NHK2チャンネル日曜朝8時から”ルソンの壺”という番組があります。
先日の番組はアンリ・シャルパンティエの紹介。
10年前は群を抜いた存在であったのが、他社も勉強して追いついて来て、差が無くなってきた。
売上げも横ばいである。
そこで蟻田社長はどうしたか、と言う話である。
値段を安くして競争する、というレベルの低い話と違う。
パリの一流ホテルのケーキを食べ廻り、自社製品とのギャップを悟り、フランストップの職人(パティシィ
エというそうな)を日本へ招き、味見をして貰った。
結果、アンリのケーキは、日本のケーキ、世界に通じてないと言われた。
そこで蟻田社長は企画会社を立ち上げ、工業デザイナーを入れ、素材の開発、売場のデザイン売り子
の服装など、とことんこだわりの拘りで、更なる差別化で新しい境地へ展開しておられる。 と言う話。
デパ地下の洋菓子(スイーツというそうだ)の売場は、どのお店も華々しい競争をしている。
その中でもアンリのコーナーはひときわ人だかりが目立つ。 おやすくないのに。
要するに小手先でなく、あれでもない、これでもない本物に良い物作る事と、それだけでなく
よく見えるような見せ方、プレゼンテーション、日本語で言えば”売り物に花を飾る” 事まで
しないと、競争に勝てないよ と言うことを勉強させて頂きました。