「イラン」という言葉から何を連想するでしょうか?
一時期日本に沢山いた労働者たち?
ペルセポリスをはじめとする古代ペルシアの遺跡や美しい絨毯?
テロ支援国という「悪の枢軸?」
それぞれの人が接した「イラン」によって、それぞれの人がそれぞれのイメージを持っていることと思います。
日本に働きに来ていたイラン人と接したことのある人は、彼らの言葉や人柄、行動からイランというものについて情報を得るでしょう。そうすると、国の家族のためによく働く、人懐っこい人たちと感じたり、自由がなくて、真っ暗な国というイメージを持ってしまったり、麻薬を売ったり犯罪を起こす困った人たちというイメージを持つかもしれません。
イランを旅行した人は、日本とは全く異なる気候や食べ物、美しい歴史的建造物、それから旅行者にはとても親切なイランの人々に接して、イランほど素晴らしい国はない、と思うかもしれませんし、買い物でぼられたりお金を盗まれたりして、「イラン人ほど嫌な人たちはいない」と思うかもしれません。
あるいはそういった体験もまるでないまま、テレビや新聞などによって断片的に接する情報から、核開発を強行したり、ミサイルの開発をしたり、イスラエル殲滅宣言を出してみたりするとても危険な国であると思ってしまうかもしれません。あるいは「イスラーム」という言葉から、一夫多妻だったり、男尊女卑が激しかったり、宗教に縛られた非常に遅れた国であると考えるかもしれません。
どれも正解であり間違いであるように思います。
じゃあ、どんな国なの?と聞かれても、なかなか一言では表現し切れません。
そこで、日本ではなかなか紹介されることのないイランの今を、イラン国内で発行されている新聞を通してご紹介してみようというのがこのブログの趣旨。
テヘラン大学外国語学部日本語学科の在学生や卒業生の有志が翻訳をしたこのブログが、イランを知るきっかけの一つとなりましたら嬉しく思います。
ブログ責任者 日本語学科講師 清水
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