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サッカー女子ワールドカップ2019:決勝戦はこれで決まりだ!?

2020-04-03 07:43:18 | サッカー女子ワールドカップ
FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会の準決勝の組み合わせ決定は6月30日早朝。アメリカとイングランドは既に準決勝進出決定、残りは2席。ドイツの準決勝進出は固いだろうが、イタリアとオランダはどちらにもチャンスがありそうだ。

なお、準決勝に関して言えば、いつもの顔ぶれからフランス(+ドイツ)が欠けるが、アメリカが2016年から開催しているSheBelievesカップの再現のようだ。この大会は2019年度を除きFIFA女子ランキングTop4の4チームが参加している世界最高峰の大会。

ここでは、現時点における準決勝の勝者と優勝チームを予想しましょう。皆さん、この記事を参考に準決勝及び決勝戦を楽しく観戦して下さい。 
 
  
イングランド 対 アメリカ 
 
過去4試合の直接対決 
  • アメリカ 2勝1分1敗
全てアメリカ主催の例年3月に開催されるSheBelievesカップでの対戦結果。
アメリカから見た表で示しましょう。

( )内はイングランドシュート

得点
結果
シュート本数
枠内シュート本数
1-0
9(8)
0(0)
0-1
14(14)
2(3)
1-0
8(6)
2(0)
2-2
20(6)
6(3)
 
あまり差はないように感じられるが、SheBelievesカップはアメリカ女子サッカープロリーグ、NWSLの開幕3~4週間前に開催される大会なのでアメリカ選手はベストのコンディッションになる前の大会。シーズン中か否かは、予想する上でキーとなる。この点の思慮が浅かったためアメリカ対フランスの勝利予想を外してしまった。今回はそれを考慮したのでアメリカがかなり有利と予想。 
 
2019年W杯前後の成績
 
アメリカ
 
W杯前
  • 2019年度に入ってから失点が増えたが攻撃力はすさまじい
  • 国内のシーズンが始まれば守備も安定してくるだろう
 W杯
  • スウェーデン戦で安定したパーフォーマンス発揮
  • スウェーデンに完封勝利で守備もよくなってきているが、スペイン戦のようなパスミスからの失点をすれば致命傷になりかねない
  • フランス戦で示した決定率の高さと猛攻に耐える守備力の両輪が揃った
 
対戦国
月日
スコア
シュート
(相手)
枠内
シュート
タイ
6.12
13-0
40(2) 
20(2) 
チリ
6.17
3-0
26(1) 
9(0) 
スウェーデン
6.21
2-0
16(7)
4(2)
スペイン
6.25
2-1
〇 
10(4) 
2(1) 
フランス
6.29
2-1
10(20)
8(5)
 

イングランド
 
W杯前
  • 2019年度スペインに苦戦、6/1 ニュージーランドにまさかの0-1などパーフォーマンスが不安定
W杯
  • シュート数の多い割に得点が少ないが、肝心の時に得点している。また、W杯に入って安定したパーフォーマンを発揮
  • ただ、日本を除いてかなり下位チーム相手なので当然の結果
  • 特に、カメルーン戦では点差ほどの実力差は感じられなかったが、
  • ノルウェー戦ではランク3位に相応しい実力を発揮 
 
対戦国
月日
スコア
シュート
(相手)
枠内
シュート
スコットランド
6.10
2-1
14 (7)
6 (3)
アルゼンチン
6.15
1-0
17 (2)
7 (1)
日本
6.20
2-0
14 (16)
6 (4)
カメルーン
6.24
3-0
7(8)
3(2)
ノルウェー
6.27
3-0
16 (12)
6 (4)
 
イングランドはこのW杯で無失点。ただ、強豪国との対戦は日本戦のみ。決定力に加えて守備もよくなっているアメリカにどこまでくらいつくことができるか?総合力に勝るアメリカが優勢。
 
アメリカ勝利の確率:70% 
 
結果:アメリカ 2 - 1 イングランド(追記)

アメリカが10分C.プレスのヘディングシュートで先制。19分イングランドは左からのクロスをホワイトが見事にワンタッチで決めて追いつくが、31分モーガンの鮮やかなヘディングで2-1とアメリカがリード。後半は互いに決定機を掴んだが、永里のチームメートGKアリッサ・ネイヤーによるPKセーブなどナイスセーブを連発したアメリカが守りきり勝利。シュート数はアメリカ 10、イングランド 6、枠内シュート数はそれぞれ 4。アメリカのボール支配率は43%(対フランス戦は39%)、投手で言えば「三振を取りにいく」から「打たせて取る」戦法も確立したようだ。なお、前試合、フランス戦で2得点した33歳のラピノーはベンチ(温存?)。
 

スウェーデン 対 オランダ
 
スウェーデン
 
W杯前
  • 2019年度に入ってランク49位の南アフリカに引き分け。ランク30位のポルトガルに負け。下位チームに取りこぼしているので実力は未知数。
W杯
  • チリ戦、タイ戦の結果は評価できないが、アメリカ戦、カナダ戦では実力通りのパーフォーマンスを発揮した
  • ドイツ戦では先制されても逆転できる力があることを証明
  • 拮抗した試合を予想するが得点力が劣るのが懸念。ただ、決勝に駒を進めたアメリカはリオ五輪での雪辱を期すためスウェーデンと対戦したいはず。一方、スウェーデンもグループステージの借りを返したい。スウェーデンのベテラン(守備型) vs オランダの若手・中堅(攻撃型)
 
対戦国
月日
スコア
シュート
(相手)
枠内
シュート
チリ
6.12
2-0
24(5)
6(1)
タイ
6.16
5-1
35(5)
12(3)
アメリカ
6.21
0-2
7(16)
2(4)
カナダ
6.25
1-0 
〇 
8(11) 
3(1) 
ドイツ
6.30
2-1
12(13)
6(6)
 

オランダ
 
W杯前
  • 調子がおかしい。2019年度に入ってスペインやランク28位のポーランドに負けている。強豪国との対戦がないので実力は未知数
W杯
  • オランダはカナダ戦や日本戦に勝利したが、実力的には五分五分。守備は安定してきた。2019年UEFAチャンピオン時の自信を取り戻してきたようだ
  • 枠内シュート23本に対して10得点。枠内シュートは意外と少ないが決定率は極めて高い
  • イタリア戦の前半のようなことがあれば勝利は難しい。ただ、先制点を許さなければ勝利の可能性大
  • 気持ち的にも日本を破ったオランダに勝利してほしい
 
対戦国
月日
スコア
シュート
(相手)
枠内
シュート
ニュージーランド
6.10
1-0
16(5)
3(3)
カメルーン
6.15
3-1
11(11)
4(2)
カナダ
6.20
2-1
8(12)
2(2)
日本
6.26
2-1
〇 
12(12) 
5(4) 
イタリア
6.29
2-0
〇 
20(8) 
9(4) 
 
オランダ勝利の確率:60% 55%
 
結果:オランダ 1-0 スウェーデン

前半はスウェーデンがやや優勢。互いに決定機はあったもののGKの好セーブで決められず延長戦へ突入。延長9分フルーネンがPA手前からミドルシュートを決めオランダ勝利。オランダのシュート数15本に対してスウェーデンも11本、枠内シュートはそれぞれ5本、3本。
 

決勝戦の予想と結果:アメリカ 対 オランダ
 
勝負の世界では「絶対はあり得ない」ので多少の予想違いはあるかもしれないが、順当にいけば下記の2カ国(アメリカ対ドイツ)による優勝戦と予想するのが妥当。

オランダは延長戦の末スウェーデンを1-0で破り初の決勝戦。アメリカはグループステージでスウェーデンに2-0で勝利。順当ならばアメリカ優勝。オランダの持ち味の攻撃力がどこまで通じるかがポイント。

