窓辺びより

毎日が平凡だなんてとんだ勘違い。カーテンを開けよう。ほら、今日も窓辺びより

2010年雑感

2010-12-31 23:46:53 | 雑記
よい一年ではなかった
誰かを憎んだり、何かに戸惑ったりする事にあまりにも時間を使い過ぎた1年だった

9月、東へ向けてひたすら走った自転車で
そのまま東京なんかで立ち止まらず
北へ走り去ってしまったなら
その方が幸せだったと、今でも本気でそう思う

しかしどこかへ繋がる1年だろうと、信じている
負け惜しみでもよいから
そう言っておかないと、ね
地味に不幸な1年だった

周囲も悪かった

しかしそれ以上に駄目だったのは自分だ

来年の僕
いいか十年後の僕もよく覚えておけ
この最低の1年を忘れるな

理想だと思えた時間は
せめて合唱中の歌っている間くらい
それだけに歌うのは楽しかったし
本当はそれは同時に切なかった





こころざしなくして過ぎていく時間の

このくっだらなさを、つまらなさを、低俗さを、忘れるな


さよなら2010年
二度と同じような日々を送るものか

さよなら2010年
さあ失せてくれ

クソ野郎

振り返るものか


さよなら!
その怠惰よ、さよなら
冷め切った心も、さよなら
沸き上がる憎しみや軽蔑や嫉妬にさよなら
言葉の上だけで語られる理想と幻想にさよなら
さよなら、さよなら、さよなら


さあ
もうすぐ2010年がおわる。

79

2010-12-29 00:41:31 | ひとりごと
色々あって空いちゃった。
… …

「これからあなたが主役です/よければいっしょにおどりましょう」
とは『今日から明日へ』という合唱曲の中に出てくる歌詞の一節だ
小学校の頃からの友達が上京してきていて、今日昼から会ってきた
地元の人たちが就職していたり、あちこちでバイトしていたり、するらしい
なんかだんだん自分たちの時代になってきてるんだなあ、と思う
主役のバトンを持った走者が近づいてきている

それなのに自分はまだ、競技場の観客席に座ったままだ。


……
近頃調子は どうですか
人生のんびり 行きましょう
これからあなたが 主役です
よければ一緒に 踊りましょう  

遥か昔に出会ったはずさ
今日はなつかしい 
そうさ 同窓会だよね
元気だして笑い飛ばして
手を叩いて歌おう
君がいれば 心は踊る
今日から明日へと
動き始めてる
……


年明けに、また小学校の同窓会がある
みんなの進捗を聞いて焦る自分がいるだろう
結局自分はどこへ行くの


あんたはどこへ行きたいんだ。

… …

次に発行予定の「作品集」の制作を進めている
くそ忙しい中で1月~2月の完成を目指す
今のところいつかのような配布とかはしない予定、お店の販売(展示)分のみ

少部数(10~)から印刷に応じてくれる同人誌向けの出版社があり
飛びついてみたけど実は白黒限定だった
そうだよねそんなうまい話ないよねー
オールカラー/変則サイズ対応可(A4・B5以外)/少部数可
そんなすてきな印刷やさんがあれば教えてください

結局色々考えると時間はかかるけどおうちプリントになってしまう
あれをやってる時間は嫌いじゃないけどね
… …

2010年がもうすぐ終わる。
振り返ってあまりよい1年では無かった、と言えば
昨年もそれと同じ事を思っていた気がする
帰納法でいけば来年もきっとそうなるだろう。

虎で駄目だった1年を、兎が変えられるか

未来、というもの
否むことのできぬ希望

何度裏切られても、やっぱりそこに賭けるしかない

今年・12月の終わりに。

2010-12-24 23:44:19 | ひとりごと
涙があっただろう
今年も
涙ながらの歌があっただろう
固めた拳があっただろう
大笑いがあっただろう
今年も

... ...

決心はにぶっただろう
しかし去年とちがっただろう、ほんの少し
ほんの少し
ほんの少し
ほんの少し
今年は!
今年は
今年は……?





勝手ながら、谷川俊太郎の「今年」を改変して。


行く年、来る年。
実感と、予感と。
そんな12月。

気になっていた店

2010-12-21 23:25:48 | 写真
家の近くにある、ずっと気になっていた店を訪れてみた
ハンバーガーショップとバーが、一緒になった感じ



うん、こういう所好きだなぁ



可愛らしいクリスマスツリーとか


店内は落ち着いていてのんびり話のできる良い空間でした


サービスで出して頂いたハーブティー
家に帰ってから調べてみたら、「茉莉繍球」というものらしい
まつりしゅうきゅう、と読めばいいのかな
お湯に入れるとこうやって花が開いてくる
良い香りのお茶でした

(空想) いつもここから

2010-12-19 03:48:19 | 空想


ここから始まる
うたも ものがたりも
全てがいつも ここから始まる

よろこびも かなしみも
全てここから
時には離れたいと
どこか遠くへ行きたいと
そう願って止まないはずの
この場所から

憧れはいつも海と空のかなた
この身体で触れる事は無く
だからそれは誰のうたでも
ものがたりでも無く

よろこびも かなしみも
全てここから
今立っているこの場所から
目を瞑りたくなるような
駅前スクランブルのような
煩わしい雑踏の中から

誰にも触れずに済めば
胸の内には波風一つ立たず
しかしそれは指揮者を待つ
楽団の静けさに過ぎず 

肩と肩 手と手の触れる
この距離だ
息苦しい雑踏の中の
この距離を愛おしめ

ここから始まる
よろこびも かなしみも

わたしのうたとものがたり
全てがいつも ここから始まる



終劇・2010年度版

2010年度定演も無事、成功しました。