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2011年5月23日 NO.1537 大連は美味い安い
JAL８２７は心地よく西へ飛んで行く。たまたま隣に実習生が乗り合わせた。大連は庄河の出身だそうだ。そうそう、私が生まれ故郷・丹東に帰る通り道になる。汚い。きつい。厳しい。仕事は今の日本の若い連中は敬遠しがちだ。その間隙を縫って中国の実習生は３年間で４００万円の貯金を残し故郷に錦の御旗を立てて帰還中だそうだ。
旅は道づれ、世は情け、じゃないが、それなりに流暢な日本語で日本と中国のことを話し合ううちに機内食が（昼飯）運ばれてくる。今日はJAL空弁“遊食楽園京風おばんざい弁当シリーズが出てきてた。確か私は３回目だがその都度おかずも変わり、それなりに新鮮味がある。
森の石松じゃないが「呑みねえ、喰いねえ」弁当を挟んで左に赤ワイン、右にアイスクリーム。隣の凱旋将軍と「呑みねえ、喰いねえ」 なぜ 凱旋将軍と言うのかと言うと日本円４００万円の価値は庄河では２０倍の価値があるからさ。アッパレ やがてJAL８２７は大連空港に舞い降りる。
価値と言うか、値段と言うか、この牡蠣フライは五個あって幾らでしょうか？地元の牡蠣だから２５元。日本円に換算すると約２５０円です。だけど安いね。
このピータン豆腐中華サラダも２５元。透きとおった黒いピータンはサラダの中です。
このアサリの酒蒸しは同じく２５元、隣に青い火が見えますね。
これは湯豆腐です。３０元。日本円で約３００円です。安いか？高いか？
部屋は（個室）は飛翔の間、ここは大連の有名なホテルの日本料理店の一室です。
突き出しはタダで、ふぐの皮の煮こごり。安くて、旨くて、イカスネ。
憧れの大連。子供の時の憧れと今の日本の社会に住んでる私の憧れはチョット違います。 第２次世界大戦に破れ、明日食う米もない中で、戦争を知っている男達は貧しさに負けじと我武者羅に働きました。私もその中の１員だと思います。
そして戦い敗れた日本は世界第２位の経済大国になりました。そこから日本人の心には驕りが始まりました。特に若い人。先ほども言いましたが汚い。きつい。厳しい。仕事は敬遠し、楽して。楽しく。給料の高い仕事を探しあぐねて、「仕事が無い。仕事が無い」とぼやいてる。
皆さんが嫌う生産農家の仕事は中国人研習性・実習生が居なければ成り立たない現実を皆さんは、目の当たりにしたと思います。日本も今、」謙虚にならなければならない時が来たと思います。 つまり、労働意欲と生産コストが現在の日本社会を変質にして居ると思います。
戦い敗れて、国家権力の背景を失った棄民の私は６０年後の今、子供の頃の憧れの大連で、別の角度から大連（中国）を憧れて、安い酒を飲んでます。
また明日。・・・
このブログを読んで頂きありがとうございました。
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