いつも感じることだが、字のきれいな人は得をしていると思う。誰とは言わないが、大学教授などの知識人が、TVなどで板書するとき、その字が汚いとがっくりする。俳優もそうだ。知識と文字に関係は無いと思うが、日ごろ、尊敬している人物の書く字が、カナ釘流と知ると悲しい。思うんだが、文字の上手下手は、ある程度遺伝じゃないだろうか。私の兄弟はみなきれいな字を書く。ダメなのは私だけ。でも、最近やっと、下手な分は頭脳がカバーしていると気づいた。神は公平である?。
昨日は朝から高校駅伝見物をきめこんだ。女子の部は午前。午後には男子。「都大路年末の風物詩」なんて美化されている。今年は66回目。留学生を起用する参加校が増えた。彼らが入るとティーム力がアップする。起用は一校1人など制約はあるものの、断然有利だ。そのうえ学校としては「走る広告塔」効果がある。優勝した世羅高校にも一人いた。純日本人チームで優勝したのは、59回の佐久長聖高校が最後。その点、外人選手で固めたプロ野球と相通ずるものがある。
珍しく早起き、といっても8時ごろ。新聞受けから新聞を取る。それで早起きか?は別として、チラシが足元にはらりと落ちた。ふと、今から7,8年前、バイトの電報配達を思い出した。当時、電報勧奨のチラシをよく配って歩いた。ノルマ1000枚ももらうと、たいへんだった。暑い夏、寒い冬。郵便受けの無い家、紙屑を入れるなと叱られたこともあったっけ。辛かったなあ。その効果があったかどうかは知らない。バイトは5年くらい勤め、78歳で止めた。よく働いたよご老人は。
このところ、天井裏や台所でネズミがよく暴れる。薬剤で追い払ってみたが、効果は思わしくない。そこで、昔からの金網製の「ネズミ捕り」を台所に仕掛けた。3日後の昨晩、見事にかかった。チビネズミだが、丸々と肥えている。さて、処分はと悩んだ。殺生はしたくない、追い払えばいいのだ。そこで家内と相談し「所ばらい」の刑を申し渡した。人気のないのを見て、我が家から100メートル離れた草むらに放した。奴が「もう二度とお宅には入りません」と誓ったかどうか。
夏ごろから数独ゲームに凝っている。市販の250問掲載されている問題集を相手に奮闘してきた。しかし、120問目あたりから成績がガクンと落ちてきた。連戦連敗。もうやめようと思ったが、他人が解けるのなら、私にだって解けるだろうと、老人はねばった。猛然と湧いてきたファィト。「下手の考え、休むに似たり」状態の日もあったが、連日、寝床で12時まで粘った。どこの回路がつながったのか、170問目あたりから、また解けるようになった。もしかすると、私は天才か。
世間でスズメが減ったと騒がれたときも、庭の餌台にはスズメ、ヒヨドリが多数やってきて、小鳥天国だった。しかし、昨年来、ヒヨドリは激減している、どうしたんだろう。今日、庭で片付け仕事をしていたら、小鳥たちの様子がおかしい。と、一羽の鳥が小鳥たちを狙って突っ込んできた。慌てふためくスズメたち。狩りは失敗した。地面におりた天敵はヒヨドリよりも少し大きい。図鑑を見たが不明。狩りを見たのはこれで3度目だ。いずれも失敗。鳥の世界にもテロがあるんだなあ。
今日夕方、TVでチラッと見ただけだが、サウジアラビアが主導で、アラブ諸国が団結して、イスラム国(IS)を叩くという話があった。かねてから、私はなぜ、イスラム教信奉の「正統」アラブ諸国が、暴虐無人のISの所業を黙視しているのか、分からなかった。世界の人々は、IS=イスラム教=アラブ諸国の図式を容認したくはないぞ。アラブ諸国は同じイスラム教徒と戦うのが、嫌だったのかもしれないが、今からでもおそくない。欧米各国と協力して、一日も早くISを退治してほしい。
私には、屋根や木など、高いところは絶対に登るなと禁足令が出ている。危険だからやるなという暖かい思し召しなのだろう。じゃ、高所の作業は誰がやるのだろう。どうもその辺がはっきりしない。今日、家内が不在をいいことに、トタン屋根に上って落葉掃除。樋にもぎっしり落葉が溜まっていた。そのあと、お隣りさんとの目隠し用の簀子が倒れかかったのを撤去。ネコどもの仕業だろうか。そのとき家内から迎えに来てくれとの電話。ハイハイと出かける。これで家庭は円満なのだ。
辺野古沖の埋め立て工事反対の翁長知事陣営にとって、足元からとんでもない提案が出てきた。宜野湾市の佐喜真市長が、普天間飛行場の跡地にディズニーのような娯楽施設を誘致したいと言い出したのだ。沖縄知事の敗訴とにらんだのか、普天間基地の移転は決まったような言い分だ。これに菅官房長も理解のある回答をしたらしい。国と県が、県民のために、国民のためにと争っている時期だ。この提案はまずい。TPOをわきまえろ。沖縄県民の反応や如何。
可児市内の知人宅を訪ねた。心配していたとおり、リニア新幹線で悩んでおられる。地下を通過するリニア新幹線の開口部分は、知人の敷地にすっぽり納まる。工事は始まっていないが、測量杭は陶芸家の敷地を引き裂くように打たれている。リニアは母屋と窯場の間を通過するのだ。静かな山林も工事が始まると近隣の風景は一変する。トンネル廃土を運搬するダンプは切れ目なく往来する。リニアの通過音。静かな山村はもう無い。知人一家は現在地に引き続き住むだろうか。