてのをやる人たちもいるようですね。世界的に見てクリスマスは家族で過ごす日ですので、まあそんなに熱くならずに。

ところで、イブにクリスマスを祝うんですか? それともクリスマス当日に祝うんでしょうか? じつは我が家ではクリスマスを祝うという風習がないのです。

僕は明日も大掃除。

じゃまた。

■追記:こんなバナー広告がありました→[pixiv]コミックマーケット75 企業ブース出展概要

*Webにおけるパーソナリティについて考えた

2008年12月23日 | 覚え書き
テレビ東京で『BLEACH』の劇場版第二弾が放映されることを、今日の午前中までは覚えていたのですが、午後になってPC内の掃除(Web上のデータ管理も含む)などをやっているうち、ついうっかりAmazonの本家やイギリス版に引き寄せられ、トランスフォーマー関連のレビューを読み始める……などという現実逃避を始めてしまい、けっきょく忘れてしまいました。

……などという情報には、果たしてどれほどの有益性があるのでしょうか。

こういうつぶやきは今やTwitterの領分ですね。「Twitter名言集」というものがちらほら見られるようになり、それなりに面白いのですけれども、じゃあすべてのポストがこのクオリティなのかといえば、もちろんそうではありません。これら「名言レベル」をフォローする労力はどんなものかということに思いを馳せると、けっこう頭の痛い問題ではないかと思います。僕自身もアカウントを取得していますが、いざ何かをつぶやこうと思っても、けっきょく何も思いつきません。うまいこと言おうと気負いすぎて。

インターネットばっかりやってると馬鹿になる、などと言われますけれども、少なくとも、時間を浪費しやすいメディアであるとは思います(これを読んでいるあなたも……)。Webに一日あたり投じられる情報は、もうすでに人間が一生分で処理できる量を越えている(ちょっとうろ覚えなので、正確な量はわかりませんが)という話もありますので、情報の取捨選択はとても大事です。つまり「見切り力」ですね。うーん。久しぶりに自己啓発的なことを言った気がします。(で、見切られるのはどこのgooブログですか?

「『BLEACH』が見られなかったよー」と冒頭に書いたのは、エントリの枕だからいいとして(いいのか?)、個人的かつ一時的な感情を脊髄反射的に吐露する、というのは果たしてどうなのかなー、などと考え込んでしまう僕はやはりデジタルネイティブではないのでしょう。

しかしそれはともかく、Web上の情報流通の阻害とか情報価値のフラット化(あるいは価値の棄損?)とか、そういうリソース論的な側面を考慮せず、単純に「Webへの投稿という行為」そのものを評価するとすれば、Twitterへのつぶやきも、「投稿者の人格を形成(規定)する重要な要素」とみなすことができるでしょう。ブログなんかも同様。誰かが自分について語れば語るほど、その人のWeb上での存在感が強まってくるということです(ただし、故意に情報をゆがめることもできるのですが)。

つまり僕というオンライン上の人格は、「ことあるごとにトランスフォーマーのことばかり口にする馬鹿」とか、そういうふうにみなされるわけ(ちなみに実際にはそんなトランスフォーマートランスフォーマー言ってないです)。それが嫌だという人は発言に気をつけましょう。空間はつぶやきを消し去りますが、Web空間はつぶやきを記憶します。

僕はもう遅いです。そもそも僕自身としては、今キーボードを叩いている人間に近似した「islecape」という人格を、生涯かけて演じきってみようか、というふうにも考えているのです。とすると、Webの「僕」と現実の「僕」との関係性を、どういうふうにとらえるべきなのでしょうか?

……なんてことを考える時点で、やはり僕はデジタルネ(以下略)ではないですね。もっと若い世代なら、それは不可分のような気がします。

ただ、なにかしらの表現をしたことが、人から反感を買うこともある(そして、その何気ない一言が永久に保存される可能性もある)ということを考えると、いざというときにWeb人格をパージできるようにするというリスクマネジメントも必要になるかもしれません。ただ、それはWebでの無責任な言論を助長するかもしれないし……。

つまりこれは、Webがメディアであり、かつ現実の延長であることの難しさです。どちらに大きく振れるか(振れないか)で、対応が変わってきます。月並みな言いかたをすれば、考え続けていかねばならない問題、ということでしょうか。

