カーテン&リノベーション スタッフ奮闘日記

快適な住まいづくりのお手伝いを第一に考え、日々、当社スタッフ達が色々な現場で経験した事、日記にして行きます!!

温熱バリアフリー③ 断熱材考察

2010-04-02 16:04:26 | Weblog
断熱材には色々あります。

1 断熱材で最も多く使われているのが、 グラスウールです。
  ガラスが原料で綿状の原料を紙で布団の様に包み、45x180又は
  30x180(cm)で、厚さ5~10cmの材料を外壁と内壁の間や
  屋根の裏、或いは床の裏に並べて家全体を断熱材で包む方法。

2 ロックウール  石などを繊維化してグラスウールと同じ布団状に
  したものを、隙間無く並べる。

3 発泡スチロール系板状断熱材。

  以上は、固形のもので、日本ではこれらの断熱材を多く使っていますが、
  きっちりと隙間無く並べても、合わせ目に隙間がどうしても出来る事が
  断熱性・気密性を損ないます。

  もうひとつの見逃せない欠点は、結露に対して吸湿性が無い点です。

4 液状ウレタンを壁や天井に10~20cmの厚さに隙間無く吹きつける。

5 セルローズファイバー   古新聞等を粉砕し綿状にして、硼酸を加えて
  耐熱性を持たせ、これを 4と同じく隙間なく吹きつける。
  断熱、遮音、防炎性の高い断熱材である。  紙であるから吸湿性も高く
  断熱材としては最も優れていると思います。

   日本では知名度も低く、シエアーも少ないですが、アメリカでは
  最も多く使われている断熱材です。

  高気密、高断熱と言いますが、どんなに優れた断熱材を使っても、
  隙間があると熱(温度)が逃げるわけで、
  
  1~5の中では、私は「5」のセルローズファイバーが高気密高断熱には
  最も優れていると思います。