ただ、オランダはの守備は粘り強いのでアメリカも簡単には得点できないだろう。中4日のアメリカが断然有利と見て75%の確率でアメリカの勝利を予想。アメリカの最大の敵は油断。なお、アメリカの後半リードした時間帯での5バックへのスイッチは見られないかもしれない。
  • アメリカ(決定)
  • ドイツ オランダ (決定)
 
決勝戦の結果:アメリカ 対 オランダ

前半の25分迄はオランダが守備的に入ったのに対しアメリカもいつもよりゆったりした入りで攻撃も無理をしない。その後は一転攻撃姿勢を強め再三チャンスを作りシュートに持ち込む。

しかし、いずれもオランダGKの好セーブで得点に至らず。オランダもセットプレーからアメリカを脅かす場面も作ったが0-0で終了。

 後半もアメリカがチャンスを作り続けるが得点できない。そんな中61分VAR判定の末PKを得たアメリカはラピノーが落ち着いて決めついに先制。さらに69分にはローズ・ラベルのミドルシュートで追加点。2点ビハインドとなったオランダは攻めに転じるが決定機を作れない。

一方、アメリカはカウンターで再三ゴールを脅かすが追加点は得られず。85分過ぎからは5バックにスイッチしたアメリカが2-0で快勝し4度目の優勝。USA、おめでとう! 
 

3位決定戦の予想と結果

イングランド 対 スウェーデン
 
中2日のスウェーデンは先発メンバーの平均年齢を考えるとかなり苦しくなるだろう。攻撃力・守備力に劣るのスウェーデンが勝利するには先制点が条件。順当ならイングランドが2-0で勝利。

結果

前半はこれまで影をひそめていたイングランの不安定さがモロに出て2失点したが、スウェーデンの寄せが甘くなると徐々にイングランドがゲームの主導権を握り1点を返して前半終了。

後半もイングランドの攻勢が続いたがスウェーデンが必死の守りきり2-1でスウェーデン第3位。おめでとう!この試合のスウェーデンのボール支配率はなんと38%。これで決勝T以降の4試合で準決勝で敗れたオランダ戦以外は全てボール支配率で圧倒されながらも勝利。 
 

女子サッカーW杯2019:Top13チーム対戦成績
 
  • 2019年7月4日現在の成績
  • 試合数が少ないので参考程度のデータだが、親善試合と違って真剣勝負の結果のデータ
  • W杯ランキングは2019年3月現在
  • 得点・失点共にPK含む
  • 決定率3(3本の枠内シュートで1得点)以下(決定力が高い)
  • 失点率3(3本の被枠内シュートで1失点)以上(守備力が高い)
  • 組み合わせに恵まれなかったスペイン(数値はアメリカ戦とドイツ戦)とアメリカ戦で敗れたフランスは決定率・失点率とも平均以上でこのデータからもチームの実力度がわかる
  • カナダの決定率は3だが枠内シュート数が極端に少なく攻撃力が乏しい
  • 決定率3以下と失点率3以上は赤字
  • 7月4日現在
 
 
スペイン
13
2
1
3
-2
3
3
9
3
フランス
4
3
5
4
1
14
2.8
17
4.3
ノルウェー
12
3
2
6
-4
13
6.5
16
2.7
ドイツ
2
2
2
2
0
13
6.5
8
4
オーストラリア
6
3
5
5
0
18
3.6
10
2
イタリア
15
3
2
4
-2
11
5.5
17
4.3
ブラジル
10
3
4
5
-1
14
3.5
12
2.4
イングランド
3
3
6
2
4
16
2.7
12
6
日本
7
2
1
4
-3
8
8
11
2.8
カナダ
5
2
1
3
-2
3
3
5
1.7
オランダ
8
4
7
2
5
21
3
13
6.5
アメリカ
4
8
3
5
18
2.3
12
4
スウェーデン
9
4
3
-1
14
4.7
16
4
 
 

まとめ 
 
ベスト8を予想する上でアメリカ女子代表チームは準々決勝でフランスとの事実上の決勝戦を避けるのではないかという前提でベスト8予想や優勝予想。

ただ、去年11月末の優勝予想第1版ではW杯組み合わせが決まる前だったので順当に勝ち進めばアメリカがスランスに60%の確率で勝利して優勝する、と予想をしました。

残念ながら決勝戦にフランスはいないが、おそらくイングランドを破ったアメリカとオランダを破ったドイツの戦いになるでしょう。そして地力に勝るアメリカの優勝と予想。

いかがでしたか? 皆さんのFIFA女子W杯2019優勝予想と同じでしたか?ベスト4の試合や優勝決定戦を観戦する上で参考になれば幸いです。

FIFA女子ワールドカップ2019 なでしこの決勝トーナメント進出の確率は?

2020-04-01 13:19:41 | サッカー女子ワールドカップ
2018年12月8日にFIFA女子ワールドカップ2019フランス大会の1次リーグ(Group Stage)組み合わせ抽選会が行われ、なでしこジャパンはD組に入りイングランドと対戦することになった。

なでしこファンにとって気がかりなのは
  • 決勝トーナメント(Konckout Stage)進出の確率は何%か
  • なでしこ代表メンバーに選出されるのは誰か
という2点であろう。

ここでは決勝トーナメント進出の確率についていろいろなデータを駆使して一緒に分析しましょう。 なお、分析には2019年4月9日時点でのデータを使っていますが、参考程度にW杯直前のWarm-upマッチにも触れています。
 

組み合わせ抽選結果の総評

今回の抽選では前回のFIFAワールドカップ2015カナダ大会の抽選方法と大きく違った。
おそらく前回のアメリカ、スウェーデン、オーストラリアのランキングTop10の3カ国が同じ組(死の組)に入った反省からであろう。
大きな違いは、
  • ポット1~4の割り振りが大陸別ではなく
  • 最新のFIFA女子ワールドランキングをベース
に変更した点である。そのため強豪国3チームが同じポットに入る「死の組」はなくなった。なでしこジャパンも決勝トーナメント進出においては比較的楽なグループに入ったと言える。 
 

GS(グループ ステージ):なでしこジャパンは D組

  • シード国はイングランド
  • D組最新ランキング(2019年3月29日発表) 

Ranking
代表国
3位
イングランド
7位
日本
20位
スコットランド
37位
アルゼンチン
 
 
分析1:2019年度のおける直接対戦 

2018年度の対戦は全くなかったが、幸運にも2019年度は1つだけある。SheBelievesカップにおけるイングランド対なでしこジャパンだ。

3月5日 イングランド 対 なでしこジャパン 3-0 イングランド勝利

 
シュート数
枠内シュート
イングランド
10
4
日本
12
4

数字を見ただけでは互角の試合なのにどうして3失点したの?と思って当然であろう。イングランドの猛攻を受け前半に3失点。後半は終始日本が優勢に試合を進めたが無得点。

後半のイングランドはW杯対策として、リードした場合、いかに体力を消耗せずに守りきるかのシナリオをテストしていたように見えた。いずれにしても力の差を感じた試合であった。

SheBelievesカップの詳細はこちら!

