奄美自然観察記

高のフィールドより

枝手久島ウォーキング観察会  マルバニッケイなど

2018-05-27 23:38:39 | 植物








奄美群島に属する東シナ海の最大の無人島・枝手久島(面積5,81㎢)、かつて昭和時代に二人の夫婦が住んでいたこともあったのですが、現在は無人島となっています。宇検村宇検漁港から瀬渡し船に乗って、枝手久島に上陸しました(写真2枚目)。島に上陸して海岸線を歩き始めると、波打ち際を悠々と泳いでいったのは大きなウツボ(写真3枚目)でした。しばらく歩いてい行くと、マルバニッケイ(写真5枚目)が美しい花を咲かせていました。そして海岸近くではよく目にするキダチハマグルマ(写真6枚目)ですが、いつも見るものよりは葉も花も大きく、変種・オオキダチハマグルマの可能性もあります。浜でじっとしていたのは、コアシダカグモ(写真7枚目)だと思われますが、色合いが結構違うようです。ちょっと動いたりしていて、まだ生きているようでした。







ふかふかに柔らかい砂地を歩いて行くと、さまさまな植物に出会いました。花が咲き始めていたオキナワキョウチクトウ(写真2枚目)や、まだ花が開いていなかったシマセンブリ(写真4枚目)などのほかに、小さな沢があった湿地では、マングローブなどで見られるヒトモトススキ(写真4枚目)の群落などもみられました。海岸線に沿ってたくさんのアダンの実がなっていたのですが、一か所ではオレンジ色に熟して実の一部がぽろぽろに落ち始めていたので、子どもの頃を思い出して食べて観ると、結構甘い味がしました。出発地点から約2kmほど行ったところに「いひゃどり浜」と呼ばれているところがあり、そこでお弁当を開き、少し休憩した後に引き返して帰ってきました。梅雨に入っていて天候が心配されましたが、途中ちょっとだけ小雨が降っただけで、無人島の海岸線ウォーキングを楽しむことが出来ました。

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