感じるままに・・大人の独り言

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「我が三重県の誇り・吉田沙保里」〜金メダルより値打ちある銀メダリスト

2016-08-21 11:10:00 | ちょっと真面目なお話
リオ五輪もいよいよ終盤になって来た。柔道に続いて女子レスリングの金メダルラッシュに日本中が沸いている。18日の時点で既に3個の金メダルが出ていた。
19日はきっと4個目の金メダルを、吉田沙保里がオリンピック四連覇と共に獲ってくれると誰もが信じていたはずだ。

私は" 三重県の星・吉田沙保里 "に対して、これまであまり興味がなかった。
何故かと言うと、彼女の事をよく知らなかったから。

それと、吉田が金メダルを獲るのは当たり前だと思ってたからだ。

その吉田が銀メダルに終わった事が、朝のニュースで飛び込んで来た時は、本当に驚いてしまった(ToT)
そして何よりも、試合の後の号泣しながらのコメントが、心が痛むくらい衝撃的だった。


「日本選手団の主将として金メダルを獲らないといけなかったのに、獲れなくてごめんなさい。」、「自分の力を出し切れなくて申し訳ない」等々号泣しながら答えている姿を画面越しに観て、思わず抱き締めて一緒に泣きたい気持ちになってしまった。

霊長類最強女子と言われて、絶対王者としての強くて前向きな吉田沙保里しか知らなかったので、泣きじゃくって謝る吉田の姿は意外だったし、「あぁ、とてつもない重圧と期待、責任をこの人は背負ってたんだ」と改めて感じ、この涙と謝罪とも取れるコメントは、自分の敗けを悔しがるのではなく、責任感から来るものだと思うと心がキュンと締め付けられ、可哀想でこちらまで涙が出てきてしまった。

謝ることなんてないよ、今回は銀メダルだったけど、このメダルは金メダルに匹敵するくらい価値があるし、何よりも貴女の後輩達が金メダルを獲得したのは、貴女のこれまでの功績の結果だと思う。

吉田がまさかの銀メダルに終わったのを受けて、その後の63キロ級で闘った川井梨沙子選手は吉田のリベンジを果たさなきゃとの思いで見事に金メダルを獲得してる。

吉田から王者の座を奪い取ったアメリカのマルーリス選手は、ずっと吉田に憧れて、吉田に勝つことだけを目標にして金メダリストに輝いた。吉田有りきの金メダルなのだ。彼女は「吉田の強さや技だけじゃなく、精神的なところも尊敬している。素晴らしい人。」と、吉田を称賛しているコメントを出している。


この戦いだって、決して不徳の致すところの結果ではないし、何より彼女のあの涙のコメントや会見を観た人は、吉田の人間性に触れて悪い印象を持ったり、攻める人なんていないと私は信じたい。

強いとばかり思ってた吉田の涙からは、素直で責任感が強く、真っ直ぐな人間性を垣間見る事が出来、いっぺんにファンになってしまった私(*^.^*)

三重県人として、又同じ津市民として彼女を誇りに思う。
この場合の" 誇り "とは、プライド・PRIDEではなく、"誉れ・ HONOR "の方だ。プライドにも誇りの意味があるけど、この場合の誇りは" 自分勝手な自尊心 "の意味が強い気がするけど、HONORだと、" 世間から信用され敬意を表されような名誉、栄誉、尊敬、敬意を意味するので、私は吉田沙保里には" HONOR "を捧げたいと思う。(^-^)v

明日でリオ五輪も閉幕するが、今大会の日本選手達の活躍は本当に素晴らしかったd=(^o^)=b
オリンピックは、闘ってる選手達は勿論、全世界で観ている人達に夢と希望、感動を与えてくれる、人類の成長の為の祭典だと、感じている。

陸上男子の400メートルリレーも素晴らしかったし、メダル獲得選手達の平均年齢が20代前半だと言う結果も四年後の東京五輪への期待を膨らませてくれる(*^。^*)


感動をありがとうd=(^o^)=b
選手達にはゆっくり休んで、又どんな形にせよ、次世代に向けて繋げて行って欲しい(^o^)/~~