 

分析2:イングランドの2019年成績

SheBelievesカップで初優勝したものの、その後の成績がパッとしない。
FIFAランク5位のカナダにシュート数でも試合でも負けている。さらに試合には勝利したものの、ランク13位のスペインにシュート数で圧倒された。

ここに来て少し不安定な面が見受けられるので、なでしこジャパンがイングランドに勝利する可能性が3月時点より高くなった。

W杯直前のWarm-upマッチなのであまり参考にならないが6/1ニュージーランド戦で0-1の敗戦。なでしこ1位通過の可能性はさらに高くなった。
 
対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
数(相手)
枠内
シュート
ブラジル
2.27
  2-1
 16(10)
 7(1)
アメリカ
3.2
  2-2
  6(20)
 3(5) 
日本
3.5
  3-0
 10(12)
 4(4) 
カナダ
4.5
  0-1
● 
  8(13)
 2(5) 
スペイン
4.9
  2-1
  6(16)
 5(5)
デンマーク
5.25
  2-0
〇 
 10(12)
 2(4) 
ニュージーランド
6.1
  0-1
 15(9)
 4(4) 
 

 
分析3:なでしこジャパンの2019年成績

何と全てFIFAランクTop10との対戦である。注目に値するのはUSAとドイツに引き分けた点であろう。まずまずの成績と言ってよいが、シュート数を見れば後半手を抜いた?イングランド戦以外は圧倒されている。勝ったブラジルにも圧倒された。

強豪国と対戦して守勢に回るのは、ある意味、なでしこらしいが、従来のなでしこのような粘り強さや攻勢に耐える組織力を備えていない。

昨年度の大きな課題であった「前半に先制点を許すと負けてしまう」と言う点は、ある程度改善できているが、90分間耐え抜く力はまだ備わっていない。 

攻撃のリーダーが不在なのは痛い。W杯直前の6/2スペイン戦でも攻撃の組み立てはあまりできなかった。 

1位通過を確実にするには粘り強い守備でイングランドに引き分けることが最低条件だろう。 

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
数(相手)
枠内
シュート
アメリカ
2.27
  2-2
 △
  5(13) 
  2(6)
ブラジル
3.2
  3-1
 〇 
 11(22)
  6(6) 
イングランド
3.5
  0-3
 ● 
 12(10)
  4(4) 
フランス
4.4
  1-3
 ● 
 6(24)
  4(7) 
ドイツ
4.9
  2-2
△ 
  7(22) 
  4(9) 
スペイン
6.2 
  1-1
 △
  3(4)
  1(2) 
 

分析4:スコットランドの2019年成績

年初はチームとしてうまく機能していなかったようだ。最近は徐々に力を発揮し始めている。シュート本数で圧倒されながらもブラジルに勝ち切った点は日本と似ている。 

対戦国
月日
スコア
シュート
数(相手)
枠内
シュート
ノルウェー
1.18
1-3
 
 
アイスランド
1.22
1-2
 
 
カナダ
3.1
0-1
 
 
アイスランド
3.4
4-1
 
 
デンマーク
3.6
1-0
 
 
チリ
4.5
1-1 
△ 
 
 
ブラジル
4.8
0-1
7(16)
3(6)
ジャマイカ
5.29 
3-2
19(8) 
8(3)
  

分析5:ワールドカップ・五輪経験者  

大舞台で重要な経験値 
 
ワールドカップやオリンピックの大舞台で最も重要なのは経験値とよく言われる。そこでイングランドと日本の経験値を表にしてみた。スコットランドはどちらにも出場していないので経験値はゼロ。 

経験者:ワールドカップ・五輪に出場経験のある選手(経験値の高い選手)
  • 日本の経験値は強豪国の中で最も低い
  • イングランドも平均値より11ポイント低い
4月度最上位国との試合のスタメン

代表チーム
経験者数
日本
27
イングランド
 6
55
強豪国平均
 7.2
66
 
 
平均年齢 22歳以下・30歳以上の選手数
 
なでしこジャパンの平均年齢は強豪国の中で最も低い。ドイツ戦では22歳以下の先発メンバーは7名。

一方、W杯招集メンバーを見る限りイングランドの経験値は日本より高いもののTop10強豪国の中では平均値より11ポイント低い。一方、W杯招集メンバーの平均年齢は27.1歳でTop10のUSA、ブラジルに次いで高い。

若さでは日本が大きくリードしているが、経験値の低さをチームワークでカバーできるかどうかが大きなポイントになるだろう。
 
4月度最上位国との試合のスタメン

代表チーム
平均年齢
22歳以下
30歳以上
日本
23.8
7
1
イングランド
28.0
1
4
強豪国平均
27.0
1.7
3.1
 

なでしこのGS試合結果予想 

日本 対 イングランド
  • イングランドが直接対戦を3-0で制している
  • 若さでは日本が圧倒しているが経験値は極端に低い。
  • イングランドのほうが大舞台での経験値が高い
2018年度においてなでしこジャパンはFIFAランキングTop10と7試合戦ったが、勝利したのはわずか1回(対オーストラリア)。2019年度も負け試合は減ったがランク10位のブラジルを除けば未勝利(2分2敗)。

これらの点も踏まえて判断すると 6:4でイングランド有利と見る。 ただ、4月以降のイングランドの調子を考慮すると勝利の確率はアップ。
 

日本 対 スコットランド
  • スコットランドはワールドカップ初出場
  • 日本はノルウェーに勝っているがスコットランドは負けている
  • なでしこジャパンは2018年度にTop10に入っていないチームには負けたことがない。このジンクスは2019年度にブラジル(ランク10位)に勝っていることで続いていると言える。さらに、W杯直前のWarm-upマッチとは言え、13位のスペインに引き分け。
これらの点から判断すると7:3で日本有利と見る
 
 
日本 対 アルゼンチン
  • 日本が圧倒的に有利 
  • 少なくても3-0以上の勝利が欲しい
 
なでしこジャパンの決勝T進出の確率は?  

先に申しあげておくが、なでしこジャパンの決勝トーナメント進出の確率は100%。また、第2弾としてグループステージ試合結果+強化試合結果をベースに決勝T進出する代表チームを考察しています。 


それを踏まえて1位、2位、そして3位通過の確率を予想しましょう。
 

なでしこジャパンの1位通過の確率
 
1位通過するには2勝1分けが条件
即ち、イングランドに引き分け、スコットランドとアルゼンチンに勝利。
全体的には、1位通過の可能性は40%くらいと考える。なお、4月の出来がもう一つさえなかったイングランドに勝利する可能性は高まったので勝てば文句なしで1位通過。 
 

なでしこジャパンの2位通過の確率
 
1勝1敗1分で得失点差+1以上が条件
即ち、イングランドに0-1あるいは1-2で負けても、アルゼンチンには3-0で勝つこと。下位チームに負けたことがない点を考慮すると2位通過の可能性は50%以上と見ている。 
 

なでしこジャパンの3位通過の確率
 
1勝1敗1分けで得失点差で3位になる可能性が考えられる。
3位になる確率は10%くらいと考える。
少なくても1勝1敗1分け(勝点4)なら決勝トーナメントへ進出できる。
前回のFIFA女子ワールドカップ2015では1勝2敗や3分で決勝トーナメントへ進んだ国があったので3位になろうが決勝T進出に関しては心配ない。
 

日本の順位を決定づけるイングランド対スコットランド戦

日韓対決のようなもので相当激しい試合が予想される。
 
引き分けの場合
  • なでしこジャパンの1位通過の可能性が高くなる一方で
  • スコットランが2位となる可能性も高くなる
イングランド勝利の場合
  • なでしこジャパンとイングランドの試合結果次第だが
  • イングランドに勝たない限り2位の可能性が極めて高くなる   
 
なでしこジャパンがベスト8に進むには?

確実なのは1位通過すること!
 
