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剣道の八段選手権大会のUST

2012-04-18 20:20:51 | 剣道
週末は体調を崩していたので、剣道の八段選手権大会のUSTを追ってました。見た方いらっしゃいますでしょうか?知り合いでは多分いないかなと思います

こちら毎年開かれている剣道八段の選手権大会。ちなみに剣道の八段は合格が司法試験より難しい(毎回約1%)の難関。
優勝されたのは群馬代表の谷選手。過去全日本にも何回か出場されていますが、出場されている多くの先生からすると凄く知名度が高い訳ではないと思うのですが、その勝ちっぷりたるや圧巻でした。

印象的だったのは3回戦、愛知県警で特練の猛者を相手に毎日稽古を重ねている東選手、現役選手とも遜色ないくらいの動きっぷり。ここは手数や今までの勝ちっぷりから東先生が有利なのか?と思って見ていましたが、そんな怒濤のような攻めに動じず、最後は小手を余して面。


準決勝では全日本で過去三回優勝されている長身の西川先生に対して間合いに入ったところを合わせて面、そしてすかさず攻め込み、迷いのないかつぎぎみの面で二本勝ち。


決勝では上段の東一良先生に対して延長での長期戦、気持ちを切らずに攻め入り、面で優勝を決めました。(映像は決まった瞬間)

何より優勝した谷選手の試合ぶりで関心したのは、どう攻め込まれても決して心が動じなかったところでしょう。小さい画面でしか見てないので細かいところまで解りませんが、少なくとも動じたようなそぶりは全く見受けられませんでした。心が動かない試合っぷりはまさに八段の剣道でした

八段選手権の凄いと思うところは、過去全日本選手権で優勝を重ねた先生や、警察の剣道師範代の先生方が必ずしも優勝するという事ではないところ。
全日本では八段に行くに従って、肉体的な技術よりも心の勝負に移行していくのかも、と感じさせてくれる内容でした。もう少し時が経ち、リアルタイムで見てきた宮崎さんや石田さんがこの選手権に出場される頃になったら、どんな内容になるだろう?と今からちょっと楽しみだったりします。

またコアな見方としては、今現役で活躍されている選手の師範といえる方々が多数出場されているので、剣風がそっくりだったりします。北海道代表の古川先生は高校時代の教え子でもあるあの栄花選手の剣道を彷彿とさせますし、愛知代表の東先生の足裁きの間合いの入り方、突き技などは愛知県警の近本選手と非常に似ていました。会場で見ていた人は、おおっと思ったことだと思います


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