本気の雇用対策を!

2010-09-09 | 日記
 管直人首相は、代表選挙の演説で「3つの雇用」と叫んでいますが…
 完全失業率は依然として5%台に推移したままです
 9日は、県議団で岡山労働局に、県内の雇用情勢の調査に伺いました。
 対応してくださった職業安定課長からは、「政府から、雇用対策で学卒対策に力を入れるよう指示が出たが、これまでもやっていないわけではない。2か月おきに企業面接会があり準備に大変苦労している」と嘆きの言葉が。
 それもそのはず、労働局も人が減らされて、「1.5人分の仕事をしている。最近は正職員もいなくなっている」と公務員削減の歪みが出ています。

 岡山県は3か月ぶりに求人倍率が上昇した(といっても0.67倍ですが…)ということですが、製造業でわずかに増えているものの、正社員の採用はなかなか進んでいないとのこと。
 正社員の新規求人数は、18年度は月平均7,127人あったのが、21年度には4,282人まで激減しています
 高校や大学に出向いて、就職の相談などをおこなうジョブサポーターを18人から36人に倍増するなどの手だてもとっているそうですが、求人数自体が増えないことにはどうにもならない感じです。
 長引く不況に円高が重なり、中小企業などは雇用を増やせない状況にあります。日本共産党が提案しているように、「中小企業支援」や「労働者派遣法の抜本改正」、「最低賃金の引き上げ」などが待ったなしに求められています
 代表選挙のパフォーマンスに終わらせないよう、政府の雇用対策をしっかり見張らねば
 今回の調査も元に、14日の10時30分から森脇県議が質問します。ぜひ傍聴にお越しください。