1次リーグで1位通過となればB、E、F組の3位通過チームと決勝トーナメント1回戦を戦う。そうなればベスト8進出の可能性はかなり高くなる。
いずれにせよ、イングランドもスコットランドも1位通過を狙っているので相当激しい試合となるだろう。
 
1位通過を確実にする手はある 
 
どうしてか分からないが2年半以上も召集されていないある選手をメンバーに加える事である。
誰かと言えば、永里優季選手。今シーズンもNWSL(各国の代表クラスの選手が50名以上プレーするアメリカ女子プロサッカーリーグ)で4月度べスト11に選出されるほどのワールドクラスプレーヤー。ただ、召集の可能性はゼロに限りなく近いだろう(予想通り、召集されなかった)。
  • 彼女の活躍を詳しく知りたい
  • 召集の可能性を知りたい
 

まとめ 
 
FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会でのなでしこジャパンの決勝トーナメント進出可能性について分析してみた。
使用したデータは2019年度の試合結果。そして大舞台での経験値。
結論は100%の確率で決勝ラウンドに進出!
  • 1位通過 40%
  • 2位通過 50%
  • 3位通過 10%
なお、ベスト8になる可能性にも簡単に言及しました。

2019女子サッカーW杯:なでしこジャパンのイングランド戦展望(6月20日)

2020-04-01 10:10:02 | サッカー女子ワールドカップ
FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会、なでしこジャパンは6月14日グループステージ第2試合、スコットランド戦に2-1で勝利。

決勝トーナメント進出99%決定!おめでとう! 

絶対勝たなければいけなかったアルゼンチン戦でスコアレスドローの”最悪のスタート”を切ったなでしこジャパンにとって、気持ちを立て直すだけでも大変だったことだろうが、プレッシャーを跳ね除けての見事な勝利。

「FIFAランクトップ10のチームはグループステージで敗退することはない」、というジンクスは生きている。何故なら、アルゼンチン戦のようにどうしても点を取れないこともあるが、実力差は一目瞭然。普通の出来ならTop10のチームはTop10圏外のチームに勝てる。男子のランキングと異なりFIFA女子ランキングの正当性がスコットランド戦で証明できた。

しかし、ここで決勝トーナメント進出決定を喜んではいけない。それはイングランド戦に勝利するまでお預け。決して調子がいいわけではないイングランドに勝つ可能性は40%あると思う。ベスト8を目指すなら1位通過が最短コース。目指せ、イングランド戦勝利!


スコットランド戦の先発メンバー的中率

アルゼンチン戦メンバーは11人中10人的中したが、スコットランド戦はたったの7人。まるでギャンブルでの勝率のような低さだ。特に、けが人報道で迷いが生じFWの岩渕と菅澤を外してしまった。的中率期待しないでね! 

イングランド戦の結果で決勝トーナメント進出はどうなる?
  • 勝利→D組1位 決勝Tへ
  • 分け→D組2位 決勝Tへ
  • 負け→D組2位 決勝Tへ (現時点では3位の可能性もあるので99%) 


なでしこジャパン 対 イングランド 試合展望 

イングランド
  • 例年通りSheBelievesカップに参戦し日本との前哨戦に 3-0 で勝利
  • SheBelievesカップ初優勝でFIFAランク3位(←4位)へアップ
  • しかし、4月の強化試合でカナダに敗れ、さらにスペインに苦戦
  • 4月に入ってからパーフォーマンスの不安定さを露呈
  • 案の定、6/1のW杯開幕直前にニュージーランド(19位)に0-1の負け
  • スコットランド戦に勝利したが、PKがなければ引き分けていたかも?
  • スコットランド戦で得点したFWのNikita Parrisには要注意。シーズン終了後マンチェスターシティから熊谷の所属するオリンピックに移籍したばかり
  • 19試合19得点のParrisのケアーを南に任せるのは酷と思うが?
  • アルゼンチン戦ではSole Jaimes対熊谷の同僚対決は実現しなかったが今度はParrisとの一騎打ちが実現するだろう 
 

イングランド:2019年度試合成績

( )内の数字は相手チームの本数  緑色はTop10チームとの対戦

対戦国
シュート
(相手)
枠内
シュート
ブラジル
2.27
2-1
16(10)
7(1)
アメリカ
3.2
2-2
6(20)
3(5) 
日本
3.5
3-0
10(12)
4(4) 
カナダ
4.5
0-1
● 
8(13)
2(5) 
スペイン
4.9
2-1
6(16)
5(5)
デンマーク
5.25
2-0
〇 
10(12)
2(4)
ニュージーランド
6.1
0-1
15(9)
4(4) 
スコットランド
6.9
2-1
14(7)
6(3)
アルゼンチン
6.14
1-0
17(2)
7(1)



なでしこジャパン:2019年度試合成績 

対戦国
シュート
(相手)
枠内
シュート
アメリカ
2.27
2-2
5(13) 
2(6)
ブラジル
3.2
3-1
〇 
11(22)
6(6) 
イングランド
3.5
0-3
● 
12(10)
4(4) 
フランス
4.4
1-3
● 
6(24)
4(7) 
ドイツ
4.9
2-2
△ 
7(22) 
4(9) 
スペイン
6.2 
1-1
△ 
3(4)
1(2) 
アルゼンチン
6.10
0-0
8(5)
2(1)
スコットランド
6.14
2-1
19(12)
7(4)



なでしこジャパン イングランド戦の試合展望 

相手のプレッシャーの甘さにうまく便乗し、なでしこジャパンの良い点が目立ったスコットランド戦。イングランドのプレスはスコットランドよりはるかに強くなるだろう。しかし、勝てない相手ではない。

6/19追記:大事なことを忘れていた。なでしこの課題、特にTop10チームに対する修正できていない課題として、「前半先制点を許すと逆転できない」のジンクスがこの2年間で7回続いている。

特に前半はしっかり守って先制点を与えないこと。もちろんサイドからクロスを上げさせないようにしなければならない。勝負はイングランドが引き分け狙いに変えてくるだろう後半だ。イングランドのプレスが緩めば得点の可能性がグッと高くなる。

両チームのこれまでの2試合の内容を比較しても顕著な差はないがそれほど参考にはならない(下の表参照)。

6/18追記:両チームとも決勝T進出が決定したのでイングランドは引き分けでも1位通過になるので無理はしないだろうが、なでしこが先制点を奪えば激しい試合が予想される。PA内でファウルするな!

( )内は対戦相手チームのデータ

数字
上:イングランド
下:日本
シュート
枠内
シュート
%ボール
ポゼッション
アルゼンチン戦 

17(2)
8(5)
7(1)
2(1)
76(24)
72(28)
スコットランド戦
14(7)
19(12)
6(3)
7(4)
60(40)
51(49)

イングランドのプレッシャーをかわしながらどうゲームを組み立ててフィニッシュまで持ち込めるか?が勝利のカギを握る。幸い、「攻撃のリーダーがいない」とアルゼンチン戦の寸評で書いたが、スコットランド戦では岩渕がその役目を見事に果してくれた。

ベテランの指示があればより自信を持ってプレーできるだろう(チャレンジするのは大事と分かっている。ただ、失敗した時に批判を受けたくないのでチャレンジしたがらない。自分で決断したがらない。

ところが、先輩の後押しや一言で見違えるほど積極的になれる国民性?)。さらに、決勝T進出決定でプレッシャーから解放されたことで、伸び伸び・はつらつとしたプレーができるはず。

アルゼンチン戦、スコットランド戦のスタメン予想記事やなでしこジャパン試合結果の記事で書いた次の点が重要。
  • PA近くでパスを回すのも必要だが、寄せられる前の正確なミドルシュートとセットプレー
  • ベテランのリーダーシップ(若手の積極プレーを促す)
  • PA内でファウルをしない(スコットランド戦で軽く手に当たった?シーンがあったがPKを取られなかったのはラッキー)
  • 最後の最後まで気を抜かない
もう一点は、チャンスは少なくなるので決定力やシュート・パス精度のアップが必須(スコットランド戦の後半得点できず、19本のシュートで2点)。いずれにせよ、SheBelievesカップのような 0-3になることはないだろう。

