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実力差大あり過ぎ:女子サッカーW杯2019で決勝Tへ進んだ代表チームの予想は簡単!

2020-09-03 12:09:23 | サッカー女子ワールドカップ
2019年6月7日、ついにFIFA女子ワールドカップ2019フランス大会がフランス対韓国の開幕戦でスタートした。フランス圧勝。さすが優勝候補の筆頭格。優勝チームオッズでもアメリカと並んで4.5倍。

グループステージにおける試合結果を常時お伝えしながら決勝T進出チームを予想しますが、予想は各チームが1試合を終えた時点で凍結。
なお、本記事には決勝トーナメント進出結果も追記しています。 


グループステージ試合結果(最終)


各代表チームのグループステージ試合結果はこちら。
(fifa.comより)
 



女子サッカーワールドカップ 決勝 T 進出条件

最も難しいのは各グループ 3位の 6チームのうち、決勝トーナメントへ進める 4チーム。まず、1回目の予想で述べた3点をおさらいしましょう。

前回2015年のカナダ大会よりW杯出場チームが16チームから24チームへ増えたのを機に決勝トーナメントへ進めるのは8チームから16チームになった。
1次リーグ戦で
  • 各組1位と2位チーム
  • 各組3位の6チームの内、上位 4チーム
グループ3位となった場合の上位 4チームは
  • 勝点
  • 得失点差などで決める 


グループ3位チームの決勝 T 進出の最低条件 

2015年の結果で言える最低条件は
  • 勝点が3以上
  • 得失点差が0以上

Top10チームは例外なく決勝トーナメント進出

6月19日現在、全チーム決勝T進出決定、おめでとう!
( )内は2019年3月29日に公表された最新のFIFA女子ランキング
  • アメリカ(1)
  • ドイツ(2)
  • フランス(4)
  • イギリス(3)
  • カナダ(5)
  • オーストラリア(6)
  • オランダ(8)
  • 日本(7)
  • スウェーデン(9)
  • ブラジル (10)

Top20以内の7チームもほぼ決勝トーナメント進出
  • スペイン(13)
  • ノルウェー(12)
  • 韓国(14)
  • 中国(16)
  • イタリア(15)
  • ニュージーランド(19)
  • スコットランド(20)
しかし、決勝Tに進めるのは16チームなので1チームが外れることになる。

Top20圏外のチームは決勝Tへ進めない

前回のカナダ大会ではTop20以内のニュージーランド(17位)とスペイン(14位)の2チームは決勝Tへ進めなかった。一方、組み合わせに恵まれたコロンビア(28位)とカメルーン(53位)が進んだ。

しかし、今回は組み合わせ抽選方法が大きく変わりランキング順にくじを引いた。そのため、
  • 死の組は無くなった。前回はUSA(2位)、オーストラリア(10位)、スウェーデン(5位)のグループDがまさに死の組
  • 同じ組にランキングの低いチームが2つ以上入るグループもなくなった(例外F組)。前回はB、C、FグループにTop20外のチームが2チームづつ入った。その結果がF組3位のコロンビアとC組3位のカメルーンの決勝T進出
こうした点の反省から抽選方法を変更したのだろう。よって、今回の大会ではTop20圏外のチームが決勝トーナメントへ進むことは不可能に近い。

1勝すれば得失点差がマイナスでも決勝トーナメントへ進める?

ランキング順の抽選方法(正確にはポット1からポット4まで6チームずつランキング順に割り振った)になったため、これまでの決勝T進出条件が変わりそうだ。主に3位通過のチームがどこになるか見てきたが、どうも得失点差がマイナスでも決勝Tへ進めるような状況になりつつある。

各グループ上位2チームに対して得失点差が -3 になれば4位チームに2点差で勝利しても得失点差は-1。そういうグループがいくつか出てきそう。

現時点では6グループ中、Cグループを除く5グループで3位チームの得失点差マイナスになる可能性がある。つまり、最大3チームが得失点差マイナスで決勝Tへ進めるかも。1チームくらいありそうだね。

