奄美大島の南部(写真1枚目)から次々と松くい虫(マツノザイセンチュウ)による松枯れが北部にも広がってきています。奄美に自生しているのはリュウキュウマツで、世界的に見れば南西諸島の固有種とも言えるマツです。松くい虫によって枯れた松は、行政によって伐倒駆除などが行われていますが、なかなか松枯れのスピードに追い付いていないのが現状です。そんななか、北部地域の林道脇に「樹種転換促進(生松択伐施業)」の看板(写真2,3枚目)を見つけました。枯れた松のみならず、生きた松も伐採(択伐)し、森林を広葉樹林へと樹種転換を促進するというものです。このような事業は初めて知りました。リュウキュウマツは二次林にあっても、一樹種(松)としての役割を果たしているようにも思えます。まぁ、もともと海岸周辺から林縁周辺など開けた場所に生える性質のあるリュウキュウマツですので、二次林にあってはいずれその居場所を広葉樹種に空け渡さざるを得ないのですが・・・、などと、ちょっと色々と考えさせられました。
5年前の今日
【島口バージョン】(キシゆむた)
長くなりましたので、省略させていただきます。すみょうらん。