イングランド戦勝利、D組1位通過が我々なでしこファンの期待。さらに、1位通過ならベスト8の可能性が大きく膨らむ。 



イングランド戦:先発メンバー予想

コンディッションさえ問題なければ、スコットランド戦と同じメンバーで臨むだろう。ただ、
  • 万全なコンディションを前提に長谷川先発出場
  • 市瀬に代わり急きょ南に変更(Parrisを抑えるには市瀬の方が良いと思うが、スコットランドと比べて170㎝以上の選手が5人もいるのでセットプレー対応)
〇はスタメン  数字は途中出場のプレー時間(分) 


GK
山下
GK
池田



GK
平尾



DF
鮫島
DF
清水
DF
市瀬

DF
熊谷
DF
宇津木



DF
宮川



DF


DF
三宅



DH
杉田
DH
三浦
〇 
28
DH
阪口夢



MF
籾木



MF
中島
MF
長谷川
8

FW
遠藤
 16
〇 
FW
宝田
 1

5
FW
菅澤
〇 
29
FW
横山

〇 
FW
小林

24
FW
岩渕
 23



イングランド代表チーム プロフィール

  • ベテランと中堅主体
  • FIFAランク3位
  • W杯最高成績:3位
  • 前回大会(2015年):3位
  • 平均年齢は27.1歳
  • 大舞台(W杯・五輪)経験者は9名
  • 昨年11月スェーデン戦 0-2の敗戦後スタメンを大幅変更
  • その結果?2019SheBelievesカップで優勝
  • しかし4月の強化試合でカナダに負けるなど好調維持できず
  • カナダ戦から中堅2名を外してベテランと中堅に入れ替えた
  • 代表歴100試合以上はカーニー、Houghton、Scottの3名
  • Jodie Taylor(2018年度NWSLで9得点)はレインFCで宇津木と同僚
  • ヒューストンDashのRachel Dalyは2018年度NWSLで10得点
  • Lucy Bronzeは世界最高レベルのクラブチーム、リヨン(Olympique Lionnais)で熊谷と同僚
  • 2019年度強化試合など強豪国との対戦成績:2勝1分け1敗
  • 1敗はカナダ戦   


なでしこジャパン代表チーム プロフィール

  • 若手主体
  • 最新FIFAランキング 7位
  • W杯最高成績:優勝(2011年)
  • 前回大会(2015年):準優勝
  • 平均年齢は24.0歳
  • 大舞台経験者は6名
  • 4月の欧州遠征からメンバー4名変更して経験値を高めた
  • 代表歴100試合以上は宇津木、鮫島、熊谷、坂口の4名
  • W杯・五輪での経験値が強豪国の中で最も低い
  • 平均年齢も強豪国の中で最も低い(22歳以下10名)
  • 日テレ・ベレーザから10名召集→9名(植木理子がケガの為、セレッソ大阪堺レディースの宝田沙織へ変更)
  • 海外プレーヤーはリヨン所属の熊谷とレインFCの宇津木の2名
  • 2019年度強化試合など強豪国との対戦成績:1勝2分2敗
  • 1勝はブラジル戦
  • W杯でなく東京五輪でメダル獲得を目標にした成長途上チーム 


まとめ 

アルゼンチン戦を 0-0 のスコアレスドローで勝点3を逸したなでしこジャパンが、俄然、躍動感溢れる はつらつとしたプレーで スコットランド戦に勝利し決勝T進出を99%決定。おめでとう! しかし、ベスト8へ進みにはイングランド戦の勝利が近道。 

察するにスコットランド戦の勝利でプレッシャーから解放されホッとしているだろう。しかし、ここで満足しては更なる成長はない。

プレッシャーの弱かったランク20位相手に当然の勝利を挙げたに過ぎない。若手主体のなでしこの実力はイングランド戦で計られる。パーフォーマンス、特に、守備が不安定のイングランドに対して、過去の栄光に恥じない「なでしこらしい」試合ができるはず。

若さを前面に出しチャレンジャー精神でベストを尽くせ!「なでしこジャパン2019W杯代表メンバー」としての「誇りと責任」を胸に人気回復、東京五輪、プロ化、2023年W杯開催の道へ繋がる。

未来を拓け、なでしこジャパン!

2019女子サッカーW杯:なでしこジャパンの試合日程と結果

2020-04-01 09:12:23 | サッカー女子ワールドカップ
FIFA女子サッカーワールドカップ2019フランス大会がまもなく開幕。
なでしこジャパンは2019年度2月から4月にかけてのアメリカ遠征と欧州遠征で世界ランキング上位4カ国と対戦。
ワールドカップグループステージで同組のイングランド(ランク3位)そしてホスト国のフランス(ランク4位)に敗れはしたものの、ランク1位のアメリカと2位のドイツに引き分け。ワールドカップでの活躍に期待が持てる結果を出した。ファンにとって楽しみが大きく膨らんだ。
それではなでしこジャパンの試合結果を速報でお伝えします。 
 
 
2019女子サッカーW杯フランス大会:D組の試合展望  

6月9日 イングランド対スコットランド 
  • 日本時間10日午前1時
  • 過去の成績:2013年以降、イングランドの1勝1分
  • イングランドの調子がいまいち。引き分けの可能性は低くない
  • 引き分け⇒なでしこジャパンD組1位通過の可能性 ↑ 
 
6月10日 日本対アルゼンチン
  • 日本時間11日午前1時
  • 過去の成績:2013年以降対戦なし
  • D組2位以上で決勝トーナメントへ進むために得失点差3点以上期待 
  • 引いて守るアルゼンチンに対しミドルシュートの正確性が問われる 
 詳細はこちら!


6月14日 日本対スコットランド 
  • 日本時間14日午後10時   
  • 過去の成績:2013年以降対戦なし 
  • 2019年度共にブラジルに勝っている
  • スコットランドの攻撃力はそれ程でない
  • ただ、守りは固い
  • 1点差以上での勝利を期待
  • この試合で決勝トーナメント進出を確定してほしい
 詳細はこちら!


6月19日 日本対イングランド
  • 日本時間20日午前4時
  • 過去の成績:2013年以降1勝1分1敗
  • このところイングランドのパーフォーマンスが不安定
  • ニュージーランドやカナダに負けている 
  • SheBelievesカップのような 0-3になることはないだろう
  • 負けても1点差、引き分け以上を期待
  • イングランドに勝利してD組1位通過なるか
  • 1位通過ならベスト8の可能性大 
 
 詳細はこちら!



2019サッカー女子W杯試合結果:アルゼンチン戦 

フォーメーション
  • なでしこジャパン  4 - 4 - 2
  • アルゼンチン    4 - 5 - 1
スコア 0 ‐ 0
得点者 なし

先発メンバー
  • GK 山下
  • DFはGKから見て左から 鮫島、南、熊谷、清水
  • 中盤の底 杉田、三浦
  • 2列目 長谷川、中島
  • ツートップ  横山、菅澤
試合経過

前半:日本はボールを支配するがアルゼンチンの早い寄せでボールを失うことも多くフィニッシュまでいけず無得点。アルゼンチンはプレスをかけるため相当走ったので後半は動きも鈍くなりチャンスは増えるだろうが、攻撃オンリーではなく無理に攻めず相手を引き出すことやミドルシュートが必要。

後半:試合の展開は前半と変わらず、必死に守るアルゼンチンに対して局面を打開しようと岩渕や遠藤を投入するものの相変わらず最後の最後で跳ね返され得点に至らず。最も得点のにおいがしたのは交替前の横山のミドルシュートくらい。引き分け狙いで必死に守るアルゼンチンに対して無策のなでしこを酷評するよりもアルゼンチンの奮闘を讃えたい。あれだけ走ったのによくも最後まで体力がもったものだ。アルゼンチン選手の必死に戦う姿を見て2011年当時のなでしこジャパンの姿が頭をよぎった。