結果:結局、勝点3で得失点差マイナスのチームが3チームあったが、ナイジェリアとカメルーンが勝点3、得失点差-2で決勝T進出。チリは得失点差-3でアウト。
 

グループ別試合結果と決勝T進出チーム予想

それでは具体的に各部ループごとにグループステージにおける成績やW杯前の強化試合の成績などをベースに決勝T進出をグループAから順番に考察していきましょう!なお、現時点での予想は第1回目と変わりません。

各チーム1試合終わった時点で決勝Tへ進めるチームを考察してみた。迷った面も多々あるが結果的には変更なし。
 
グループA

グループA
予想
順位
フランス
 4
 1
 3
 9
 7
 1
 6
韓国
 14
 2
 3
 0
 1
 8
-7
ノルウェー
 12
 3
 3
 6 
 6 
 3
 3 
ナイジェリア
 38
 4
 3
 3
 2
 4
-2
 
予想:フランス、韓国、ノルウェー
2位チームを予想するのは難しい。直接対決に勝利したチームが2位になるが、韓国であると信じたい。ただ、両チームともナイジェリアに3点差以上で勝てば決勝トーナメント進出は間違いない。
結果:フランス、ノルウェー、ナイジェリア
韓国の4失点はかなり痛い。決勝Tに進むにはナイジェリア戦勝利+ノルウェー戦引き分け以上なら決勝Tへ進める。格下にめっぽう強い韓国(例:37位のアルゼンチン戦5-0の勝利)だから2位通過もまだまだあり得る。ノルウェー戦で見る限りナイジェリアの弱点は守備。韓国の大量得点を期待。
ノルウェーはナイジェリアに勝利したがシュート数では10-10のイーブン。韓国勝機あり。
ナイジェリア戦、韓国はシュート数(15-12)、枠内シュート(7-2)、ボールポゼション(58%)で上回りながら 無得点。なでしこと同様、決定力不足。ノルウェーに勝利しても得失点差で決勝T進出は絶望的。せめてノルウェー戦だけでもいいところを見せて欲しい。
ナイジェリアもフランス戦を残しているので決勝T進出は厳しい。このグループの3位チームがどうやら決勝Tに進めないようだ。
韓国はかなり活躍するだろうと考えていたので全く予想外の勝点0。ノルウェー戦でも圧倒(シュート数22:8、枠内シュート6:2)。しかし、僅か1点。相手にPK2本を決められ未勝利でW杯終了。決定率が高ければ2勝できたのに非常に残念な結果となった。
ナイジェリア(勝点3、得失点-2)はチリがタイに4点差以上での勝利はないという条件付きで決勝Tへ進出する。特に中国がマッチ39の3位枠に入れば100%決勝Tへ。しかしマッチ43の3位枠に入るとはじき出されるだろう。中国をマッチ39に割り振るかマッチ43に割り振るか、誰がどう決めるのでしょうか?謎である。
結果:ナイジェリアは中国がマッチ43の3位枠に割り振られたが、スコットランドがアルゼンチンと引き分け+ブラジルが別の3位枠に割り振られて決勝Tへ進出。非常に複雑な3位チームの決勝T進出条件。

グループB

グループB
予想
順位
ドイツ
 2
 1
 3
 9
 6
 0
 6
中国
 16
 3
 3
 4 
 1 
 1
 0
スペイン
 13
 2
 3
 4
 3
 2
 1
南アフリカ
 49
 4
 3
 0
 1
 8
-7
 
予想:ドイツ、スペイン、中国
中国が決勝トーナメントへ進むにはドイツに大量失点しないこと に尽きるが、格上相手だといい勝負するのが中国の特徴(例:6/1フランス戦1-2の負け、3/7オランダ戦引き分け)。大丈夫だろう。
結果:ドイツ、スペイン、中国
中国の善戦が目立った。ドイツの守備に不安あり。決勝点を決めた19歳のGiulia Gwinnは今シーズンまで猶本の同僚。
スペインはシュート数で南アフリカに圧倒したが内容的には薄氷の勝利(PK2本)。このグループに限らないがPKやペナルティエリア外からのシュート力(正確性)が明暗を分けるようだ。
ドイツ戦、シュート数ではほぼ互角(ド15-16ス)だったスペインは中国に負けない限り決勝Tへ
中国は南アフリカに勝利したが17本もシュートしながら1得点はまずい。決勝Tに進むには2点欲しかったが、スペイン戦で引き分け以上が必要となった。アジアのチーム(韓国・日本)に共通して言えることは何故なのか決定率が低いこと。
中国対スペイン戦は予想通りの引き分け。中国の決勝T進出決定。決勝TではMatch39に入りそう。そうなるとD組1位のイングラントか日本と対戦。もしMatch43に割り振られればC組1位のチームと対戦。

