カーテン&リノベーション スタッフ奮闘日記

快適な住まいづくりのお手伝いを第一に考え、日々、当社スタッフ達が色々な現場で経験した事、日記にして行きます!!

悪貨は良貨を駆逐

2007-07-17 16:44:19 | Weblog

今日は祇園祭り、山鉾の巡行日と言うのに未だ梅雨も上がらず、鬱陶しい日です。

九州は台風4号の余波で大雨、新潟は大地震でお気の毒です。

北海道で牛肉コロッケが豚であったり、中国では肉まんに段ボールくずを炊き込んだり、

羊頭狗肉は何千年経っても変わりません。

いつの世ももっと儲けて楽(らく)したいと思うけど、

インチキして儲けよう は心が貧しい。

安くする為に品質を落とすのは、常套の手段だが、今の世の中、品質の低下した品が

横行してきている気がする。

これは作らせる側の責任かも知れない。良くて安い物は誰もが望む処であるが、

少々高くても良い物を作って使ってもらおう、と思っても、良く似た物で安い物が近隣にあると

安くしないと売れない。と売る側のほうは錯覚する。

大手量販店と取り引きあった時、例えば2,480円売りで品を持って行っても

バイヤーは1,980円売りにしてくれ、となる。

値段は安くなるが段々品質が落ちてくる。

安くて、それなりに納得で使える物も沢山あるが、

衣料、タオル、製材、回転ずし、カーペット、カーテン、・・・我田引水

然し、どの業界の方々も同感でしょうし、

粗悪品を造らないよう、いや、むしろ良い物を造って、良い物であると認めて貰えるよう

差別化に苦心されておられると思います。

 

 

 


無料は ホントに無料か?

2007-07-05 16:18:36 | Weblog

どの業界も商戦が激しい。

5割引はよくある。7割引、8割引となるときず物か廃盤品かちょっとアヤしい。

業者(自分も含めて)は、お客様に来て頂く為に、無い知恵を絞って

あの手この手をひねり出すのに苦労する。

究極は無料である。

無料配達、無料見積、無料採寸、お仕立て無料、施工費無料など。

業務のついでに出来る無料は、サービスの一種と考えられる。

見積無料、採寸無料となると、賢い消費者の方の中には

それを持って他の業者で見積もらせる。

これは相見積もりの範疇に入るが、そのまま他の業者に見せて、それより安く出来ないか。と

安く買いたいのはわかる。

真心込めて、お相手して、提案して、それが仕事であるとは言え

無情を感じさせられる。幸い当社に来られるお客様は皆無のようである。

 

縫製無料となると、どんな縫製の仕方をするのか、疑問に思う。

これは、カーテンのことを取りあげて言うのだが、既製品でも

糸が吊ったり、歪んだ縫い方であると返品される。

ひと窓何万円もするカーテンのお仕立てが無料で誰が縫ってくれるのか、

近頃のカーテンの布地は、細いデリケートな糸が、複雑な織り方で作られている。

縫い方も、そんなデリケートな布地に相応した縫い方が要請される。

ただ縫えば良いと言う物ではない。

最近はカーテンの縫製も美しく縫い上がる縫製設備が機械化されて

熟練度が不要になり、省力化されてきてはいるが、 

相応の広さと数千万円のおかねがかかります。

無人では出来ないしタダではできない。

みんなが帰った後、社長が一人ミシンを踏んでも

電気代、機械の消耗、と、費用がかかっています。

これが無料でできますか?

我が社にも、小さいながら縫製場があります。20年以上の熟練者ばかりです。

1級技能士さん始め皆さんがが難しい注文をこなして呉れてます。

お客様からオーラが出る時があります。

カーテンレールの取り付けも大工さんやバイトが付けるのと、

うちの社員が取り付けるのとでは、ちょっと違います。

黄金比率と言うのがあります。上下左右のバランスが最も美しいとされる比率です。

うちの社員はこれを心得て取り付けをしているのです。

 

うちでは、縫製無料や、取付け無料は出来ません。

お安くする努力は一生懸命しますが、その為に手抜きや質を落とす事はご免です。

 

モノの価値や行為を正当に評価して頂くお客様と、一生のお付き合いをしたいです。