スタッツ

アルゼンチン相手に8本は情けない
 
日本
アルゼンチン
シュート本数
 8
 3
枠内シュート本数
 3
 1
 
寸評

あまりにも情けない結果だったのでネガティブなことばかり並べてしまうが、アルゼンチンで目に付いた点、課題 ただし、次戦までに改善可は〇
プレッシャーを受けると、
  • 判断とプレーが遅くなる(周りからの指示がないのかな?)〇
  • ミスが多くなる(リーグ戦で激しいプレスが受けるのが少ないから?)パスを受ける側のポジショニングの改善とプレスを受ける前にパス出しやワンタッチプレーを増やせば〇
  • ミスを恐れてか?チャレンジ精神が乏しい 〇
  • スペースへ走り出す動きが少ない(カバーリングを優先?)〇
若いチームなので、
  • アイデアが足りない(取りあえずバックパスしておこう、と言うプレーが目立つ)〇
  • フィニッシュまでの組み立てが共有できていない(メンバーが固定されたのが4月だったから時間と実践不足?)〇
  • 攻撃のリーダーがいない(自信と気迫を持って指示する選手が見当たらない)
 
2019サッカー女子W杯フランス大会:スコットランド戦

フォーメーション
  • なでしこジャパン  4 - 4 - 2
  • スコットランド   4 - 4 - 2
スコア 2 ‐ 1 勝利
得点者 岩淵(23分)ミドルシュート、菅澤(37分)PK
    L. Clelland(88分)

先発メンバー
  • GK 山下
  • DFはGKから見て左から 鮫島、市瀬、熊谷、清水
  • 中盤の底 三浦、杉田
  • 2列目 遠藤、中島
  • ツートップ  岩淵、菅澤
試合経過   

前半:アルゼンチン戦引き分けのショックを微塵も出さずはつらつとしたプレーで順調なスタート。押し気味に展開し23分には岩渕の2大会連続となるミドルシュートで先制。さらに36分には菅澤がPKを獲得、自ら落ち着いて決めて2点目。

後半:前半と同様、なでしこが試合を優勢に進める。追加点を取れる機会を何度か逸するなか、スコットランドが徐々に盛り返す。コーナーキックを立て続けに与えるなど危ないシーンもあったなか、88分、不用意な横バスミスから1点を返されるも 2-1 で終了のホイッスル。
 
スタッツ

 シュートの正確性も含めて決定力の課題は残ったまま

 
日本
スコットランド
シュート本数
 19
 12
枠内シュート本数
 7
 4
 
寸評 

まず、W杯初勝利、おめでとう!
アルゼンチン戦後の寸評で課題としてあげた2点について論評。
「プレッシャーを受けると」
  • 判断とプレーが遅くなる
  • ミスが多くなる
  • ミスを恐れてか?チャレンジ精神が乏しい
  • スペースへ走り出す動きが少ない(カバーリングを優先?)
これらは全てクリアーされたように見える。確かにデュエルでは負けていないし、ボールを持った相手に対しは数人で囲んで奪取できた。しかし、全体的にスコットランドのプレスはそれほどなかった。それだけスペースがあったので躍動感溢れるプレーができたと感じる。

昨年11月の親善試合、ノルウェー戦と同じ様な試合だった。プレッシャーがある中でも点が取れることを証明したわけではない。

「若いチームなので」
  • アイデアが足りない
  • フィニッシュまでの組み立てが共有できていない
  • 攻撃のリーダーがいない
これについてはスコットランドのプレッシャーが少なかったこともあるが、十分に改善されたと感じた。

特に、攻撃のリーダーと言う面で〇を付けなかったが、岩淵がその空白を埋めてくれた。これで「攻撃のリーダーが必要」と(監督は)分かった?

鮫島も若い選手以上に走りまくったプレーでリーダーシップを発揮した。ただ、遠藤も小林も自分でシュートできる場面や仕掛けて相手のファールを誘うかシュートを狙えばいいのに先輩にパスを出すシーンが散見された。ベテランからの指示があったかどうか分からないが、これはベテランが次戦までに伝えるべき改善点である。

また、危険な芽を摘むなど大活躍した市瀬であったが、最後の最後に熊谷へのパスミスをカットされゴールを許す原因を作ったのは頂けない。一瞬の気の緩みも許されないのがW杯だ。

市瀬が生きた教材を提供してくれたのでこの点をチーム内でディスカッションすることはイングランド戦、その先の決勝Tにおいて極めて重要。

 
2019サッカー女子W杯試合結果:イングランド戦 

フォーメーション
  • なでしこジャパン 4 - 4 -2
  • イングランド    4  -  5  -1
スコア 0 -  2 負け
得点者 ホワイト、ホワイト

先発メンバー
  • GK 山下
  • DFはGKから見て左から 鮫島、市瀬、熊谷、清水
  • 中盤の底 杉田、中島
  • 2列目 遠藤、岩淵
  • ツートップ  横山、小林
試合経過

前半:比較的いい立ち上がりのなでしこ、横山の直接FKはGKに好セーブされ得点にならず。徐々にスピードアップしてゲームを組み立て始めたイングランドは12分にホワイトがキーパーの飛び出しをかわしてボールを流し込み先制点。その後もイングランドの猛攻は続くが山下の好セーブなどで追加点を許さず0-1で終了。

後半:軸足を守りに移したイングランドに対して徐々に攻勢をかけるなでしこは再三のチャンスを作るが無得点のまま経過。61分、菅澤を投入してさらにチャンスを作り出す。守り一辺倒のイングランドはParrisを投入して攻撃にスイッチを入れ直し、その直後に追加点。なでしこは度々決定機を作り出すが決めきれず無得点に終わる。  0-2。

スタッツ

シュートの正確性も含めて決定力不足を露呈

 
日本
イングランド
シュート本数
 16
14 
枠内シュート本数
 4
 
寸評

 今回もTop10チームに対して「先制点を許すと勝てない」という過去2年のジンクスを破ることができなかった。後半、軸足を守りに変えたイングランに対して積極的に攻撃を仕掛けたが相変わらずの決定力不足で得点でず。
  • 一瞬の判断の遅れで相手に詰め寄られる
  • シュートチャンスでもちょっと態勢が悪いとパスを選択
  • 相手が詰めよっているのに態勢が整うまでシュートしない
  • シュートの精度がもともと低い
などが決定力不足の原因だ。これが現実でありベストを尽くしたと思う。この実力差をしっかり受け止めて自らの成長の糧にしてほしい。
 

決勝T一回戦 日本、オランダに2-1で敗れる

「オランダ戦:展望とスタメン予想・・・」で詳しく紹介したが、勝利の方程式よりも積極的に入り過ぎたのが悔やまれる。後半は予想通り攻勢に転じたがもう一歩のところで勝ち越せなかったのが非常に残念だ。

前半早い時間帯(17分)にコーナーキックから先制点を与えてしまったが、岩淵からのパスを受けた長谷川が前半終了前(43分)に同点ゴール。

1-1で迎えた後半は攻勢に転じたがたびたびの決定機を決めきれず終盤へ。オランダはわずかなチャンスにPA内でハンドを得てPKを決め、2-1と勝ち越しそのまま終了。

内容では互角(日本:シュート数12(12)、枠内シュート4(5)で( )内はオランダの数字)、後半は互角以上だったが課題の
  • 前半失点すると勝てない
  • 決定力不足
などで非常に惜しい試合を落としてい待った。試合終了後笑っている若い選手が写っているのを見て、負けても仕方ないと感じたのは私だけでしょうか? 全4試合を通じて一部の若い選手と中堅・ベテラン以上の選手の間に「ワールドカップへのこだわり」に距離感を感じた。 それが最大の敗因かも知れない。



2019女子サッカーワールドカップ2019:D組順位表  



チーム名

 

 2
日本
 4
 1
 1
 1
2
 3
 -1
 1
イングランド
 9
 3
 0
 0
5
 1
 4
 4
スコットランド
 1
 0
 2
 1
5
 7
 -2
 3
アルゼンチン
 2
 0
 1
 2
3
 4
 -1




2019サッカー女子W杯:なでしこジャパン事前予想    

この成績ならD組1位通過間違いなし!

