カーテン&リノベーション スタッフ奮闘日記

快適な住まいづくりのお手伝いを第一に考え、日々、当社スタッフ達が色々な現場で経験した事、日記にして行きます!!

こだわり

2007-06-16 13:09:28 | Weblog

20年以上も昔から、カーテンやカーペットをご用命くださっているお医者様、

もう、お年でちょっとご病気になられたのを機に廃業され、有料老人ホームに移られるということで、

奥様が相談に来店されました。

マンションと同じ作りで、雨戸がないので朝早く目が開くので遮光カーテンにして欲しい。

お部屋を拝見に参りますと、仮吊りの遮光カーテンがついてあるのですが、ベージュ色の

学校のカーテンのような殺風景な感じ、それにレールの上から、掃き出し窓の左右から、

下の畳との間から光が漏れています。

遮光カーテンが付いていても、これでは落ち着かない。

 

奥様がお選びになった柔らかなグリーン系の水芭蕉の柄のカーテン布地に、遮光度一級の裏地を付け、

カーテン本体の仕上がり寸法を横幅を左右15センチずつ長く作り、左右両端を

レールのキャップに引っかけずにクルッと廻して窓ガラスに近い方のレール(レースを吊す)

のキャップに取り付けた。 写真をご覧ください。

カーテンの両端から左右に90度壁側に廻っているので左右の光漏れは殆ど防げた。

丈も畳との隙間が開かないように3センチ長く引きずる様に作った。

レールの上からの遮光対策は、共布地に裏布地を付けた20センチ×3メートル程の 

帯状のものをレールの前に天井と隙間が空かないように取り付け、

取り付けには上飾り用金具を使って、取り外しが楽なようにした。

本来なれば、両サイドに袖カーテンを付けホテルの様にしたいところだが、

お部屋が変わるかもしれないと言うことを聞いていたので省略した。

こんな事が手早く出来るのも、社内に縫製工場があって熟練の

一級技能士が難しい注文を気軽に対応してくれるからだ。感謝!感謝!

ふくれ織りの薄みどり色した水芭蕉の模様が、柔らかく落ち着いた雰囲気を醸しだし、

癒やしと憩いのお部屋になりました。

上飾りに取った布地が残りりましたのでカーテンと共布地のクッションを

作って差し上げました。

どうぞ、おだいじになさって下さい。

 

 

 


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