グループC

グループC
順位
オーストラリア
6
1
 3
 6
 8
 5
 3
イタリア
15
3
 3
 6
 7
 2
 5
ブラジル
10
2
 3
 6
 6
 3
 3
ジャマイカ
53
4
 3
 0
 1 
 12
 -11

予想:オーストラリア、ブラジル、イタリア
ブラジルとイタリアの2位争い予想。イタリアは強豪チームとの対戦がないので予想しにくいが、Top10チームに大量失点しなければ決勝トーナメント進出! 
結果:イタリア、オーストラリア、ブラジル
オーストラリアはシュート数ではイタリアを16-6で圧倒しながらも、【第1版】【第2版】優勝国予想の分析3(取りこぼした試合数)で指摘した「下位チームに取りこぼす」弱点を暴露。ブラジルの攻撃力は高いが問題は守備力。
オーストラリアはブラジル戦でようやく地力を発揮。2点ビハインドからの逆転劇は見事。守備が安定しないのが不安要素だが、この勝利で1位通過の可能性が残った。
さすが世界一のストライカー、サマンサ・カー(シカゴレッドスターズで永里優季の相方)、ジャマイカ戦で全ゴールをたたき出し得点ランキング1位タイへ一気に駆け上がった。しかし、チームの1失点は頂けない。一発勝負のトーナメント戦では守備力が問われるが、決勝Tではノルウェーと対戦するので余程のことがない限りベスト8は間違いなし(これが戦略だったかも?)。
一方、ブラジルは3位だが、PKでゴールを決め決勝T進出。ただ、フランスかドイツと対戦するのでベスト8は厳しい。イタリアは中国と対戦する可能性が高いが、そうなれば中国にとってベスト8の可能性あり。
PA内のファウルを絶対してはならない!

グループD


グループD
イングランド
3
1
 3
 9
 5
 1
 4
スコットランド
20
3
 3
 1
 5
 7
-2
アルゼンチン
37
4
 3
 2
 3
 4
-1
日本
7
2
 3
 4
 2
 3
-1

予想:イングランド、日本、スコットランド 
4/9ブラジル相手に1-0で勝利しているスコットランドが日本やイングランドに大量失点する可能性は低い。
結果:イングランド、日本
イングランドは最初のPKによる得点が大きかった。この試合に限らず手に当たればPKという判定。故意のハンドではないのにおかしいなと思い調べたら、2019年3月国際サッカー評議会がハンドに関する大きなルール変更(故意であろうが偶然であろうがペナルティエリア内のハンドはPK)したとのこと。今知ったことを反省!
イングランドの2-1の勝利は想定内。日本にとっては+-ゼロ。
日本どうした? いくらなんでも無得点は考えられない。確実に勝点3を取らなければいけないアルゼンチン戦でスコアレスドロー。
決勝Tへ確実に進むにはスコットランド戦勝利とイングランド戦引き分けが必須。
見事スコットランド戦、岩淵のミドルシュートと菅澤のPKで2-1の勝利。これで勝点4となり決勝トーナメント進出99%決定!開き直ったのか 選手の見違えるような 躍動感あふれる はつらつとしたプレーに ゴールへの執念が 目に見えて分かる試合だった。
スコットランドは3位通過で決勝Tへ進みにはアルゼンチンに2点差以上の勝利が必要だが、日本戦の終盤の攻撃を見るとその可能性は高い。
イングランドも無理には攻めないだろうから引き分けになる可能性が大きいが、何とか1位通過を狙え!
今回もTop10チームに対して「先制点を許すと勝てない」という過去2年のジンクスを破ることができなかった。後半、軸足を守りに変えたイングランに対して積極的に攻撃を仕掛けたが相変わらずの決定力不足で得点できなかった。ただ、これが現実でありベストを尽くしたと思う。この実力差をしっかり受け止めて自らの成長の糧にしてほしい。