話がどんどんずれてつまんないことを書きすぎたようですな。

えー、僕は『BLEACH』と『アイシールド21』のカラー画集を持っています。どちらも連載初期からの「絵柄の変遷」を追いかけることができて、大変興味深いですよ。

と、無理やり絵の話をして今日はここまで。

じゃまた。

*12月22日の覚え書き

2008年12月22日 | 覚え書き
「人はなぜゲーム内アイテムにお金を払うのか」 デジタルジェネレーションが生んだ新しい経済価値について,成蹊大学の野島美保氏にあれこれ聞いてみた(4Gamer.net)
記事のタイトルが長いなー、ということはさておき、興味深い記事なので言及。

翻ってpixivのことを考えてみると……。

コミュニティ性というかコミュニティ規模というか、「人が多く集まる場をいち早く作った」というアドバンテージがあります。コミケとおんなじで。さらにいえば、Webサービスなので、コミケと違って時間的・距離的制約がないというのは圧倒的です。コミケの場合、夏冬の間隙をぬって即売イベントが存続しうるわけですけど、はたしてpixivに対抗できるWebサービスが登場できるか、登場したとして対抗しうるかどうか。

そういうわけで、会員数という既得の強みがあるので、ユーザーにそっぽを向かれない程度に収益を改善できたらいいですね。

僕はpixiv解説者か。

ウィルス検索中なのでレスポンスがむちゃくちゃ遅いです。今日はこの辺で。

じゃまた。

(最近ほんとロクなことを書いていないな……)

*12月21日の覚え書き

2008年12月21日 | 覚え書き
コンピューター内の大掃除をしています。といっても、外付けのハードディスクドライブにとりあえずデータを放り込んでるだけのような気もしますが。

お前の大掃除なんかどうでもいいって? ごもっとも。もちろん講座作品の現状を憂える僕としては、影でひっそりと努力をしておりますよ、言うまでもなく。

ところで、僕は廉価にイラストを描く手段としてのPhotoshopElementsということをテーマにしているのですが、GIMPの高機能さには目を見張るものがありますよねえ。

もしかしたら、より廉価な方法として「LinuxとGIMPでイラストを描く」みたいな方法を追求してみるのも面白いかもしれません。GIMPの補正つきGペンはちょっと感動ものでしたよ。あれ使ってると堕落するな、ってぐらいに。ネットブックはあれで相当高性能(我が家の旧機種より!)だし、映像は外部出力もできるみたいなので、「5万円からのCGイラスト」というのも、近い将来的な現実味があると思います。


さらに、こんなWebアプリまで:

ブラウザ上で本格画像編集ができる「SUMO」 : ライフハッカー[日本版]

僕は別にAdobeを寡占者というふうに考えているわけではありませんが、こうなるとまさに「打倒! 悪の帝国!」みたいな感じですね(MSIEはあきらかに悪の帝国でしたが)。Webアプリといえば、Googleも黙っていないだろうし。

というか、イラスト界における一大帝国はWACOMのような気もしますけど!


ちなみに、Illustrator代替のInkscapeには登場時から注目しています。なにしろislecapeにちょっと似てるから。

……冗談ですって。

じゃまた。

*12月20日の覚え書き

2008年12月20日 | 覚え書き
歌手の森進一氏がNHK紅白歌合戦で例の歌を歌うことになったようですね。我が家では紅白を見る習慣がないのですが、そういうことにだけは反応してしまいます。

亡くなった川内康範氏がどういう意図でもってあの歌を歌うことを禁止したのか、それはもはやわかりませんけれども、字義通りに受け取れば、「作者の意図を考えず、勝手に変えたから」ということらしいので……それってつまり二次創作問題にちょっと近い問題ではないでしょうか?(こじつけです)


海賊版(不正コピー)は論外ですが、パロディ権は担保してもらいたいというのが僕の考えですので、いいじゃないですかちょっとくらい語りを入れたって、というふうに言いたくもあるのですが、ものを作る人間は意固地なところもありますから、「いや許さん! ワシの作品じゃ! ワシそのものじゃ! 汚すことは許さん! 見るな触れるな口に出すな愚か者め無礼者め!!」などという気持ちもよくわかるんですよねえ(川内さんはそこまでは言ってません)。