対戦相手
スコア
得点
失点
勝点
アルゼンチン
4-0
4
 
3
スコットランド
2-0
2
0
3
イングランド
1-1
1
1
1
合  計
 
7
1
7

期待値:FIFA女子ワールドカップ2019でベスト8以上の成績を十分に期待できる成績 
 

なでしこジャパンの試合日程・放送予定

2019年6月10日 アルゼンチン戦
  • 試合開始時間 18:00(日本時間11日午前1:00)
  • 試合会場 パリ(Paris)/ Park des Prices
  • テレビ放送 6月11日 0:25~3:00 フジテレビ系列 
2019年6月14日 スコットランド戦
  • 試合開始時間 15:00(日本時間14日午後10:00)
  • 試合会場 レンヌ(Rennes)/ Roazhon park
  • テレビ放送 6月14日 21:49~0:10 フジテレビ系列
2019年6月19日 イングランド戦
  • 試合開始時間 21:00(日本時間20日午前4:00)
  • 試合会場 ニース(Nice)/ Stade de Nice
  • テレビ放送 6月20日 3:50~6:00 フジテレビ系列
 

2019サッカー女子W杯:なでしこジャパン代表メンバー

5月10日午後2時発表 
 
GK
  • 山下杏也加、池田咲紀子、平尾知佳
DF
  • 熊谷紗希、鮫島 彩、三宅 史織、宮川麻都、清水梨紗、南 萌華、市瀬菜々、宇津木瑠美
MF
  • 中島依美、長谷川 唯、三浦成美、杉田妃和、籾木結花、坂口夢穂
FW
  • 横山久美、岩渕真奈、菅澤優衣香、小林里歌子、遠藤純、植木理子→宝田沙織(植木理子がケガの為)  


まとめ  

若さと美貌?で際立つなでしこジャパンのワールドカップ試合結果を速報お伝えします。
その若さを武器に快進撃となるか、グループステージの最大の見どころはイングランド戦。この試合に勝利すればD組1位となりベスト8、その先の準決勝や決勝戦も現実味を帯びる。
みんな一丸となって応援しましょう。
羽ばたけ、なでしこジャパン2019!

2019女子W杯:スコットランド戦展望+なでしこジャパンのスタメン予想(6月14日)

2020-03-31 22:30:30 | サッカー女子ワールドカップ
FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会、なでしこジャパンは6月10日グループステージ第1試合、アルゼンチン戦を0-0 のスコアレスドロー、”最悪のスタート”を切った。

アルゼンチン戦、なでしこジャパンの先発(Line-up)メンバー予想をしたが、11人中10人を的中。外したのはFWの菅澤選手。でもこんな予想は外れた方が良かった。とにかく情けない。超格下の相手に勝ちきれない。まさしく”最悪のスタート”。

スコットランド戦は次の理由でイングランド戦より重要となってしまった。
  • 決勝トーナメントへ確実に進むには勝利必須
  • 勝てば決勝T進出確定(勝点4なら間違いなし)+D組1位通過の可能性
  • 引き分けた場合、決勝Tへ進むにはイングランド戦引き分け以上が必須
おそらく最もコンディッションのよいメンバーで臨むはずだが、この試合の先発メンバーはアルゼンチン戦から変更があるのか? 私なりの予想を試みたのでシェアしたいと思います。 

なお、この試合の結果についてはこちらの記事をどうぞ! 


なでしこジャパン 対 スコットランド 試合展望

スコットランド
  • W杯初出場 
  • 過去の成績:2013年以降対戦なし 
  • 2019年4月にブラジルに 1-0 勝利(なでしこも3月に 3-1 勝利)
  • スコットランドの攻撃力はそれ程でないが、守りは固い
  • NWSLで月間ベスト11にも選出されているユタ・ロイヤルズのレイチェル・コージー(Rachel Corsie)はチームキャプテンで守備の要
  • 攻撃の中心はK. Little(アーセナル)で2018/19シーズンは14試合8得点
  • 20歳のE. Cuthbert(チェルシー)は18試合8得点
  • C. Emslie(マンチェスターシティ)はイングランド戦でゴール
  • イングランドとの第1戦では1-2で敗れたが、前半のPK失点が敗因
  • 後半はイングランを無失点に抑え、しかも、1得点
 
スコットランド 2019年度の成績

(  )内の数字は相手チームの本数 緑色はTop10チームとの対戦
対戦国
月日
スコア
シュート
本数
枠内
シュート
ノルウェー
1.18
1-3
 
 
アイスランド
1.22
1-2
 
 
カナダ
3.1
0-1
 
 
アイスランド
3.4
4-1
 
 
デンマーク
3.6
1-0
 
 
チリ
4.5
1-1 
△ 
18(4)
10(3) 
ブラジル
4.8
1-0
7(16)
3(6)
ジャマイカ
5.29
3-2 
19(8) 
8(3) 
イングランド
6.9
1-2
8(14)
4(6)
 

なでしこジャパン 2019年度の成績

対戦国
シュート
(相手)
枠内
シュート
アメリカ
2.27
2-2
 5(13) 
2(6)
ブラジル
3.2
3-1
〇 
11(22)
6(6) 
イングランド
3.5
0-3
● 
12(10)
4(4) 
フランス
4.4
1-3
● 
6(24)
4(7) 
ドイツ
4.9
2-2
△ 
7(22) 
4(9) 
スペイン
6.2 
1-1
△ 
3(4)
1(2) 
アルゼンチン
6.10
0-0
8(5)
3(1)
スコットランド
6.14
 
 
 
 
 

なでしこジャパン 試合展望
  • 下位チームにはここ1年負けていない。普段の試合ができれば負けない
  • スコットランドは守備は固いが攻撃力はそれ程でない。0点に抑える
  • しかし、攻撃のリーダーがいない中、どう攻撃を組み立てるのか?
  • パスは回せるがフィニッシュまでのシナリオが充分に共有されていないのが不安要素(アルゼンチン戦で露呈)
  • 高倉麻子監督はアルゼンチン戦後に国際親善試合スペイン戦後と同じコメントを繰り返したそうだ。「攻撃のテンポが上がらない」。これはフィニッシュまでのシナリオを共有できていないか、あるいは、状況に応じたオプションが少ないからだ。分かっているなら「指導しろよ!」と言いたいところだが、メンバー固定が4月に入ってからでは遅すぎた
  • であるならば、PA近くでパスを回すのも必要だが、寄せられる前の正確なミドルシュートとセットプレーが勝利のポイント
  • 自陣のPA内でのハンドは故意でなくてもファウル、即PKなので要注意
 

スコットランド戦:先発メンバー・ラインアップ予想

結果的には、コンディッションさえ問題なければ、7~8人はアルゼンチン戦と同じメンバーで臨むだろう。とにかく無得点で終わった攻撃陣を総入れ替えしたいところだがそれは無理。
籾木選手、宇津木選手、コンディッションが良ければ小林選手の先発出場があり得る。13日の報道によると籾木、坂口、長谷川は別メニューだったようだ。岩渕先発も報じていた。よって、籾木と長谷川に代えて遠藤と岩渕を入れよう。また、監督談で「ギラギラした選手を使っていきたい」らしい。もちろん長谷川が大丈夫なら岩渕は切り札に残すだろう。左足首を負傷した長谷川は「問題ない」とのことで試合に出場するようだ。

スタメン 〇予想通り x予想外れ
表の数字は途中出場のプレー時間(分)

 
 
GK
山下
 
 〇
GK
池田
 
 
 
 
 
