窓辺びより

毎日が平凡だなんてとんだ勘違い。カーテンを開けよう。ほら、今日も窓辺びより

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2010-04-29 18:01:38 | ひとりごと


千葉県柏市にある柏の葉公園に行ってきた。
周囲の街はまだ整備途中、高層マンションと広い更地が隣り合わせ。

だだっ広い更地っていいよね。
まだ何も決定されていない感じがする。
これからそこに何が出現するのか、分からない感じ。
空も青いし。

… …

何の変哲もない郊外の風景は特に絵になる物でもないけど
それ自体既にウン十年を経てきたものだから
ただただ同じような規格の家が立ち並ぶ面白みの無い風景は
意外と誰かにとって馴染み深い思い出の景色になるかもしれない

一般化するなら
イマイチだなぁと思う日々も
後から見ればなんだか良かったように思えて来る、って事か?
どうなのだろ

… …

合唱団の新入生向けレクリエーションって事で今日は柏の葉公園
風は強かったけど快晴のバーベキュー日和だった
空が青いってだけでいい一日だったって思える
色々と天候不順だった4月の中では印象の良い一日だったし

… …

幸せだと思っている時は全ての事の良い側面しか見えないし
不幸せだと思っている時は悪い側面しか見えないし
どちらもスパイラルだと思うのです。上るか下がるかそれは別として

切り替えないと、とは思うけど。

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2010-04-27 23:01:46 | ひとりごと
校舎内には小さな生徒用の控え室がある
その控え室に「チワワちゃん」っていう漫画があって、実験の終わった後それを読んでいた
面白かったと思う
でも、あまり良いお話ではない
バラバラ殺人事件の被害者となった「チワワちゃん」という20代の女性について、彼女に関係ある同年代の人たちが、口々に彼女についての印象を語る、そんなお話。
事件の詳細は一切触れられていなくて、みんなの回想がメイン。殺人事件だからって別に気持ち悪い描写とかがある訳じゃない。
舞台となっている時代は80年代?
登場人物たちは酒とかクスリとかその他色々ジャンクな感じのものと隣り合わせで生きてる感じ

語る人によって彼女の印象は大きく変わる。料理のうまい子だったという人もいれば、「あいつ、湯も沸かせない女だと思った」という人もいるし。彼女の死に涙する人もいれば、金銭や恋愛の事で関係がこじれ「顔をはたいてやろうかと思った」という人もいるし。
結局「チワワちゃん」が何者だったのか、読み終えてもよく分からない
独り身で東京に出てきて、結局仲間達とも深く分かり合えないまま死んでしまったんだな、というやるせない感じが残る
でもそれ以上に登場人物たちの語るチワワちゃんにまつわる回想シーンがどれも退廃的で。

確かに毎日をちゃんと生きてるだろうに全くもって停滞している感じしかしない
なんとなーくそこに生きている感じ。とびっきり楽しい訳でもなく、色々嫌な思いもしながら、それでもなんとなーく。
以前ある先輩の家で浅野いにおの「ひかりのまち」を読ませてもらったのだけど、雰囲気はそれに似ているように思った

「チワワちゃん」は岡崎京子という漫画家の作品で、「岡崎作品」というジャンルで色々評価されてるらしいのだけど、僕は今回初めて読んだからその辺りはよく分からない。
ついでに僕は浅野いにおもよく知らない
浅野いにおの漫画は今挙げた「ひかりのまち」と「おやすみプンプン」しか読んだ事がない
もっとも「おやすみプンプン」は友達の家に単行本があって
みんなで一通り読み漁った後ずーんと鬱になった覚えしかないけど



別に苦労もしないし人並みに喜びもあるけど、なんだか自分がろくでもない毎日を過ごしている感覚になったりする、そういうやるせない、なんともいえない雰囲気を描く物語は小説でも漫画でも最近多い気がする
物はいっぱい溢れているけど、心は一向に満たされない、っていうパターン
大抵そういう物語の舞台は郊外の住宅地だったり、地方の中核都市だったりする
どこにでもあるような街に住んでる、どこにでもいそうな自分の、パッとしない生活にうんざり、って感じ?
そして主人公たちは大抵、考えなくてもいいのにたくさんの事を考えている
毎日規則正しく学校に行って帰ってくるを繰り返せばいいのに
「このありきたりな生活の延長線上に、小さい頃に夢見てた大人の自分がいるなんて思えない」
なんて考え込んだりする
問うてはいけないような、答えなど無いような事を、たくさん。



