奄美自然観察記

高のフィールドより

【トカラ列島の自然④】 横当島 

2012-07-18 19:06:21 | 鳥類

2日目(9日)は、早朝5時過ぎには宝島を出港し、
約3時間で横当島(よこあてじま)に到着。瀬渡し船
からカヌーで上陸のためのハシゴを運んだり、かな
り大変でした。一昨年も上陸したことがあり、標高が
500m近くもある東側の山は登ったことがありますが、
今回は低い西側の山(西峰)に初めて登りました。




拠点・宝島から約42kmも離れているトカラ列島最南西端
に位置する横当島が、約2時間半ぐらいで見えてきました。
右側の山頂付近から崖崩れがある島は、隣の上ノ根島。



瓢箪のような形をした横当島の西峰の中腹からみた高い
東峰。標高495mもあり山頂付近には霧で覆われています。



初めて登った低いほうの西峰の中腹。はだけた東峰に
比べれば、随分緑に覆われていて、時折アカヒゲなどの
鳴き声も聞こえてきます。



西峰の中腹には、錆びて古くなった重機が放置されて
いました。90年代に自生のビロウなどを採掘(盗掘)し
ていたようです。



山頂周辺の上空を飛びまわっていた3羽のハヤブサ
若い個体もいて繁殖している可能性があります。



メジロが数羽近くに来て、何とか撮影できました。おな
かが灰白色で、おそらく亜種リュウキュウメジロではな
いかと思われます。



中腹の草地にいたチュウサギ。他に骨になって残って
いたアマサギの死骸もみました。



林の木の幹に止まっていたクロイワニイニイ。結構たく
さんいて、なかには菌類にやられているももいました。



これも木の幹にいたキセルガイの仲間。ヒルグチ
ギセル
に似ていますが、違うかもしれません。



草地にあったシマイボクサ。すでに花は咲き終り
実になっていました。



西峰は、岩肌でゴロゴロした東峰と違って樹木も
多く、風当りが強いため風衝林になっています。



5年前の今日

この記事についてブログを書く
« あの頃チャンネル(2008年07月... | トップ | 【トカラ列島の自然⑤】 上ノ... »

鳥類」カテゴリの最新記事