さて、駄菓子突撃取材も第2回目を迎えました。こんな文章を書いているなんてよっぽど暇なんだろう、と思う人もいるかもしれませんが、単に以前テキスト化したものをコピー&ペーストしているだけなので1分で終わるんです。
今回ご紹介させていただく「港常」は、あの「あんずジャム」でおなじみのメーカ-です。
大正4年から3代にわたっってあんずにこだわり続けた港常。いったいどんな人物が創始者なのだろう。
港常(以下港);「創始者は千葉の富浦で漁師の子として産まれたんですが、それが嫌で上京し、飴やに弟子入りしたんです。そこの地名が港長で、自分の名前が鈴木常吉というものだから、頭文字を取って港常としたわけです。」
あんずという事で当然収穫の問題などあると思いますが、どうなのでしょう?
港;「最初は信州で採取していたんですが、現在は輸入100%で、米国や中国を拠点としています。シーズンは3~8月なのですが果物だけあって冷害に弱く、今年(当時ウン年前)もかなり落ち込んでいます。」
作業は8割方手作業で、30年以上のベテランらしいが、人間がやることなのでやはり種が入ってしまうなどの問題もあるようだ。では商品に関して工夫している部分は?
港;「基本的にパッケージなんかは人気の商品の模倣をすれば売れるんですよ。でもあんずを扱っているのはうちくらいなんで、ダメなんです。」
...なんとも駄菓子屋らしい発言!首都圏をメインに出荷している港常。地方に出荷する予定はないのか?..と聞くと何とも意外な返答が!
港;「関西の人はね、あんずは全く食べないんですよ。東京の人が昆布を食べないのと一緒でね。だからこれからはあんず以外のものにも着手するつもりです。」
東と西では味の好みがはっきりと別れているのが駄菓子の特徴でもあるらしい。今後これをどう変化させていくのかが、ターニングポイントといえるのかもしれない....。
次回は「梅ジャム」でおなじみの、梅の花本舗です。
今回ご紹介させていただく「港常」は、あの「あんずジャム」でおなじみのメーカ-です。
大正4年から3代にわたっってあんずにこだわり続けた港常。いったいどんな人物が創始者なのだろう。
港常(以下港);「創始者は千葉の富浦で漁師の子として産まれたんですが、それが嫌で上京し、飴やに弟子入りしたんです。そこの地名が港長で、自分の名前が鈴木常吉というものだから、頭文字を取って港常としたわけです。」
あんずという事で当然収穫の問題などあると思いますが、どうなのでしょう?
港;「最初は信州で採取していたんですが、現在は輸入100%で、米国や中国を拠点としています。シーズンは3~8月なのですが果物だけあって冷害に弱く、今年(当時ウン年前)もかなり落ち込んでいます。」
作業は8割方手作業で、30年以上のベテランらしいが、人間がやることなのでやはり種が入ってしまうなどの問題もあるようだ。では商品に関して工夫している部分は?
港;「基本的にパッケージなんかは人気の商品の模倣をすれば売れるんですよ。でもあんずを扱っているのはうちくらいなんで、ダメなんです。」
...なんとも駄菓子屋らしい発言!首都圏をメインに出荷している港常。地方に出荷する予定はないのか?..と聞くと何とも意外な返答が!
港;「関西の人はね、あんずは全く食べないんですよ。東京の人が昆布を食べないのと一緒でね。だからこれからはあんず以外のものにも着手するつもりです。」
東と西では味の好みがはっきりと別れているのが駄菓子の特徴でもあるらしい。今後これをどう変化させていくのかが、ターニングポイントといえるのかもしれない....。
次回は「梅ジャム」でおなじみの、梅の花本舗です。
まだある。―今でも買える“懐かしの昭和”カタログ (駄菓子編) (大空ポケット文庫)初見 健一大空出版このアイテムの詳細を見る |
そういえば、缶ビールのデザインが似てるといって大手ビール会社が対立したこともありましたね。あまりえげつない模倣はいけませんが、「学ぶ」は「まねぶ」ですから、人気商品をしっかり分析する目が大事だと改めて気づかせてくれました。
インディー○ョーンズとハム○プトラ、ダイハ○ド2とスピ○ド、のように過去のヒット策に似せるのはどこか面白かった、というイメージが頭の中に残っているからなのかも。
例えば私の大好きな明治のカールというスナック菓子。
関西では「うす味」が売れるんですが、全国的には「チーズ」が一番の売れ筋です。
私が仙台に住んで時にもともと仙台には売っていなかった「うす味」が発売になって喜んでいたのですが、あっという間に終売になってしまいました。よほど人気がなかったんでしょうか?
インスタント袋麺なんかはもっと苦労します。
私はサッポロ一番のしょうゆ味が好きなんですが、これって意外と関東や関西以外では売ってないんです。
博多の人はしょうゆ味のラーメンなんて、どうしてうどんと同じような汁でラーメン食べるの?という具合です。
食べ物の地域密着は根強いものがありますね。
サッポロ一番のしょうゆ味も..。博多でラーメンといえばとんこつを指すように、小さい頃からの刷り込みって大きいのかもしれませんね。