そういう作品の需要があるっていう事は
今って誰もがなんとなーくもやもやしている時代なのかしら。

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2010-04-26 21:11:49 | ひとりごと
初対面の人に、夢やら将来の事やら色々笑顔ででっちあげる。
「いいなあ。やっぱりやりたい事があるっていいですよねぇ」その人の返事
そお?
別になーんも中身無いけど。

去年も最悪だったのに今年もまた最悪な一年間?
それだけは避けたいな
だからその為に捨てるべきものは捨てる
容赦なく

… …

「れいしゅん」と打ったらPCに麗春で返された。「冷春」のつもりだったけどそんな言葉はないのか
変な天気のせいで野菜も値が上がっているらしい
普通のホウレンソウが有機栽培のものと同じ値段で売られている
そのせいかいつもよりも有機栽培がよく売れてる気がする

日本の農業は「付加価値農業」らしい
価格では外国産に負けるが品質はピカイチ
けど園芸学の先生曰く
「そう、高い値段だから若い人が果物あまり買わなくなったんだよね」
らしい

手間ひま掛けて育ててるって分かっているけど
今夜の夕食に足りない野菜とか急いで買おうとすると
どうしてもやっぱり安い方に手は伸びる
この意識はある意味どうしようもないんじゃないのかな
だってお金節約したいし。不景気だし

… …

不景気とか、そういう暗い言葉はほんとは良くない
「どうしようもないよぉ、不景気だもの……」
って脱力感に襲われて何もする気がしなくなる
何もしたくない時の言い訳にだって使えるし

一番つまらないのは不幸の只中にいるんじゃなくて
不幸オーラを演出して被害者ぶる、そんな挙動



……理解はしている。
しかしまあ、ちょっくら疲れましてね。


とおくへいきたい。
おいしいものがたべたい。

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2010-04-26 00:07:14 | ひとりごと
風邪は大方治ったようだった。

今日は終日レポート作成
難しい生物学の話も最近ははてなみたいなWEBの質問コーナーに上がっているが
質問した人への解答者の態度がなかなかひどい


「質)今日実験をしたんですが、ウェスタンブロッティングの原理が分かりません」
「解)貴方はそんなことも分からずに無駄に実験をしたんですか?」


まあこの質問者もちゃんと予習してから実験しようぜ、というのはあるのだけれど
インターネット上の初対面でこの文面は無いじゃないか
分からないから学生実験で実験手法を学ぶのだし、本人だって学ぶ意思があるから質問しているのに
何も開口一番見知らぬ相手に嫌味を言わなくてもいい
見ていてなんだか不快。

… …


根津神社のつつじがきれいに咲き始めているらしい
友達からメールで写真をもらったので夕方頃つつじを見に行った
今神社はつつじまつりの真っ最中。屋台も出てるし神社の境内は賑やか
考えたらつつじでお祭りって珍しいんじゃないか。あまり地元では聞かない気がする
肝心のつつじは全ての木が満開とまでは行かず
それでも境内のつつじ園の入り口に
「遠目には見えませんが、近づきますと綺麗に咲いているものが多数あります」
なんて感じの看板があった
なんのためにつつじをフォローしているのだろうと思ったら、このつつじ園有料らしい

ちゃっかりしてるなあ、とも思ったがたくさんの人がつつじ園の中を歩いていた
花が咲いて、あたたかくて、今日は久しぶりにまともな春の一日
根津神社のつつじまつりはゴールデンウィークの終わりまで
東京在住でGWどこ行こうか迷っている人は、是非。

(空想) 古い机の落書き

2010-04-24 23:19:54 | 空想

さよなら、さよなら、さよなら
机の片隅に書いては消し、書いては消し、おかげでそこだけ木は黒ずんでいる
大げさに言って良いならリストカットのようなもの
痛ささえ怖い私は代わりに机を傷つける
さよなら、さよなら、さよなら
何から去りたいのか自分でも分からないけど
どうにもならないように感じる、そんな全ての物から

弱った所を見られないように生きるのが動物の掟
辛くても平気ですよって顔した方が格好も良いし
嫌いな人とも笑顔で話せた方がごたごたも起きないし
とにかく隠して生きればいいんだろう?

社交的な人たちはごっこ遊びが上手