グループE

グループE
予想
順位
カナダ
5
1
 3
 6
 4
 2
 2
カメルーン
46
4
 3
 3
 3
 5
-2
ニュージーランド
19
3
 3
 0
 1
 5
-4 
オランダ
8
2
 3
 6
 6
 2
 4
 
ニュージーランドはW杯直前のWarm-upマッチでイングランドに勝利するなど上昇気流に乗っている。オランダはWarm-upマッチとはいえ、オーストラリアに3-0で快勝。
ニュージーランドがオランダに大量点を喫しなければ決勝T進出の可能性あり。ただ、カメルーンに2点差以上の勝利ができるかがポイント。
予想:カナダ、オランダ
結果:カナダ、オランダ、カメルーン
得点力はそれ程ないカナダだが、勝ち切る力は相変わらずだ。
ニュージーランドの守備は良い。カナダに大量失点する可能性は低い。やはり、問題は攻撃力。
 ニュージーランドはカメルーンの直接対決で勝利しても3位通過での決勝T進出は難しくなったが、下記の条件付きで決勝T進出の可能あり。
  • カメルーンの直接対決で2-0以上の勝利
  • 中国がマッチ43の3位枠に割当てらる
  • チリより成績が上回わる

グループF

グループF
予想
順位
アメリカ
2
 3
 9
 18
 0
 18
タイ
34
3
 3
 0
 1
20
-19
チリ
39
4
 3
 3
 2
 5
-3
スウェーデン
9
1
 3
 6
 7
 3
 4
 
通常ならタイとチリの決勝T進出は無理。しかし、アメリカがグループ2位通過狙いならタイかチリの決勝Tへの可能性がでてくる。
予想:スウェーデン、アメリカ
結果:スウェーデン、アメリカ
チリがタイに3点差以上で勝てば決勝T進出の可能性あり。アメリカの戦略に注目:ベスト8でドイツそれともフランス、どちらの対戦を選ぶのか?3試合目のスウェーデン戦で明らかになるだろう。6/21の試合、結果が楽しみ!
結果:アメリカはフランスとの対戦を選択。さすが、スポーツ大国、淑女的にプレー。おろらく、タイ戦前から1位通過狙いを決めていたのだろう。でなければ13点も取る必要がない。


決勝トーナメント進出国予想・結果のまとめ


Top10チームは予想通り例外なく決勝トーナメント進出
  • アメリカ(決定)
  • ドイツ(決定)
  • フランス(決定)
  • イギリス(決定)
  • カナダ(決定)
  • オーストラリア(決定)
  • オランダ(決定)
  • 日本(決定)
  • スウェーデン(決定)
  • ブラジル(決定)

Top20以内の7チームの内4チームが決勝トーナメント進出

  • スペイン(決定)
  • ノルウェー(決定)
  • 韓国(敗退)
  • 中国(決定)
  • イタリア(決定)
  • スコットランド(敗退)
  • ニュージーランド(敗退)
以上の16チームと予想! 外れたとしても1チームくらいでしょう。


Top20圏外の2チームが決勝T進出(予想外)

Top20内の敗退した2チームに代わってナイジェリア(38位)とカメルーンが(46位)が進出。両チームとも勝点3、得失点差-2。
反省の為、Top20圏外の2チームが決勝Tに進めた理由を総括
  • 韓国が予想外に実力を出し切れなかった
  • スコットランドは73分まで3-0でアルゼンチンをリードしていたが奇跡的に同点にされた。守備力がいかに大事かですね
  • アフリカ勢の実力はFIFA女子ワールドランキングに反映されにくい(国際親善試合が少ない)
   

まとめ  

現時点での結論としては、
  • Top10チームは例外なく決勝トーナメント進出
  • Top20圏外のチームは決勝トーナメントに進めない⇒唯一可能性があるとしたらタイ(アメリカの戦略次第)
  • Top20以内で1チームだけ決勝トーナメントに進めない⇒かなり難しいが可能性が高いのはニュージーランド
「勝負に絶対はない」ので100%の断言はできない。しかし、ここで予想した16チームの内15チームは順当に決勝トーナメント進出を果たすだろ!
結果は16チーム中13チームが中。実力差があるので予想は難しくない。


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