林床に今にも朽ち果てそうな倒木があり、杖で突くとポロッと崩れ
中に1匹のコオロギがいました。そういえば林内に時折「グィ~」と
鳴き声が聞こえていたと思ったら、やはりこのクチキコオロギでした。
この個体はメスなので翅が退化しているのですが、オスは小さいな
がら翅があり、特に夜によく鳴いています。コオロギという名は付い
ていてもマツムシ科で、成虫は森林などでほぼ1年中見られます。
【島口バージョン】(キシゆむた)
山ぬしゃーなんてぃ、なまなんてぃくずれぃちゃげさんとぉれとぅんキィ
ぬあてぃ、ぐぃしつちゃとぅポロッち崩れぃてぃ中じちいちぬコオロギ
ぬうりょうたっと。がしぃいいば山ぬ中なんてぃとぅきどぅき「グィ~」ち
いゅん鳴きぃぐいぬきかちゃんち思たっとぅ、やっぱしくんクチキコオ
ロギだりょうたが。くんむんやウナグあんかな翅ぬねんなとぅんば、イ
ンガやいなさんば翅ぬあてぃ、とぅっくにゆるひっただか鳴しゅりょっ
と。コオロギちいゅん名や付ちゅんばマツムシ科あてぃ、ふっちゅ虫
や山きゃじて~げ1年中にゃあれぃっと。
> 鳴いています。
コオロギもスズムシ同様、翅で擦り鳴くのですか?スズムシの翅の振幅は相当速いですがこのコオロギも同様でしょうね。
ところが鳴き声が「グイ~」ですから、喉からの発生ですかね?
が、他のマツムシ科同様、翅を摺り合わせるこ
とで音を出しているものと思われます。人によ
っては「ギィ~」tも聞き取れると思います。