昨日は神楽坂で演劇を見てきた
ピーチャムカンパニーの「口笛を吹けば嵐」
物語の結末を知った今でももう一度見に行きたいな、と思ってしまう舞台だった
(10/20まで公演中@神楽坂シアターイワト)
登場人物はその殆どが、表社会から半分足を踏み外したような人たちだ
でもその愚かさはけして指差して笑えるような類のものではない
むしろ生きる事にあまりにも真剣で、不器用な人たちなのだ
夢だとか、生きる事の意味とか、そうしたものと向き合おうとする人たちだ
ある者はナイフを、またある者は拳銃を握る運命になってしまったのも不器用さゆえのちょっとした過ち
2時間半、"ろくでもない"人生を送っている人たちの生き様が描かれる
街の裏通り?の小さなスナックで繰り広げられる色んなやり取りが印象的
様々な会話、出来事が矢継ぎ早に起こっていく
観客はその一つ一つを追うというより、舞台から発せられる人々のエネルギーに魅了される感じ
狭いスナックの中で色んな人の思いがかなりの速度でもって交錯するのです
それこそ嵐のように
それは人が持っている「生きるエネルギー」そのものなんじゃないか、とさえ思えてくる
劇中、そんな"ろくでもない"生き方をしてきた人たちが一緒に長渕剛の「乾杯」を歌うシーンがあって
みんなの満面の笑みに涙が出そうになった
かっこ悪い不器用な歩み方、しかしそんなの笑い飛ばしてしまえばなんてことない
そうだ、そうだよねえ人生ってそんなものかもねえ、って自分の中で色んなものが共鳴した
ほろ苦い心地よさだった
演劇が終わった後、ちょっとした流れで劇団の皆さんの打ち上げに少しだけお邪魔させて頂いた
場所は神楽坂の安い飲み屋
今日の芝居で実はこんなハプニングがあったとか、稽古中の話とか、みんな豪快に笑いながらわいわい話していた
日付が変わるまで飲んで、また明日から公演
そんなちょっと一般人離れした生活
そして今、飲み屋の席の間に飛び交う色んな笑い声
なんだかさっき見た舞台の中の話がこうして現実にまで繋がっているような錯覚を覚えて
自分は今とてつもなく素敵な場所にいると思った
演劇に生きるってこういう事なんだろうな
きちんと年何回、って芝居を打っても興行収入で食っていける人は少ない
みんなバイトなりなんなり仕事をしながら
それでも毎回の公演のために真剣に時間を注ぎ込んでいくんだな
全力で稽古して、演じて、飲んで、笑って
社会的に見たらもしかするとステータスは高くは無いかもしれないけど
そうやって過ごしていく時間の価値の高さ!!
気がついたら終電はとうの昔に過ぎていた
歩いて帰れます、と言って飲み屋さんを後に
歩ける、とはいえ少しふらつく足取りで神楽坂から白山の自分の家まで帰った
この前ブログに書いた「夜中の東京散歩」が図らずも実現できた訳ですね
結局家に着いたのは2時
歩いている間、酔ってるから、というだけでは説明できない
なんともいえない満たされた気持ちでいた
ここ最近のくすんだ日々の中にあって
久しぶりに幸せな一日だった
ピーチャムカンパニーの「口笛を吹けば嵐」
物語の結末を知った今でももう一度見に行きたいな、と思ってしまう舞台だった
(10/20まで公演中@神楽坂シアターイワト)
登場人物はその殆どが、表社会から半分足を踏み外したような人たちだ
でもその愚かさはけして指差して笑えるような類のものではない
むしろ生きる事にあまりにも真剣で、不器用な人たちなのだ
夢だとか、生きる事の意味とか、そうしたものと向き合おうとする人たちだ
ある者はナイフを、またある者は拳銃を握る運命になってしまったのも不器用さゆえのちょっとした過ち
2時間半、"ろくでもない"人生を送っている人たちの生き様が描かれる
街の裏通り?の小さなスナックで繰り広げられる色んなやり取りが印象的
様々な会話、出来事が矢継ぎ早に起こっていく
観客はその一つ一つを追うというより、舞台から発せられる人々のエネルギーに魅了される感じ
狭いスナックの中で色んな人の思いがかなりの速度でもって交錯するのです
それこそ嵐のように
それは人が持っている「生きるエネルギー」そのものなんじゃないか、とさえ思えてくる
劇中、そんな"ろくでもない"生き方をしてきた人たちが一緒に長渕剛の「乾杯」を歌うシーンがあって
みんなの満面の笑みに涙が出そうになった
かっこ悪い不器用な歩み方、しかしそんなの笑い飛ばしてしまえばなんてことない
そうだ、そうだよねえ人生ってそんなものかもねえ、って自分の中で色んなものが共鳴した
ほろ苦い心地よさだった
演劇が終わった後、ちょっとした流れで劇団の皆さんの打ち上げに少しだけお邪魔させて頂いた
場所は神楽坂の安い飲み屋
今日の芝居で実はこんなハプニングがあったとか、稽古中の話とか、みんな豪快に笑いながらわいわい話していた
日付が変わるまで飲んで、また明日から公演
そんなちょっと一般人離れした生活
そして今、飲み屋の席の間に飛び交う色んな笑い声
なんだかさっき見た舞台の中の話がこうして現実にまで繋がっているような錯覚を覚えて
自分は今とてつもなく素敵な場所にいると思った
演劇に生きるってこういう事なんだろうな
きちんと年何回、って芝居を打っても興行収入で食っていける人は少ない
みんなバイトなりなんなり仕事をしながら
それでも毎回の公演のために真剣に時間を注ぎ込んでいくんだな
全力で稽古して、演じて、飲んで、笑って
社会的に見たらもしかするとステータスは高くは無いかもしれないけど
そうやって過ごしていく時間の価値の高さ!!
気がついたら終電はとうの昔に過ぎていた
歩いて帰れます、と言って飲み屋さんを後に
歩ける、とはいえ少しふらつく足取りで神楽坂から白山の自分の家まで帰った
この前ブログに書いた「夜中の東京散歩」が図らずも実現できた訳ですね
結局家に着いたのは2時
歩いている間、酔ってるから、というだけでは説明できない
なんともいえない満たされた気持ちでいた
ここ最近のくすんだ日々の中にあって
久しぶりに幸せな一日だった