考えてみると、pixivもそういう感じ。ものを作る人間が集うところでありながら、ものを作る人の気持ちを踏みつけることもさせる……。けっこう罪つくりですね。どっちが正しいということはないと思うので、やっぱりそこに関わる人それぞれの自戒が大切ですねぇ、と当たりさわりのないことを言っておきます。


ところで、話がずれますけど(川内氏原作の)『月光仮面』、いま読むとけっこう香ばしいですよ。

もちろん、文化は徐々に進歩していくものです。マクロな視点で見れば、こういう香ばしい初期の試行錯誤があってこそ、今の漫画表現があるというわけです。また、ミクロの視点で見た場合どうかといえば――ある個人の創作過程を見ていくと、はじめのうち(月光仮面の時代の漫画のように)稚拙だった表現をしていたのが、しだいに洗練され、時代に追いついていくという感じになるんじゃないでしょうか。

つまり、個体発生は系統発生を模倣するというやつですよ。そしてもしその人の表現が時代の半歩先に踏み出すことができたなら、それが新しい時代を画すということなのだろうも思います。たまには古い漫画を読み返してみるのもいいものですよ。桑田次郎(現・二郎)氏の絵はじつに美しい。フォロワーがいないのはまったく残念です(タツノコ作品はそうなんでしょうか?)。

ええ、まあ、つまり、大掃除するとか言って漫画読んでるだけなんですがね。なんか支離滅裂な話になってしまったので今日はこの辺で。

じゃまた。

*12月19日の覚え書き

2008年12月19日 | 覚え書き
*12月19日の覚え書き

こんな記事を見つけました。

日本発の最注目サイト「pixiv」のヒミツ(前編) - アスキー総合研究所

ROMに対して肯定的な意見があります。むしろ、コメントやタグ付けでコミュニケーションもするので、ROMという言葉を使ったのは間違いだったとも。同感です(ところで、僕は描くほうとして見られてるんでしょうか?)。

日本発の最注目サイト「pixiv」のヒミツ(後編) - アスキー総合研究所

システムを再設計中で、年内にも変わる(かも)という状況だそうですよ。

当のpixivが、イラストに関する職能のすべてを司るようになりたい、というようなことも語っております。来春にブログサービスとか。もうこりゃpixiv覇権体制ですね。Pax pixiviana(適当なラテン語化)ですね。「pixivたん」というより「レヴィアたん」ですね。

どうなることやら。

さて、掃除の続きでも……

じゃまた。

*着彩はリミックス

2008年12月18日 | 書評
本棚に押し込んだ大量の本の中に、「コピックワールド 美術手帳一九九九年九月号増刊」(美術出版社発行ムック、A5版1890円)という一冊を見つけました(僕はコピックを使わないのですが……)。

「コピックを使ってみよう」「プロのテクニックに学ぼう」「コピックをよく知ろう」という三段構成。どうやら単行本として再発行されたらしく、まだAmazonで買えるようえすが、技法書としてはお勧めしません。Amazonのレビューにもありますが、基本インタビュー本です。

ちなみに「使ってみよう」&「よく知ろう」の作例は翠川しん氏で、30枚近いイラスト(1ページまるまる使ったイラストは7枚)があります。お好きな方はいかがですか。

それはともかく、プロのコピックユーザーとして紹介されているうちの一人、漫画家の上條淳士氏の言葉が印象深いので言及します。

記事によれば、他に大家の多い水彩やカラーインクに行き詰まりを感じていた上條氏は、発売されたばかりのコピックを使い、主線を活かした自分なりの描き方を確立しようと考えた、とのことで、
原稿ができ上がると、そこまでで一工程なんです。それが完成といってもいい。だから彩色はまた別の作業。完成したものをどういうふうにアレンジするか、リミックスに近い作業なんです。
(上條淳士 スミベタを活かしたハイコントラストな独自の絵づくり
そう締めくくります。

着彩はリミックス。

このフレーズが僕の頭にこびりつきました。CG彩色は、コピックよりいっそうその側面を強めています。

線画さえ抽出しておけば、厚塗りだろうが水彩塗りだろうがエロゲ塗りだろうがいくらでも試すことができます(前二者はあくまでもコンピュータ上のシミュレートにすぎませんが)。必要なのは電気代だけ。線画をトレスする手間もカラー画材を買うコストも大幅に引き下げられました(AdobePhotshopは下手なPCより高額ですが)。あらかじめ着彩レイヤーを細かく分けておけば、色調補正だけで簡単にカラーリングを違えることもできます。まさにリミックス。