GK
平尾
 
 
 
 
DF
鮫島
 〇
DF
清水
 〇
DF
市瀬
 
 
 〇
 
DF
熊谷
 〇
DF
宇津木
 
 
 1
 
X
DF
宮川
29
18
 1
 
 
DF
 〇
X
DF
三宅
 
 
 14
 
 
DH
杉田
 〇
DH
三浦
30
DH
阪口夢
 
 
 
 
 
MF
籾木
 
 
 〇
 
 
MF
中島
 〇
MF
長谷川
 〇
FW
遠藤
 
13 
 16
FW
宝田
 
 
 
 1
 
FW
菅澤
 
30
〇 
FW
横山
 
 
FW
小林
 
 
 
FW
岩渕
 
 
 
 23
〇 
 

ラインアップ予想




 
なでしこジャパン代表チーム プロフィール

  • 若手主体
  • 最新FIFAランキング 7位
  • W杯最高成績:優勝(2011年)
  • 前回大会(2015年):準優勝
  • 平均年齢は24.0歳
  • 大舞台経験者は6名
  • 4月の欧州遠征からメンバー4名変更して経験値を高めた
  • 代表歴100試合以上は宇津木、鮫島、熊谷、坂口の4名
  • W杯・五輪での経験値が強豪国の中で最も低い
  • 平均年齢も強豪国の中で最も低い(22歳以下10名)
  • 日テレ・ベレーザから10名召集→9名(植木理子がケガの為、セレッソ大阪堺レディースの宝田沙織へ変更)
  • 海外プレーヤーはリヨン所属の熊谷とレインFCの宇津木の2名
  • 2019年度強化試合など強豪国との対戦成績:1勝2分2敗
  • 1勝はブラジル戦
  • W杯でなく東京五輪でメダル獲得を目標にした成長途上チーム
 

スコットランド代表チーム プロフィール

  • 中堅主体
  • FIFAランク20位
  • W杯最高成績:初出場
  • 前回大会(2015年):n/a
  • 平均年齢は26.9歳
  • 30以上は4名、22歳以下は1名
  • 初出場なので大舞台での経験者はKim Littleのみ。Kim Littleはロンドン五輪でイギリス代表として出場、アーセナル所属。今シーズンMFながら14試合で8得点6アシスト
  • 代表歴100試合以上はキャプテンRachel Corsieをはじめ5名
  • NWSLプレーヤーはUtah Royalsに所属するRachel Corsieのみ
  • スコットランドは2019年度の強化試合でブラジルに1-0で勝利
  • 一方、ランク39位のチリと引き分けている
  • 2019年度強化試合など強豪国との対戦成績:1勝1敗
  • 1勝はブラジル戦、1敗はカナダ戦 
 

W杯代表選手プロフィール(所属、国際Aマッチ、得点など)

☆2011年W杯優勝経験選手
★2015年W杯準優勝経験選手 
データは2019年4月9日現在
代表試合数:実際にプレーした試合数
 
GK 3名

池田咲紀子
  • 浦和レッズ・レディース
  • 168cm / 60kg
  • 26歳
  • 代表試合: 14試合
山下杏也加
  • 日テレ・ベレーザ
  • 170㎝ / 60kg
  • 23歳
  • 代表試合: 23試合
平尾知佳
  • アルビレックス新潟レディース
  • 172cm / 64kg
  • 22歳
  • 代表試合: 2試合
 
DF 8名

熊谷紗希☆★
  • フランス オリンピック・リヨン(ヨーロッパ最強)
  • なでしこキャプテン
  • 172cm / 60kg
  • 28歳
  • 代表試合: 49試合
  • リヨンではMF
鮫島 彩☆★
  • INAC神戸レオネッサ
  • 163cm / 53kg
  • 31歳
  • 代表試合: 56試合
  • 3得点
  • MFもOK
三宅 史織
  • INAC神戸レオネッサ
  • 165cm / 52kg
  • 23歳
  • 代表試合: 15試合
宮川麻都
  • 日テレ・ベレーザ
  • 159cm / 50kg
  • 21歳
  • 代表試合: 4試合
清水梨紗
  • 日テレ・ベレーザ
  • 156cm / 47kg
  • 22歳
  • 代表試合: 22試合
南 萌華
  • 浦和レッズ・レディース
  • 169
  • 169cm / 62kg
  • 20歳
  • 代表試合: 4試合
  • U-20日本代表キャプテン
宇津木瑠美☆★
  • アメリカ シアトル・レイン
  • 168cm / 59kg
  • 30歳
  • 代表試合: 45試合
  • 2得点
市瀬菜々
  • ベガルタ仙台レディース
  • 160cm/55kg
  • 25歳
  • 代表試合: 15試合
  • 0得点
 
MF 6名

阪口夢穂☆★
  • 日テレ・ベレーザ
  • 165cm / 56kg
  • 31歳
  • 代表試合: 52試合
  • 5得点
中島依美
  • INAC神戸レオネッサ
  • 158cm / 48kg
  • 28歳
  • 代表試合: 45試合
  • 11得点
長谷川 唯
  • 日テレ・ベレーザ
  • 154cm / 48kg
  • 22歳
  • 代表試合: 34試合
  • 6得点
三浦成美
  • 日テレ・ベレーザ
  • 155cm / 48kg
  • 21歳
  • 代表試合: 7試合
杉田妃和
  • INAC神戸レオネッサ
  • 160cm / 53kg
  • 22歳
  • 代表試合: 6試合
籾木結花
  • 日テレ・ベレーザ
  • 151cm / 49kg
  • 23歳
  • 代表試合: 24試合
  • 8得点
 
FW 6名

横山久美
  • 長野パルセイロ・レディース
  • 155cm / 52kg
  • 25歳
  • 代表試合: 32試合
  • 14得点
岩渕真奈☆★
  • INAC神戸レオネッサ
  • 156cm / 52kg
  • 25歳
  • 代表試合: 39試合
  • 14得点
菅澤優衣香★
  • 浦和レッズ・レディース
  • 168cm / 65kg
  • 28歳
  • 代表試合: 34試合
  • 8得点
小林里歌子
  • 日テレ・ベレーザ
  • 158cm
  • 21歳
  • 代表試合: 5試合
  • 2得点
遠藤純
  • 日テレ・ベレーザ
  • 166cm/55kg
  • 18歳
  • 代表試合: 4試合
  • 0得点
宝田沙織(植木理子がケガの為)
  • セレッソ大阪堺レディーステレ・ベレーザ
  • 168cm/59kg
  • 19歳
  • 代表試合: 0試合
  • 0得点  


なでしこジャパンは100%決勝Tへ進む!

 初戦のアルゼンチン戦で手痛い引き分けに終わったため、ネット上では早くも「監督解任」などの批判が続出しているが、これまでの実績を考えれば心配する必要はない。

エンジンがかかるのが遅いだけ。いつもはアメリカだったが、このワールドカップでは日本とオーストラリアの出足が悪い。何事も100%断言することはできないがなでしこジャパンを信じよう。



まとめ 

アルゼンチン戦を 0-0 のスコアレスドローで勝点3を逸したなでしこジャパンにとって決勝Tへ確実に進むにはスコットランド戦の勝利が必須。
勝利を逃せば、決勝T進出へ黄色信号が灯る。勝てばグループD1位通過の可能性は残る。

察するにアルゼンチン戦で引き分けたショックは若い選手にとって相当なものだろう。しかし、それを乗り越えなければ成長はない。精神的に厳しい試合になるだろうが、若さを前面に出してチャレンジャー精神でベストを尽くすだけだけ。

ただ、忘れてならないのは「なでしこジャパン2019W杯代表メンバー」としての「誇りと責任」。これを強く自覚して精いっぱいチャレンジして欲しい。

未来を拓け、なでしこジャパン!