石垣島の美味いどころ 琉球割烹 司(つかさ)

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沖縄・鳩間島の油化装置で、ハッポウスチロールを燃料に!(その1)

2012-07-21 | 発泡スチロールの油化装置

沖縄・鳩間島の油化装置で、ハッポウスチロールを燃料に!(その1) 

「海岸漂着ゴミ」をエネルギー源に再利用(宝の島プロジェクトの取り組みを紹介して戴きました)

 

2011年11月から12月にかけての10日間、3度目の石垣島訪問をしました。

娘が嫁いでおり、3人目の孫(男児)の誕生と言う事で、妻と一緒に出かけました。

娘婿は、石垣市内の大きなホテルの料理長をしていましたが、独立して昨年(2011年)の5月に「琉球割烹ダイニング 司」をオープンしており、これも訪問する楽しみの一つでした。

 

娘婿の親戚筋の方たちと一緒に「琉球割烹ダイニング 司」で、宴をしている時、歌いながら三線を弾いてくださった浦崎宜浩 さん(八重山古典音楽安室流協和会会長)の弟さん(浦崎金雄さん)が鳩間島にいることを教えてくれました。

娘婿のご両親が鳩間島出身なので、一度行ってみたいと話しておりましたら、鳩間島の弟さん(浦崎金雄さん)に連絡を取ってくれて、案内していただけることになり、翌日石垣島発西表島経由で鳩間島まで足を延ばすことが出来ました。

 

漂着ごみを燃料油へ変換することにより、離島を「宝の島」へ変えようという試み「鳩間島・宝の島プロジェクト」で取り組まれている鳩間島の浦崎金雄さんーNPO南の島々(ふるさと)・守り隊ー理事長・・・に車で島の案内をして戴きました。

その中に、ハッポウスチロールを燃料にする油化装置も紹介してくれました。

島には漂着ごみが後を絶たないそうです。

出典:沖縄タイムス 2010年11月5日 18時21分

【鳩間島=竹富】漂着ごみを燃料油へ変換することにより、離島を「宝の島」へ変えようという試み「鳩間島・宝の島プロジェクト」(主催・日本海難防止協会)の一環として、同協会が開発した車両移動式発泡スチロール油化装置が4日、同島で初めてお披露目され、公開稼働実験が行われた。来年4月以降、与那国島を含め漂着ごみ問題を抱える全国離島の海岸を広域的に巡回する。

 この日は島民らでつくるNPO「南の島々(ふるさと)守り隊」(浦崎金雄理事長)メンバーや西表島で環境学習に取り組む子どもら約40人による海岸清掃が行われた後、移動式装置による公開実験を実施した。拾った発泡スチロール約40キロから精製した油で発電機を稼働させ、「エコ祭り」を開催。参加者へ綿菓子やかき氷がふるまわれた。

 同協会は日本財団からの助成を受け、昨年11月以来、漂着ごみの40%を占めるとされる発泡スチロールから、給湯設備や焼却炉などで利用できるスチレン油を精製する固定式装置を同島に設置。同「守り隊」が管理、運営している。

 一方、大型離島や複数の離島を抱える自治体では、固定式装置1台では処理できない可能性があるため、機動性や利便性、経済性の観点から、4トントラックと一体化した車両移動式装置による巡回が考案された。

 移動式装置は3基あり、同協会の大貫伸主席研究員は「フェリーが就航していればどこへでも行ける」と説明。八重山、長崎県対馬周辺、新潟県佐渡島周辺の3地域を拠点とし、「離島キャラバン隊方式」で巡回させていく方針を示した。

 「八重山3市町には移動式プラントをやりやすい方向で有効活用してほしい。竹富町はNPOと協働で鳩間を『前線基地』として、西表島や黒島の漂着ごみも処理する仕組みをつくってもらいたい」と期待した。

 

 

 

 

 出典:サンライフ 株式会社 http://www.oct-net.ne.jp/~ztokitak/page007.html

使用済み発泡スチロール、野菜くず、廃食用油のリサイクル
■サンライフ 株式会社 (神奈川県)
サンライフ㈱は、社団法人日本海難防止協会の「宝の島プロジェクト」に取り入れられており、
★海岸漂着ゴミ、発 泡スチロール、ペットボトルを            
 ★野菜くずを飼料や肥料へ。                         
 ★てんぷら油、廃油などを1つのプラントで処理して燃料として再利用。
廃棄物統合処理システム(IWDS)について 

   1、油化装置により使用済み発泡スチロールを発生したその場で「スチレン油」として減容処理する装置です。(2tトラックに満載
   の発泡スチロールが、ポリタンクわずか2個程度のスチレン油になります。)
   2、乾燥機は、油化装置、ディーゼル発電機の排気熱を利用して野菜くずを乾燥する。(乾燥後の野菜残渣は飼料の原料として   使用可能。)
   3、ディーゼル発電機は、油化装置で作られるスチレン油と廃食用油で駆動される。
   4、発電機出力で油化装置、野菜クズ乾燥機の必要電力を供給する。
   5、発電機出力には余裕があり、他の電力需要にも適用可能。
   6、スチレン油は、ボイラーや、発泡スチロール熱減容機の燃料に使用することも可能。

発泡スチロール・野菜くず・廃食用油の画期的なリサイクルシステム(IWDS)

漂着ゴミの40%を占めるとされる発砲スチロール類を油化プラントにより可燃性のスチレン油に変換。ゴミ1㌔㌘に対してスチレン油1㍑が精製され、4割弱は油化プラントの燃料として使用されるが、残る6割強は外部活用が可能。

出典:日本財団ブログ・マガジン 漂着ゴミがエネルギーに! 沖縄鳩間島で宝の島プロジェクト

 海岸の景観を損ね、生態系を破壊し、住民や自治体の負担にもなる漂着ゴミをエネルギーに変えようー。こんな夢のようなプロジェクトが、日本財団の支援を受けた日本海難防止協会によって始まる。名付けて「宝の島プロジェクト」。人口約40人の沖縄県竹富町鳩間島に全国で初めて専用油化プラントも設置され、11月7日には海岸で拾ったゴミで実際に発電する公開実験も行われた。

 

同協会によると、日本の海岸に漂着するゴミは少なく見積もっても年間100万立方㍍に上り、漂着地域の自治体や住民ボランティアが処理している。しかし、漂着しやすい地域は離島や過疎化地域が多く負担も大きい。鳩間島も島内で処理ができず船で石垣島に運ぶため、2㌧トラック1台分につき約18万円、年間で300万円を超す費用が掛っている。

今回のプロジェクトでは、漂着ゴミの40%を占めるとされる発砲スチロール類を油化プラントにより可燃性のスチレン油に変換。ゴミ1㌔㌘に対してスチレン油1㍑が精製され、4割弱は油化プラントの燃料として使用されるが、残る6割強は外部活用が可能。鳩間島では、スチレン油を漁船のエンジンや島の観光にも役立てたいとしている。

島国・日本の海岸に漂着するゴミ処理や、沢山使われるハッポウスチロールを油化装置で、燃料化して使えたら・・・環境問題の視点からだけでなく、経済的にも持続可能なシステムとして、NPOなどが地域で稼動できる分野として注目していきたいと思いました。

 

沖縄・鳩間島の発泡スチロールの油化装置

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