そして気付くことは、CG技法書が「リミックス方法」ばかりに目を向けているということ、技法書それ自体がリミックスのように同工異曲的になっているということです。

上條氏の言葉が、技法書における僕の判断基準の礎になった、というお話でした。

書評になってないな。

あとでもうちょっと書き直すかもしれません。

*12月17日の覚え書き

2008年12月17日 | 覚え書き
そろそろ大掃除の季節ですよ。うんざりしますね。こういうものは計画性が大事、というようなことはライフハック系の本によく書いてあるので、受け売りでつられる馬鹿とか思われるのはたいへん遺憾なのですが、実際そうするより仕方なく、ちょこちょこと始めています。

で、本棚の整理などをしてみたところ、常日頃から僕が高いだのなんだの言っている技法書や美術書や画集が100冊くらいあるじゃないですか(古本で買ったものもありますけどね。それと、アニメ絵系だけではありませんので念のため)。デザイン書やアニメやゲームの資料集も含めたら(資料集はイラストだけが内容じゃないですけど)もっとありますね。素人にしては多いほうじゃないですか? 買ったことも忘れているようなものもあり、我ながら驚きです。もし「温い! 温すぐる!」という猛者がおられましたら、僕は温くて結構ですので代わってください。

じゃまた。

……。

技法書も高いけどアメコミも高いなぁ、などと思いながらトランスフォーマーを読み進めて掃除が進まなくなる罠。

*pixiv本を見た(だけ)

2008年12月16日 | 覚え書き
今日の帰り際、ショッピングモールの本屋に寄りました。で、『pixivで学ぶイラストテクニック集』(晋遊舎)を発見したのですが、残念ながら持ち合わせがなかったので買いませんでした。すいません。

そういうわけで、技法書ウォッチャーとして内容をうんぬんすることはしませんが、ちょっと立ち読みした感じ、それなりに「読みで」はありました。まあこれくらいの情報なら努力すれば全部ネットで手に入るかな……とは思いますけど、それをまとめてるってことで。

うーん、pixiv参加者がお祭り感覚で買う本でしょうか(ケータイ小説と同じ?)。

でもやっぱり1800円は高いですね。フルカラーなので仕方ないとは思いますけど(付録CD-ROMにPSDデータが入っているのかどうかイマイチ読み取れませんでした。どうなんでしょう)。pixivに興味を持つ人は常時接続環境にあるでしょうし、そもそもその前提で話を進めている感じもあるので、付録CDを省いてオンラインスペースにパスワードつけたデータを置くとかすれば……。いかん愚痴になる。

まあどこの出版社s(←複数形)とは言いませんが、ページばっかり多くて中身スカスカとか、出来がまるっきり同人誌とか、pixiv本より高くてダメな技法書はいっぱいあるので、「まだ技法書というものを持っていないけれど、ちょっと興味がある」というような人なら買って損はないと思います。レイアウトも凝っています。ただし、内容は「Photoshop中級者向け」みたいな感じ。その点は気をつけましょう。

じゃまた。

*12月15日の覚え書き

2008年12月15日 | 覚え書き
pixiv、今度はホラー映画?とタイアップしてるみたい。

組み合せがわからん……。

いや、もしかすると「R-18G」なんてタグをわざわざ用意しているくらいだから、pixivにホラー好きな人がいるのかも。

それにしても、ホラー好きとかプロレス好きとか、いろいろありますねえ、人の趣味って。僕はホラーやプロレスにはまったく興味がありませんけど、他の人がほとんど興味を持たないトランスフォーマー好きですよ。何か。

さて、自分の趣味をさらけだすことにはある種のリスクがありますが、絵を描くということはまさに趣味の表出、内面の発露。僕自身、自分のハンドル(ログインネーム)をこのさきずっと使い続けるつもりですが(残りの人生が半世紀か、それとも半年かはわかりませんけど)、いったいどれだけ全世界に自分をさらけだすことになるんでしょうか。

Web最大の自衛策は「使わないこと」、次善の策は「ポータルから出ないこと」、3番目くらいが「ROMに徹すること」、などと言われますが(嘘ですよ、念のため)、イラスト描きはそんなこと言ってられませんよね。

僕もせいぜい間抜けなことをしないように気をつけようと思います。いや、もうずいぶんやらかしてますけど。